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日本国紀にまつわる話。

 昨年末に百田尚樹氏が「日本国紀」を上梓した。この書籍は発売前から話題を集め。一ヶ月前からamazon総合1位を突っ走ってきた。当然オレも注文し発売日には手元に届いた。

さて、本書の内容は、日本という国家の成り立ちから現代までの通史で、学校で教えられる日本史と大分違う事が書かれている訳です。しかし、一般的な日本人ならこの本を読んで「日本人と産まれた事が誇りに感じられる」だろう。

オレは最も左翼的な教育を受けている世代で、学校の歴史では、日本はかつて軍部という悪い人たちがいて、アジア各国を侵略し多大な迷惑をかけた帝国主義の極悪国だった。それを正義の民主主義国家米国が鉄槌を下し日本は反省して理想の社会に変わるべく戦争を放棄する素晴らしい憲法を掲げ民主主義を守り今日に至る。(要約するとこんな感じ)の教育を受けてきた。

こんな教育受けて自分の国に誇りなんか持てるわけない。だけど、色々な場面で日本が他国より優れていると感じる事は凄く多いんだよね。若い頃オレは戦争を引き起こした極悪日本と素晴らしい日本人って所に凄い違和感を感じていたから歴史をオレなりに勉強してきたって経緯があります。

だから日本国紀を読んで、多くの人が日本を誇りに思ってくれることを願っていますね。平成最後の年に自国を愛せる切っ掛けになる書籍が世に出たことは意味があると感じますね。

発売当初から日本国紀は近年にないベストセラーとなったが、批判する人たちも大量に出現し「日本国紀は極悪の嘘八百のほら話の極右本」みたいな批判を浴びせられている。しかし批判を見ていくと、記述の些細な間違いや意味の捉え方などの批判が殆どで、ハッキリ言ってどうでも良い事柄だと感じている。

この日本国紀は作家・百田尚樹氏が見る日本であってその目線から見る日本は誇らしいのです。筆者は歴史を決してねじ曲げて書いてあるとは思えません、事実は事実として記録に残っていることなので曲げようがありませんが、その解釈は百田氏の個人の解釈なのです。それが、現在でも持ち続ける日本人の特性や美意識や規律に合致するのです。

学校で教わった時の違和感、極悪の日本と素晴らしい日本人が本書の考え方だと日本は決して犯罪国家などでは無く単純にお人好しの国だっただけって思えますね。これはオレが勉強し直した歴史観とほぼ同じ考えであったため読んでいて「オレの言いたかったことを百田さんが代弁してくれている」って感覚になりましたね。

批判的な人たち、あなたが知る、日本に残る色々な物語・文献・演劇・芸術・美術を総合的に考えて俯瞰して見れば解ります。現在、隣国から批判されている悪事を日本人は行う文化だったでしょうか?日本が一番混乱した戦国時代でさえ殺し合うのは権力者同士であって、それ以外の国民は戦いを見学していたのが日本です。また日本の歴史には奴隷も登場しませんから、犯罪国日本が大陸やアジア諸国に対して侵略や蛮行をしたとは思えません。

自分達の歴史に誇りを持てないなんてなんて哀しいと思いませんか?我々の先人の想いを悪行を行った野蛮な人たちだったのでしょうか?戦争を知らない世代だからこそ、もう一度公平な目で歴史を見直す時が来たのだと感じさせてもらえる本だと思いますね。

評価は人それぞれですが、是非読んで見て欲しい本が「日本国紀」です。


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