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【教えて!先生】 塾なしで東大に合格した藤田家の学習環境づくりテクニック

塾なしで東大に合格した自身の経験をもとに、都内で親子の家庭教師として活躍する藤田和彦先生。今回はそんな先生のミニ講座に潜入!自宅での学習環境の作り方についてお話を聞いてきました。


都内で開かれた少人数のミニ講座。行ってみると、なんと幼児のお父様もいらしていました! なんて教育熱心なパパさんなの!と思っていたのですが、先生のところにはこうした幼児のご家庭からの相談が結構くるそうなのです。

普段は小学校などでの講演活動や、個人向けには子どもに勉強を教える家庭教師的役割はもちろん、家庭学習のための環境づくりの相談など、親子で学習に取り組むことのサポートをまるごと引き受けている藤田先生。今回のミニ講座でもさまざまなお話しが飛び出しておりました。そんな中、宮本が一番気になったのは家での学習環境の整え方でした。

低学年には学習机はいらない

最近流行りのリビング学習。低学年のうちは「リビング学習がいいよ」といろいろな所で聞いていたにもかかわらず、うっかり小学校入学時に勉強机を買ってしまった宮本家。思い起こせば現在高校生になっている上の姉の時にもそうでした。学用品が全て収納できるから便利だし、ゆくゆくは勉強もここでするようになるんだからということで、いわゆる学習机を購入、小学生の息子も同じ道を辿っております。結果はどうかといいますと、息子は小学校入学後、一度も勉強机で勉強してくれたことがありません。もはや教材置き場と化しております。ではいつから使い始めるか。我が家の娘を見ていると、結局、勉強机でやりはじめたのは中学3年生あたりからでした。中学受験の時も、自宅での勉強はもっぱらリビング。自習室のある塾に行っていたので自宅で勉強をすることはあまりなかった気がします。

そう考えると、ハッキリ言って小学校入学時の机の購入は無駄でした。高学年になってからで十分というのが我が家が出した答えです。今回、藤田先生が教えてくれたのはまさにそのリビング学習のメリットです。

①勉強に取り掛かるまでの時間を短縮できる

「ただいま〜」と帰宅後、おやつを食べてちょっと休憩、そのうちダラダラしはじめてしまうのが子どもです。勉強机に向かうには、「よし、やるぞー」とスイッチが入らなければなかなか動かないものです。ところが、リビング学習だと、おやつを食べ終えたそのテーブルではじめることができるのです。

②終わった後の片付けも楽

ダイニングテーブルの近くに教材置き場を作っておけば、バッと片付けることができますから、終わったらまたすぐにくつろぐことが可能です。藤田先生曰く、教材はパッと出せてパッとしまえる、これがポイントだとのこと。いちいち席から立ち上がり、教材を持ちに行き、終わったらまた立ち上がって所定の位置に戻しに行くって、子どもにとってはちょっと面倒なものです。宿題をやるのすら面倒がる子どもなら、準備に時間がかかればなおさら面倒がってやらなくなります。一つでも面倒を減らせば学習意欲を高められるかもしれません。

③安心感がある

リビングでは親の目があります。公園でも、子どもは見守られているだけで安心するものだとよく言われますが、勉強でもそれは同じようです。できた時にすぐに「できた!」と大人と喜びを共有できれば、その場ですかさず「頑張ったね!」と褒めることができます。褒められるのを嫌がる子どもはいませんし、親に褒められることは子どもにとって何よりの力となります。

藤田家で使っていた教材入れはコレだ!

そして宮本はなんと、講座でも出ていなかった実際の藤田家でやっていたというダイニングの椅子にダイレクトにセットした勉強道具入れの写真を入手しました。それがこちら。


藤田先生のお母様、頑張られていたのですね! 当時はカゴと椅子の脚は紐で固定されていたそうです。毎日使うドリルなどの教材はこちらに入れていたそうです。たしかにこれなら、パッとテーブルに教材を出し、パッとしまえるから便利です!

我が家でも早速白いカゴを買ってきて取り付けてみようと思います。

次回の「教えて!先生」は、塾でもないのになぜか中学受験生が集まる驚きのお教室に潜入した様子をお届けします。お楽しみに!


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