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岐阜県の特殊性⑦ ~求人倍率高止まり~

岐阜県では、看護師・准看護師の養成数が、年々増えています。それでも現場は、なかなか看護師数が増えていかない状況です。それはいったいなぜでしょうか。全国的に起こる「離職率の問題」だけではないのです。

上 昌弘さん 2015.6.19のツイッターより

https://twitter.com/KamiMasahiro/status/611687183095697408

上先生ご指摘の通り、東日本は10万人あたりの看護師数・養成数はともに少ない。西日本で10万人あたりの養成数が標準的なのに、看護師数が少ない県が岐阜・滋賀・奈良。それぞれ、愛知に、京都に、大阪に養成した看護職が流出しているのでしょう。

大都市まで、電車で1時間程度であれば、同じ状況になりやすいのです。岐阜県の看護養成校の所在地は、県南部に集中しています。在校生も、愛知県民の場合も少なくありません。卒業後、愛知県で就職という例は、少なくないのです。

ですので、県内に留まる率を増やすことと同時に、養成数を増やして、今後に対応している県なのです。シングルマザーにとっても、就職のチャンスに「恵まれている」県とも、言い換えることができるでしょう。このことは岐阜市医師会准看護学校・学校長のあいさつ文からもわかります。

http://www.city.gifu.med.or.jp/kango/school/massage.html

岐阜市内の看護師・准看護師の45.4%が、岐阜市医師会准看護学校出身。中でもシングルマザーは地元就業定着率が高い存在。すなわち、地域医療を支える大事な存在となるのです。

以上、READYFOR新着情報より転載

https://readyfor.jp/projects/KANGO2016

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