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30代最後の誕生日前日、
先月22日は祖母の四十九日法要でした。
祖母が亡くなったときのことは、6月にnoteでも書きました。

お通夜、告別式の日に徐々に押し寄せた悲しみは、告別式を終えて以降、急に仕事が忙しくなっていったこともあり、浸ることなく通り過ぎてしまいました。

法要が行われたお寺は、祖父のお墓参りになんども来たことがあった場所でした。
事前に当日の時間と場所を叔父から案内されましたが、すぐにそこだとわかりました。

学生時代によく使っていた京王線の下高井戸駅。
卒業してから10数年以上経過していますが、久しぶりにみた街並みは、ほとんど変わっていませんでした。

四十九日の法要は恙無く進行しました。
「暑いから礼服の上着は脱いでもらって構いませんから」というお坊さん。

エアコンの冷気が追いつかず、ばかでかい扇風機で空気を循環させるお堂でお経を読んでる間、幾度となくタオルで顔を拭っている姿が印象に残りました。

お経の読み上げと御焼香が終わり、納骨へ。
祖母の遺骨は祖父の隣に納められました。私が生まれる前に祖父は他界していたので、祖父のことはわかりませんが、長年連れ添った祖父の隣にようやく並んだと考えると、寂しくはないのかなと思いました。
それから、お墓の中ってああなっているんだなと立ち会って初めて知りました。

猛暑の中、法要は終了。納骨の時にお墓の前で鳴り響くおりんの音が、
どこか涼しさと悲しさを感じさせました。

法要のあとは、親族と会食へ。
会話の中で知ったのは、法要はあくまでもしきたり上の区切りであって、遺された家族にとっては区切りはもう少し先になりそうということ。

まわりへの挨拶、香典のお返し、他界による名義変更や相続の書類手続き…。特に名義変更のために提出する書類は死亡確認、変更後の名義人の本人確認、亡くなった故人との関係を証明する戸籍の写しが提出の必要があるという話しをしていたので、聞いているだけでも多岐に渡るんだということをわかりました。

ちなみに、後日調べてみたらこんなにも沢山の手続きが。

そして、それを感情の揺れ動きと向き合いながら、粛々とこなしていく叔父、叔母の気持ちを考えるとなんとも言えない気持ちになりました。


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