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チュウニズム第十幕感想

2日前、なんばグランドカ月で行われた「チュウニズム第十幕〜全身全霊(ありったけぶつけ)る、大人達〜」のオンラインチケット配信期間がありがたいことに本日延長となりました!

多くの人がこのライブに興味を持ってくれて本当に嬉しいです(大感謝)

今回総勢19名+エキストラ2名というたくさんの芸人さんに出演してもらったのでnoteに印象と感想を残しておきたいと思います。

(ここからは本編のネタバレを多少含むので配信をまだ観ていない方は配信視聴後の購読をお勧めします)


◆酒井孝太(若葉のころ)/寸劇…TTOC政府幹部役

もはやこのライブに欠かせない存在となってしまった酒井君。
特に寸劇部分では男性役も女性役も違和感なく演じてくれますし、いつも圧巻の演技力なので重宝して仕方ありません。
今回NGKという大舞台でしたが、寸劇冒頭は緊張感ある空気感を作り出したいということで酒井君の演技から寸劇をスタートさせてもらいました。
政府幹部という威厳あるキャラをノーミスで演じてくれましたし、笑いを取りたいところはしっかり演技に落差をつけてくれました。
間違いなく彼は天才です。
コーナーでは最高のタイミングで「目安箱ギャグ」を披露してくれて、大爆笑をかっさらっていたのも忘れられませんね(笑)
#目安箱

◆ヒューマン中村さん/寸劇…TTOC政府役員役

チュウニズムレギュラーメンバーの令和喜多みな実野村が今回出演できなくなり、ヒューマンさんに急遽追加出演をお願いしました。
いつも気さくに喋ってくれる先輩で、周りの後輩からも愛されまくっているヒューマンさん。今回の寸劇で失礼ながらヒューマンさんの自虐ネタを書かせてもらったのですが、嫌な顔ひとつせず笑いに変えてくれました。
そしてコーナーでも誰より楽しもうとするヒューマンさんが私は大好きです。
追加出演していただき本当にありがとうございました!

◆20世紀木本/寸劇…TTOC政府役員役

シュッとした見た目とは裏腹に気持ち悪さを持ち合わせているこの男にはギャップのある「キモと」をやらせたくなるんですよね。
今回もしっかりしてそうに見えながら、ところどころに気持ち悪さが滲み出るキャラクターを寸劇で演じてもらいました。
確実にこの男が抱えているであろう歪んだ癖とキャラクターをマッチさせたことによって唯一無二の存在感が出ていたと思います(笑)
エンディング寸劇で村上さんのリセットのくだりの最後に登場させたのも意外性があったのか客席がかなり沸いていたのが印象的でした。


◆マユリカ中谷/寸劇…劣闘士(不細工)役

今回「るてんのんてる」という番組の企画で生まれた漫画の設定をお借した寸劇だったのですが、この番組で共演した中谷にもチュウニズムに出演してもらいました。
酒井、ヒューマンさん、木本が造り上げた緊張感ある空間にストレッチャーに乗せられて叫びながら中谷が出てきたら絶対に沸くだろうなという予想通り、いや予想以上に舞台に登場しただけでお客さんが大爆笑していました。
とにかく存在がずるい(笑)
振り回されてるだけで面白い、声が面白い、黙っていても面白い。
中谷の存在が会場をめちゃくちゃあっためてくれました。


◆ロジャー(大自然)/寸劇…秘密警察司令官役

もう存在が漫画なんですよね。
見た目、声、振る舞い、キャラクターが立ちすぎていてロジャーの寸劇部分を書くのに筆が止まったことはありません。
今回私とのタッグ感が強めの配役にしてロジャーと贅沢にやりとりさせてもらいました。これはもう完全に私のエゴ以外の何物でもありません(笑)
俺がロジャーと演じたかったやりとりをNGKで遠慮なくやらせてもらいました、いや…ヤらせてもらいました。
自分が吐き出すチュウニズムをロジャーが正面から受け止めてくれたのでとても気持ち良かったです。はぁ…はぁ…はぁ…


◆マルセイユ津田/寸劇…リングアナウンサー役

津田はいつもこのライブでコーナーMCを務めてくれてるのですが、たまに寸劇にも参加してもらってます。
元々寸劇を書くときに津田はコーナーMCなので津田ありきで書いてないのですが、寸劇を書いていてどうしてもここのキャラクターが足らないんだよなぁ思った時に津田を配役させてもらってます。
今回寸劇を書いてて足らない役が丁度リングアナウンサー役だったので「いや!津田いるじゃん!」と思って速攻寸劇に追加させてもらいました。
長台詞も多かったのですがきちんと演じてくれて本当に助かりました。


◆ビスケットブラザーズ原田/劣闘士(体毛)役

今回のチュウニズムで特に演出をこだわった部分が劣闘士(コンプレックスファイター)が1人1人登場してくるシーンなのですが、最初の1人目を誰にしようかなと悩んだ末にやっぱりいきなりどでかいインパクトが欲しいということで原田にしました。
エルビス風の胸元がざっくりあいた衣装に包まれた原田が1発目に登場することによって会場のボルテージが加速していくのを感じました。
原田が緊張しているところを普段あまり見たことがないのですが、NGKという大舞台でド派手な演出での登場一人目は流石に緊張しましたと言ってました。そういう意味では貴重な原田が見られる舞台かもしれません(笑)


◆清友/劣闘士(人見知り)役

Mr.チュウニズム。
やはりこの男なしにはもはやチュウニズムは成り立ちませんね。
色んな役を器用にこなしてくれるのですが、やはり清友最大の武器でもある【声】が活きるクールなキャラを毎回演じさせたくなります。
今回は引きこもりのゲーマーキャラ設定だったのですがやはりハマりまくっていて、チュウニズムというライブをいつも色濃くしてくれます。
実は台本のアレンジも結構加えてくれることが多く今回でいえば、「首洗って待っとけ雑魚共」のセリフを「首洗って待っとけモブ共」に変換していて痺れました。このアレンジに気づけるが台本製作者の特権ですね。


◆フースーヤ谷口/劣闘士(脇汗)役

谷口も「るてんのんてる」で共演し、今回のTTOCという設定を造り上げたメンバーなので出演してもらいました。
週3回といういかれたペースで行われているマンゲキゲーム実況のおかげでおそらく田中ショータイムの次に彼と仕事してるのは私だと思うのですが、一緒に仕事すればするほどこの男の凄さに気づきます。
そこにいれば場が盛り上がるし、いつも全力、ボケマシーンと思いきやツッコミのアンテナもビンビンという化け物です。
私はこの谷口を【実写版少年ジャンプ】だと思っていて、今回王道熱血キャラを任せたのですがやはりバチバチにハマってました。
いつもオールマイトくらい頼りにしてますありがとう。


◆蛙亭イワクラ/劣闘士(メンヘラ)役

東京に進出するまではずっとこのライブにレギュラー出演してくれていたイワクラ。
東京に行った後もこのライブは続けていましたがいつも寸劇を書く時に思っていたのが「イワクラが欲しい…!」でした。
チュウニズム唯一の貴重な女性ですし、代わりが効かないほどにやはりこのライブにマッチしてくれるので今回忙しい中スケジュール調整してくれて出演してくれたのが本当にありがたかったです。
そして寸劇のキャラクターはイワクラど真ん中のメンヘラキャラを任せたのですがその演技はもはや圧巻の一言。キャラなのか本質なのかわからなくなるほどハマり役だったこの演技は絶対に見る価値ありです。

◆クロスバー前野/劣闘士(私服がダサい)役

前野さんも東京進出前はチュウニズムレギュラーメンバーの一人。
もちろん漫画やアニメ大好きで中二病なのですが、この人がいるとどうしても空気が一気にお笑いになります(笑)
イワクラがその空気感で会場に息を飲ませた後、前野さん登場の落差で客席は大爆笑。東京からお手製のおもしろ小道具【イカザイル】まで持参してくれて大いに沸かせてくれました。
チュウニズムのクラウドファンディングで今回アクリルスタンドをリターンとして用意しているのですが一番多い質問が「前野さんのアクリルスタンドにイカはつきますか?」です(笑)


◆てんしとあくまかんざき/劣闘士(ガリガリ)役

もはやこのライブの代名詞となった「ヒャッハー!」
いつもより「ヒャッハー」多めで今回も会場を沸かせてくれました(笑)
あとかんざきさんといえば台詞覚えが悪いで有名ですが、今回もメンバー揃っての台詞合わせから飛ばしまくっていたので大分不安でした(笑)
しかし…しかしですよ!?
本番まさかのノーミスでした!いやむしろ過去一の演技でした!
かんざきさんの不気味さが存分に発揮されたチュウニズム第十幕でした!
あとコーナーの綱引きも大活躍で本当にお疲れ様です!


◆九条ジョー/劣闘士(潔癖症)役

久しぶりの大阪での舞台、しかもNGKという大舞台で臆することなく寸劇を演じてくれた姿は流石としかいえません。
今回も九条の持ち合わせるカリスマ感、気安く触れてはならない感(本当はそんなことなくて接しやすいよ)が存分に出まくっていたキャラクターになったと思います。
今回CO2噴出装置を発注し、「ズィーヤ」の合図で真っ白な煙が噴出される演出はこのNGKでしかできない演出なので一見の価値あり。
立ち上げ当初からこのチュウニズムというライブにいつも華を添えてくれる存在で本当に助けられてきました。

◆ロングコートダディ兎/劣闘士(ホクロが多い)役

このチュウニズムをやればやるほど、どうして兎が愛されるのか、どうして兎の周りには人が集まるのかがわかりますよね。
まず寸劇書いてて嬉しいのが兎はどんな役でも全力で楽しんでくれるんですよ、そして人間としての魅力が溢れてるから寸劇のキャラクターも想像以上に魅力的進化していくんですよね。
多忙なスケジュールで他のメンバーとあまり寸劇を合わせる時間もなかったにもかかわらず本番でのあのクオリティ。(ちなみに前回の第九幕は一度も寸劇をメンバーと合わせずぶっつけ本番で完璧にこなしてます)
ほんとーにうさちゃん凄すぎ!!


◆祇園木﨑/劣闘士(低身長)役

劣闘士ラストの登場はやはりこの方以外に考えられませんでした。
絵になる男【木﨑太郎】
チュウニズムでは頼りになるのでいつも台詞多めの配役を任せがちなのですが、今回はNGKという大舞台でワイヤーに吊るされて空中から登場。
とにかく一点集中でどっかーーーーーん!と会場を沸かせる配役をお願いしました。
もうやっぱり期待通りというか余裕で期待超えですよね!
ナルシストとしての【キザキ】、お笑い芸人としての【きざき】どちらの魅力も出まくってたと思います。
そして忘れちゃいけない木﨑の持ちギャグ「立ってこれー!」
これが一番盛り上がるライブ、それがチュウニズムだと思ってます(笑)


◆しずる村上さん/TTOC政府開発役
◆しずるKAZMAさん/最強生命体

今回満を持してシークレットゲストをお願いさせてもらったのはしずるさんでした。
もうとにかくコント師として尊敬しまくってますし、大好きなんです。
キングオブコント歴代ネタでもしずるさんの「能力者」と「突入」のコントが1、2を争うくらい大好きなんです。
このライブ立ち上げ当初からずっといつかシークレットゲストで呼ばせていただきたい芸人さんでした。今回その夢が叶って本当に感無量です。

寸劇では贅沢にしずるさんの「能力者」と「ストレンジャー」のコント内のやり取りを取り込ませていただき、いつもは村上さんが言うはずの台詞「なんで銃が効かないんだ!?」を僕が言わせてもらった時には嬉しすぎておしっこちびりそうでした。多分ちょっとちびってました。
#尿もれ

寸劇中に村上さんは舞台で反応が思ってたのと違ったのか、ちょっと泣きそうになってた部分もありますが(笑)
これは絶対にお客さんがしずるさんの登場が意外すぎて脳みそが追いついてなかったんです。サプライズの許容範囲を超えたライムラグ現象です。
実際に終演後Twitterでライブのエゴサしたら「マジでびっくりして盛り上がるより先に思わず息を飲んでしまった」と言う感想ばかり。
だから村上さん決して泣かないでくださいね!!
OPVの「走馬灯の最終回にようこそ」と言う台詞は、出演メンバー全員が袖で「おぉー!!」と感動するくらいに中二病でした!!

そして中二病と言う言語をAIに実写化させたらこの男が生まれてしまうんじゃないだろうかと言うくらいこのライブに打ってつけのKAƵMAさん。
もう自分の芸名に棒ついてる「Ƶ」使ってる人が中二病じゃない訳ないんですよ。
もう自分の造る中二病空間にKAƵMAさんが存在しているしていることが奇跡的すぎて脳みそが追いつきませんでした。
寸劇部分で舞台からハケる時に台本で唯一

「(ここの台詞おまかせでお願いします!)」

と演者任せの台詞をKAƵMAさんにお願いしたんです。
そしたら本番なんて言ったと思います?


「I'm hungry」


この男やっぱ最高にイカれてるよ!!!!

コーナーでもしずるさん大活躍してくださって、いつも気がつけば輪の中心にいる存在感と愛され力は本当にすごいなと感動してました。

しずるさん夢を叶えてくださり本当にありがとうございました!!


◆ポートワシントン笠谷/カメラマン役

本番数日前に急遽特別出演をお願いしました。
チュウニズム連動のクラウドファンディングに笠谷が撮った写真のフォトブックをリターンとして用意しているので、本番当日色んなところで写真を撮ってくれていました。
けど、笠谷本番もいるなら出してしまえ!と言うことで急遽エンディング寸劇のラスト部分にサプライズ出演してもらいました。
前にマンゲキフェスの時にエンドロールにその日撮った写真を取り込んで流す演出をしていたのを見たので、それを能力「走馬灯(エンドロール)」として発動してもらいました。
カメラマンも出演も快く引き受けてくれてありがとう!


◆日熊松本/エキストラA
◆日熊若林/エキストラB

そうですかんざきさんと九条のシーンで登場していたエキストラの2人です。今年のNSC大阪を首席で卒業した芸歴1年目の「日熊」と言うコンビ。
面識はなかったのですが演技の出来そうなエキストラ2人をお願いしたらおすすめされたので出演をお願いしました。
演技力もさることながら本番の舞台度胸も抜群でとてもじゃないけど1年目の実力ではありませんでした!しかもいつもは漫才師でコントはあまりやらないんですって!才能の塊かよ!!


◆お客様

いつもそうなんですがこのチュウニズムに来てくれるお客様は自ら楽しもうとしてくれている姿勢が強く、特に今回の第十幕はそれを感じました。
楽しもうと前のめりなお客様のおかげでこちらもよりノって加速していくような空間が産まれる、それが「チュウニズム」最大の魅力だと思ってます。
こんな意味不明のライブがNGKまでこられたのは他の何者でもない皆様がいてくれたからです、本当にありがとうございました!!



◆ジュリエッタ藤本/秘密警察部下

5年かけてNGKという大舞台で自分の主催ライブを開催することになったのにわざわざ女装していた変態。
この5年で自分の歪んだ癖に気づくことができました、ありがとう。


【「チュウニズム第十幕」オンラインチケットはこちらから】



【「チュウニズム第十幕」クラウドファンディングはこちら(4月28日まで)】


【寸劇設定の元ネタとなった漫画「The Top of Complexes」は無料でこちらから読めます】

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