見出し画像

5W1Hはオワコン

導入 質問

5W1Hって、いつどこで誰が何をなぜどのようにするんだっけ?
おっしゃ5W1Hを意識して文章書いたらぁ!って四六時中思ってるけど、5W1Hで何か良くなる気がしない

論の展開 僕はこう思うけど、どう?

実は5W1Hって文章力を標準化するフレームワークじゃない
小学生に「5W1Hを意識しましょうね」って言うても「僕は地球に住んでます」とか言っちゃうだけ
もし小学校のクラスメイトとのお喋りなら、地区の名前とかを言わないと、何も情報が増えないだろうというのはわかる
わかるけど、「どこ?」の情報が足りてないということがなぜわかるのか、小学生に論理的に説明できない
なぜなら相手が欲しがってる情報は経験によって想像するしかないから
この場合、小学校のクラスメイトは僕が地球に住んでいることをなんで知ってるのか→だいたいそうだから、としか言えない
(小学生は校区とかいちいち考えない)

より具体的な困り事として、僕は今どこに住んでるの?って質問がすごく苦手
例えば「東京の真ん中より東の方で、都庁の近くに住んでるよ」とか、「川西に住んでるよ」とか言ってしまう
1つ目は新宿って言った方が伝わりやすいし、2つ目は兵庫と大阪の県境らへん、宝塚とか伊丹空港の近くとか言った方が伝わりやすい
新宿を知ってる人は多くて、川西を知ってる人は少ないということは、やっばり経験で知ってるだけ

しかもこの経験ってかなりアテにならない
僕の地元の人間に川越は知ってるだろうと思って「川越の近くに住んでて〜」と言ったら「川越ってどこやねん!そんなん地球のどこかに住んでるって言うてんのと一緒やからな!」って言われちゃった
関西の人言葉が乱暴
兵庫県の人は川越を知ってる人と知らない人半々くらいかも

経験から情報の粒度を調整して、かなり的を射たことをバシッと一発当意即妙に応えてくれる人は頭いいな、会話上手だなって思うの
これも、僕の経験から僕の中で上手い会話を定義しただけで全然違う人たくさんいそう

話を戻して、「5W1Hを意識しようね」って結局のところ「しっかり考えようね」って言ってるのと一緒

情報の粒度を適切に設定するのは経験と感性に依存してるので、「5W1Hを意識しましょうね」って言っても、小学生や使えない50才の部下(タヒね)が「地球に住んでるよ」って言ってきても怒っちゃいけない
怒っても怒らなくても、これから学んで行く人は勝手に学ぶし、分からない人は一生分からない

結論?オチ?

5W1Hはフレームワークじゃなくて、めちゃくちゃ甘いチェックリスト
何か気付きを得るために自己レビューの観点としてそういうのがあるっていう程度に思っておく

逆に5W1Hが足りてるから素晴らしい文章を書いたぞ!って思うのは危険
次に「地球に住んでます」みたいな文章書いちゃうのは、あなたの番かもしれません、、、
(ここで暗転、あるいはパンアップしてオチてる感じにしてください)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?