ジャムピー

1987年8月13日生まれ。しし座のO型。 特養で約8年介護していました。 書く事、語…

ジャムピー

1987年8月13日生まれ。しし座のO型。 特養で約8年介護していました。 書く事、語ることが好きです。 興味のあることは 看取り、終活、書道、お菓子作り、リッキーガット、ヒモとれ、天然酵母パン、チベット、モロッコ、登山、フィルムカメラ、瞑想、旅行など

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  • わたしを上手にダマして~認知症の人と楽しく過ごす方法~

最近の記事

後悔しない毎日を送るたった一つのコツ

介護の仕事をして10年目。仕事の質が落ちたなって思ったときにある考え方をするようにしている。 それをするだけでぐんと仕事の満足度が上がる。 それは、 この人と関わるのはこれが最期かもしれない という意識だ。これは高齢者の終の住処である特養で学んだ考え方だ。看取りケアの中でもそうだが、本当に死に直面する現場。1~2ヶ月に一人は誰か亡くなってしまう。それは現場だけでなく、入院して入院先で亡くなることだって少なくない。その知らせを受けると・・ 『ああ、大変な人だったけどこうなる

    • 過去の自分に話しかける

      寧ろ最近話しかけられていたのは私の方で。 ふと何かの節に、心の片隅に閉まって置いた嫌な記憶がブワーって溢れてくるときがある。小二で登校拒否になった後、学校に再び通うが劣等感が強まっていった。そして今思えば、斎藤一人さんの言う「劣等感を感じた人間が起こす行動は」の人の価値を下げて自分の価値を認めてもらおうとする方の人間でした。 今嫌いなタイプの人は過去の自分なのだと気付きました。 いつからか少しはマシな人間に成れたとは思うのだけど、過去の自分は認めないできました。だから、過去

      • 3ヶ月前3日で首になった話

        ここに来て何かが変わった。当時の自分では考えられない発想を持つようになった。 4ヶ月前 介護の仕事を抜け何か「死」を扱うテーマを探していた。そして葬儀屋でもなくエンディングノートの代筆などを扱う会社に就職が決まった。が、やっていることは開拓。ほぼ営業に近い内容の仕事だった。 3ヶ月前 勤めて三日間その代表にいびられ、「これは愛だよ」と正当化され、デスクは壁を設けられ距離を置かれ、ぽつんと置かれたパソコンから事例を学べとただずっと座らされ。そして最後は「君は暗い」「明日

        • 『わたしを上手にダマして』♯2

          「今日は一度もトイレに行ってない」  認知症には、色々なタイプがある。前提として病気自体に種類があるのだがその説明は省くとしよう。  総じて言えるのが記憶への障害。そして、その症状は自覚しにくいということ。だから、第三者からするとチンプンカンプンな内容も本人にとっては事実なのである。  また、何でもかんでも記憶保持できないかというとそうでもない。本人にとってインパクトのあるものは覚えてたりする。 ケース1  87歳女性。14時、トイレに声をかける。「あー、良かったわ。今

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        • わたしを上手にダマして~認知症の人と楽しく過ごす方法~
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        記事

          『わたしを上手にダマして』

          はじめに  突然だが、認知症高齢者を題材にした短編物語を作ってみようと思う。というのは、認知症の超独特な世界観を多くの人に知ってもらいたいからだ。そして、その世界観を知れば認知症の人だけでなくきっと純粋に人を愛せるのではないかと思っている  このタイトルは以前働いていた老人ホームで不安の強い認知症利用者を語った時、対応した職員がふと言い放った言葉である。認知症の人を対応する時、安心してもらう為にウソをついたほうが言いときがある。ウソは悪いことなんて思うかもしれない。それに“認

          『わたしを上手にダマして』

          樹木さんの死生観

          映画を観ていて、その時からナチュラルだなと感じていました。すごく尊敬出来る人の一人でした。ありがとうございました。 癌という病に対しても、共演者の訃報を受けても彼女にはネガティブなものではない。そして、本心だからこそ、ナチュラルで本心なのでブレない。西城さんの件でも「私、死ぬって残念なことと思わない人ですから。」と語っていた。癌に関して言えば、おかげで自分が大切にされてよかったといった考えだ。多くの人がそういう考えを持てればいいなと思った。 そんな樹木さんが上手に亡くなった

          樹木さんの死生観

          後悔しない付き合い方をしてほしい

          私の本業、それは特養の介護士である。 介護士ってオムツ替えてご飯食べさせてってやってるだけじゃないんだよ。 人が亡くなる場所だからね。たくさんの人を送ってきたのかもしれない。本人がどう思ったかは別として家族がいるのに会いに来てもらえず亡くなる人もいる。そちらにお任せしますといった風だ。あるいは亡くなるかもしれないとわかってから会いに来る家族もいる。まだマシだけど足りないよ。どんな確執があっても亡くなったらきっと「あーしとけばよかった」と思うと思う。 死ぬことについて考えるのは

          後悔しない付き合い方をしてほしい

          ないことを悲嘆するよりあることに感謝する

          フロー理論とか引き寄せとか感情が感情を呼ぶということは実際にあるんだろうな。 上手に感情をコントロール出来たらきっと人生はどんどん好転していく じゃあ人生を楽しめる人とそうでない人の根本的な違いってなんだろう!感情をコントロールするってどういう事だろ。深く考えたがそんなことは必要ない。 だって人生を楽しめる人は【ある】ことに感謝できる人なのだから そうでない人は【ない】ことに悲嘆し落ち込み、あるいは怒る人 「電車に座れなかった」「座れたけど隣のおじさんのいびきがうるさかった

          ないことを悲嘆するよりあることに感謝する

          誰の為?

          政治に興味がない私は選挙カーが通ると「始まったか」とそもそも思うのだが 大体いつもそう... 打倒○○党とか○○政権を壊そうとか国民が本当に望んでるのはそういうことじゃなくて、ともかくいい政治をしてくれということだと思う。 何かを潰すのが目的ですか?日本をいい国にする事が目的ですか?と問いたくなる。 結局同じじゃんと思われるかもしれないが、私にとっては全然違う。選挙じゃないときだっていつも野党はあら探しして蹴落とそうという動きばかり。専門家とかからすると甘チョロいって

          知らない場所を味わうということ

          たったそれだけのことなんだけどそのワクワク感はたまらない。今日はお茶の水に行った(過去何回か行ったんだけど)。何をしたわけでもない。秋葉原まで歩いたがとくに何をしたわけでもない。スタバでコーヒーを飲んで、ヴィレバンを見て、本屋をのぞいて、帰りにやなか珈琲の匂いに誘われ高架下のショップへ。そんなことが非日常で新鮮。だから山登りも旅行も自転車も楽しい。景色もマンネリ化するから新鮮なものを感じたとき、家の萎れたバジルに水をやったときのようにイキイキとする。 自分が見慣れた景色も、は

          知らない場所を味わうということ

          “ある”ことへのありがたみを知ろう

          今日は山に登った。いつもなら駄菓子やら飲み物やら沢山持っていくのだけど、あえて持っていったのは黒糖と茎ワカメと水のみ…(お昼はちゃんとサンドイッチ作ったけど) いつもお菓子が目の前にあると、つい癖のように頬張ってしまう。本当に体がそれを欲しがっていればいいんだけど…そこであえて少食で登ってみようと!!さすがにお腹が空いた!そうかお腹が空くとこんなに食べ物が欲しくなるんだ と気付けた。 帰りのバスが遅れたこともあり、乗りたい電車に乗れなかった。次は40分待つという…近くに別の電

          “ある”ことへのありがたみを知ろう

          働くために食べるのか?食べるために働くのか??

          今考えていることの逆が正解だ(byセッツァー) っつうのは置いといて 目的と過程をたまに疑うのは面白い。 何のために生きてる?ばかばかしいくらい当たり前の質問だが、意外と大事ですよ! 何のために生まれて何をして喜ぶわからないまま終わる、そんなのは…嫌だ!(byやなせたかし) これ、大事ですよ!! 人間は成長に連れて知らぬうちに合理的な考えによりがちなのかもしれない。 ふと、働いている事が目的になっている人はいないだろうか?食べるために働いてるんでしょ?そうでないなら人生を

          働くために食べるのか?食べるために働くのか??

          勉強(努力)=富という発想

          最近見た動物のドキュメンタリーで獲物を狙う熊と熊から逃げたおこぼれ(獲物)を狙うキツネの話がある。結局熊は獲物にありつけず、おこぼれを待っていたキツネが獲物をゲットするわけだが。皮肉で面白いものだと… 日本人はアリとキリギリスのようにこつこつとした努力から成功を掴むという構図が染み着いているようで 成功するために勉強して高学歴になり、やがて、大企業への就職あるいは弁護士とか医師とかみたいになることが成功者であるかのように刷り込まれている。安定>自由という発想。そういう自分だっ

          勉強(努力)=富という発想

          伸びるとか伸びないとか

          自己評価が実際より高い人=向上心がない=伸びない ミスが多いのに言い訳も多い=反省しない=伸びない なんにせよ社会で浮く人は自己分析能力が驚くほど低い。そしてきっとプライドが無駄に高く自分が好きなんだと思う。 最近、コミュニケーション能力が低い人をコミュ障なんて言う。割りと広域で遣われててよく聞く気がする。本当にコミュ障だと思うのはこういうタイプじゃない?なんて思う。 開き直っているのか、本当に自分が見えないのか… ただ、それと同時に一生懸命、真面目にやっても転ぶ時期や

          伸びるとか伸びないとか

          すきなものときらいなもの

          すきなもの 雨のにおい 夜の静寂 パンが焼けるまでの時間 無心で料理しているとき 家族とのハグ 仕事の呼吸が合ったとき 紅茶のジャンピング 休みの過ごし方を考えている時間 パンのにおい 家族の時間 知らない場所に行くとき きらいなもの 飲んだ後のタバコのにおい 強い香水のにおい 無駄な時間を過ごしたとき くしゃみの大きい人 強い人にいい顔見せる人 嘘臭い笑顔 あの人あなたのことこう言ってましたよ 一方通行 口の軽い上司 アメリを見ていたらこんなこと書きたくなった。

          すきなものときらいなもの

          なるほど、ガス抜きは大切だ

          ここ最近の離職率は本当にやばい。離職していってもみんな本当に何が原因かわからないんだろうなと思う。介護業界だし、安月給だし、シフトが大変だし…それは原因でもあるがそれよりも大きな原因にみんな気づかない。 俺が入って3年目位、出し物をしてその映像をたまたま見た。給料も安いし、現場は大変だし、シフトもきつい。そんな大変だったけど仕事が楽しい時期があった。 その当時よく飲みに連れていってくれる先輩がいた。先輩たちは上司に対してなんで?この対応はない!と常に現場を代弁してくれていた。

          なるほど、ガス抜きは大切だ