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オンラインイベントだけどお店とタッグを組む #ふれしゃかフェス の選択


このたび、コロナ(COVID- 19)の感染拡大リスクのなかで延期していた『ふれる社会学』のイベント、#ふれしゃかフェス をオンラインで再始動することに致しました。

オンライン・イベントって無料公開が一般的だと思うのですが、僕たちは、さまざまなお店や居場所とタッグを組むことで「いっしょに生きのびる」ことを目指すことにしました。

ポストコロナやアフターコロナという、「〜の後」を意味する言葉で表現される「いつ来るかわからない近未来」が来たときに、好きなお店や居場所に通い続けるために。

もちろん、僕たちのイベントは1つのイベントにすぎないわけですが、何もしないまま月日だけ経つよりも、動いてみた方がいいかなぁ、と。

ふれしゃかメンバーやふれしゃかフェスに来てくれた方々・来たいと言ってくれていた方々から「やりたい!」「やらないんですか?」とたくさんの声をいただいて、再始動が決まりました!

会場は無観客、
オンラインがベース。
手探りで準備を進めました…!

(あ、もちろん、ずっとやりたくてウズウズしてたのもあります。といいますか、延期決定の連続でずっと気落ちしてたのも大きいです…!)


まずは、熱く「やりませんか?」と声をかけてくださったトークライブハウス・大阪ロフトプラスワンウエストでスタートを切ることにしました。

ふれしゃかフェスとしては第7弾。
そして、「アンダーコロナ」という状況が来る前に、最後にふれしゃかフェスをしたところ。

トークがメインとはいえ、ライブハウス。
不安と恐怖のなかで、またたく間に「標的」にされた場所の1つ。

やるしかない!
ということで、やりました!


5月31日という大阪にとって大事な日に。

【無観客・有料配信】
『ふれる社会学』トークイベント「『ふれない社会』にふれる」(応援投げ銭あり)


チケットを購入いただくと、6/7(日)23:59まで視聴できるようになっています!


(もともとは3日だったのですが、粋な計らいで1週間にのばしてくださいました!感謝っ😆)

どんな内容なのかといいますと、一緒に『ふれる社会学』の編者を務めた上原健太郎さんの主旨文がわかりやすいので、以下に転載します!

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【登壇者】
ケイン樹里安、上原健太郎、栢木清吾、稲津秀樹、有國明弘【ゲスト】(五十音順)ヒトミ・クバーナ(ライター)、桑畑洋一郎(山口大学、医療社会学・社会病理学)、小林さやか(NHK社会部記者)
『ふれる社会学』(北樹出版)トークイベント第7弾。今回のテーマは「『ふれない社会』にふれる」です。
職場に通うことも、学校に通うことも、映画をみにいくことも、本を買いにいくことも、友人に会うことも、旅に出ることも、居酒屋で飲み会をすることも難しくなった。その一方で、在宅ワーク、営業時間の短縮、マスクやアクリル板越しのコミュニケーション、遠隔授業、オンライン飲み会など、これまでとは異なる、新しい生活のかたちが社会に根をおろしはじめている。こうした動きを「ポスト・コロナ時代」と呼び、新しい社会生活やコミュニケーションのあり方を模索する機運さえ高まりつつある。
このように、新型コロナウィルスの感染・拡大により、わたしたちの社会生活が大きく変わろうとしている。こうした大きな変動を経験するなかで、特定の仕事についている人たちに負担や困難が集中していることは明らかだ。たとえば生活用品を生産する工場労働者、それを届けるトラック運転手、その商品を売り渡すコンビニやスーパーの店員など、自粛要請期間であるにもかかわらず、仕事を休むことはできない。そしてその人たちの多くは、概して不安定な労働環境に置かれている。わたしたちの自粛生活は、こうした人びとの手によって、かろうじて維持されている。
他にも、さまざまな生活環境を背景にオンライン授業から取り残されていく子ども、支援給付金の受給範囲の狭さによって生活の困窮が予想される留学生、学びの場を奪われつつある外国にルーツを持つ子どもなど、やはり特定の人たちに負担や困難が集中している。
それでは、わたしたちの眼前にあるこうした社会の問題は、今回新しく浮上した問題なのだろうか。わたしたちの社会生活を支える人びとの労働環境の問題や、教育環境からはじき出されつつある子どもたちの問題は、新型コロナウィルスの感染・拡大が生み出した問題なのだろうか。今回のトークイベントでは、「ポスト・コロナ時代」と議論の軸を未来に向けるだけでなく、特定の人たちに負担や困難が集中する社会のあり方が以前から存在していたのではないか、という問題意識のもと、人びとのコミュニケーションのあり方が変わりつつある「ふれない社会」をテーマに、さまざまな視点から語り尽くします!


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過去最多人数でお送りしました!
せっかくの再始動なので、ワイワイがやがやと!笑
ふれしゃかの執筆者の5名+お話聞きたすぎるゲスト3名でお送りしました!

具体的なお話は見ていただくとして、でも、いくつかポイントをご紹介しますと、「魂にふれる」を執筆した稲津さんは5月31日にいったん閉館の決まったリバティ大阪から中継を。

ヒトミ・クバーナ(ライター)さんは、

・6か国の海外在住日本人にコロナ補償について取材した時の話

をベースとした問題提起を。


桑畑洋一郎(山口大学、医療社会学・社会病理学)さんは、ハンセン病のご研究から「隔離」「基礎疾患」という「わかってるようでわかってない」、そして使えば使うほど足をすくわれるような厄介な言葉を捉え返すための問題提起。


小林さやか(NHK社会部記者)さんは、厚生労働省を中心に取材をする記者としての逡巡・困難・倫理について。


それぞれの議論がクロスオーバーしながら

・「ソーシャル・ディスタンス」と記憶
・リバティ大阪と大阪モデル
・コロナ下で声を上げ、耳を傾けること
etc

といった数々の論点へと話が一気に進む、あっという間の時間でした。

「どんな中身なんだーー!」となった方は、6月7日までにご覧ください(笑)


ずっと「ただの販売促進イベントではない」と言い続けてきましたが(もちろん、ふれしゃかも、イベントでご紹介した本もお家に持って帰ってあげてほしいのは事実ですが)、刊行から半年後に、このようなかたちで、タッグを組みながら再始動することができて、本当にうれしいです。

なにより、楽しかった!!!!!

やっぱり、お祭りないとだめなんだなーと思いました!笑笑

終わってからも、出演した皆さんとワイワイ話せてとっても嬉しかったです!!
あれも話したかったよねえ、もう少し時間があればねえ、と話が尽きませんでした…!
「続き」、やらねばですね!!

ふれしゃかフェスは、だいたい月イチくらいのペースで、ゆるゆるぼちぼち続けていければと思います。

とりあえず「タッグを組む」ことがベースになるかとは思いますが、研究会・合評会・読書会のようなカタチでの開催もいいなぁと思ってきます。

ご都合つきましたら、ぜひいつでもお越しください。

あらためて、よろしくお願い致します!

次回の詳細がお知らせできるタイミングがきたら、すぐにお知らせしますね!

ではでは

じゅりあん

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