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2022年の棚卸し①



今年は自分を見つめ直した一年で
無理せず気持ちよく暮らすことをモットーに過ごした。
そんな一年の締めくくりに、生活のことを記録してみる。



【出汁の話】
味噌汁を大事に食べるようになった。
躊躇わず鷲掴みにできる業務用鰹節バックを買い、
キッチンペーパーとザルを手に取れる範囲に置いておき、
近所のスーパーで買ったアルミの雪平鍋に湯を沸かす。
アルミ鍋は軽いから洗い物が苦じゃない。
湯が沸いたら火を止めて、
鰹節を片手で一掴み入れる。
多少鰹節が台所に散っても気にしない。
適正量はよく分からないが、「思い切ってたっぷり」がいいらしい。
無意識にケチってしまう性格なので、「一掴み」のあと、あえてひとつまみ分、追加する。

時間は感覚で、多分2、3分放置。
どこかのレシピで1、2分っていうのを見たけど、ほら私はケチな性格なので…
すぐ濾すのはもったいない気持ちが勝ってやや長め。
ここで揺らしたり、よく出汁が出るようにと絞ったりすると
ちょっとえぐみが出る。あくまで放置。

味噌汁を作る小鍋に適当にザルを置き、キッチンペーパーを敷き、
その上からアルミ鍋の出汁を注ぐ。
コツはさっきと同じ、よく出汁が出るようにと削り節を絞ったりしない。
ただ無心で注ぐだけである。
鍋に残った出汁がらは、刻んで炒り煮にして佃煮にするといいけど、
まあ無理はしない。無理は挫折の第一歩だから。
余裕があれば2次活用、ちょっと余裕があるなら冷凍、そうじゃなければ捨てる。

あとはだし汁に切った野菜を入れて煮て、味噌を入れる。
これだけでめちゃくちゃ美味しい。


もっと手をかけたい時は、出汁を取る用の水に昆布を浸しておく。
ここでも量は適当。何となくいつも手のひらサイズ2枚くらい。
湯を沸かして沸騰する直前くらいに昆布を取り出す。
そこからは上に同じ。
だいぶ定着したので来年は煮干しと干し椎茸もやりたい。


【味噌の贅沢】
冷蔵庫を少し大きいものに買い替えたこともあり
味噌汁を大事に食べるようになってから、味噌を何種類か常備するのにハマった。
普通のスーパーで売ってるものを、多い時で3種類くらい。ローテーション。
保存がきくし体にいいから合理的だと自分では思う。

夏のきゅうりにつけて齧るのは定番の合わせ味噌
豚肉の味噌漬け焼きに香ばしい麦味噌
地味目な献立の味を引き締めるキリッとした仙台味噌
旬の白菜を楽しみたい時は甘めの麹味噌の味噌汁

味噌漉しは使った方がいいと思う。うちは無印良品の。
やっぱり使うと美味しい。
麦や麹のかすはそれごと食べてもいいし体にもいいだろうけど、
濾すとより美味しい。今の私の中では美味しいが勝つ。


【ご飯の幸せ】
昼のお弁当に炊き立てご飯を持っていくようになった。
今までは冷凍ご飯を朝解凍して持っていっていたけど、それだとどうにもテンションが上がらなくなってきて。
かといって朝は難しい作業をしたくない。夫と私の二人分だから尚更。
そこでおかずは別タッパーに予め詰めて冷蔵庫に入れておき、
2合だけ、タイマーで朝炊き上がるようにセットする。
お米は無洗米。

朝はおかずタッパーを冷蔵庫から出し、ご飯タッパーに炊き立てご飯を詰める。
余ったご飯は、やはりタッパーに入れて、こっちは冷凍する。量が少ないからすぐ終わる。

これでだいぶQOLが上がった。
冷蔵庫が小さかった今まではどちらかというとおかずを朝詰めていたけど、
おかずの詰め合わせを先に用意しておき、朝はご飯を詰めるだけの方がずっと単純作業で、無理がないと今更ながら気づく。
朝炊き上がったご飯は、昼休憩に食べてもやっぱり美味しい。


写真と文/皐月




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