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【プロが解説】NZD政策金利発表

※この記事は投資初心者~中級者向けに書いた記事です※

本日2021/5/26(水) 日本時間AM11:00にNZDの政策金利発表がありました。

政策金利の結果を受けて、プロがどう考えているか解説していきます。

NZD政策金利の結果

政策金利は0.25%に据え置き。

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上図はNZDの政策金利の推移図です。2020年3月に1%⇒0.25%に変更された金利を維持するという内容でした。

金銭的支援の継続

政策金利の発表と同時に以下のコメントも出されました。

・「大規模資産購入プログラム(LSAP)」の資金規模 1,000億NZドル
・貸付プログラム(FLP)の資金規模 最大280億NZドル

いずれも現状維持。

この現状維持をどう見るか?

私は長期的に見た時には、NZDは上昇する傾向にあると判断しています。理由は以下の通りです。

・現状RBNZ(ニュージーランド準備銀行)では、マイナス金利の導入も検討されているため、今回の現状維持0.25%は投資家および世界中の銀行なども安心したと考えられる。

・金銭的支援の継続により、雇用回復、インフレ率の維持に期待できる内容になったのではないかと考えられる。

今は金利を現状維持に抑えてお金の巡りを良くして、経済回復に全力を投じると判断されたのだと思います。

経済指標の分析

現在のNZDの経済の健康状態を評価してみます。

【最新の経済指標】

GDP(四半期):-1.0%(📉下落傾向)
年間インフレ率:1.5%(📈回復傾向)
失業率:4.7%(📈回復傾向)

直近のGDPはやや下落傾向にあるものの、失業率などは回復傾向にあり、経済は回復していく見込みと判断できる。

コロナ抑制状況

他の主要国と比較しても抑制されている。

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テクニカル分析

最後にテクニカル分析で締めくくります。

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NZDJPYの週足です。

カップウィズハンドルの形を形成後、上昇を見せています。ですが、私はこの形はあまり上昇する期待を持てません。

理由としては、23.6%に届かず押しが甘いこと、天井圏で反転示唆のローソク足のプライスアクションが出ていることです。

一旦再度で下落する可能性も考慮しなければならないポイントだと考えます。

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続いて日足です。

価格が上昇しているにも関わらずMACDは下降しています。

この点から見てもここから大きな上昇ということは考えにくく、一度大きな下落をするのではないかと推測できます。

まとめ

ファンダメンタル分析を総合すると、長期的に見て買いを期待できると思います。

しかし、テクニカル的に見て、ここ数日の間に大きな上昇というものは期待できないように感じます。

なので今回はLong Entryを見送りました。

タイミングを見てスイングトレードを狙っていきたいと思います^^

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