コーチングで気づいたマネージャーが「オーセンティックであること」について

イベントでお会いした安西さんにコーチングを実施していただきました。
参加フォームは以下から。

元々は以下でも書いたのですが、イベントでお話しさせていただき気になっていたコーチングを実践されており、またエンジニアリングマネージャーであることもシンパシーを勝手に感じてお願いしたくなったのが経緯です。

流れ

1. メールで予定調整、事前にアンケートに答える
2. appear.inで当日実施
3. その場で話したかったことについて整理
4. コーチングをしながら悩みをアクションに落としてこんでいく

勉強会でも教えていただいたんですが

・秘密にする
・なんでも話していい

という場である前提で話す空気を作ってくださり、非常に話しやすかったです。立場上、「こんなちっぽけな悩み言いにくいな・・・」ということもあるので、こういうなんでも話せる合意形成はとても重要だなと感じました。

整理された問題とアクション

私が相談したことは「マネジメント業務への自信の作り方」についてで、かなり抽象度は高く、自分でも「これ何言ってんだろうな我・・・」みたいなシーンもありましたが最終的にアクションまでしっかり落とし込んでいただきました。

ただアクションを決めるだけでなくて、「もしそれをやった場合、チームのメンバーはどう思うか」「その場合、どんなデメリットがあるか」についてを引き出してもらえたのは一人じゃ考えてもたどり着けなかったことかなと思います。

私はかなり内省する方で、走っている時も泳いでいる時も内省がしたくてそれをやっているような感じなんですが、内省も慣れてくるといい方向にしか結論を出さなかったり、アクションに対して周りのリアクションを想像しきれなかったりするので、定期的にこういった指摘を外部から受けて内省の質を上げていく必要があるなと感じました。

具体的なアクションの内容については省きますが、これを通じて「オーセンティックであること」について考える機会をもらえました。

オーセンティックで(自分らしく)あるために

1. 自己認識
2. 弱さを認める
3. 弱さをさらけ出す

リーダーシップにおけるオーセンティックであることには上記が求められると言います。この場におけるオーセンティックとは「自分らしくのあること」を意味します。マネジメントには各々のスタイルがあります、かならずしもこれが正解ではないですし、意図して何かを演じたりロールを持つことが正解の場合もあります。

昔上記なようなことを考えて、我々の生きているインターネットというやつは良くも悪くも人が見えすぎて、みんな特定の素晴らしい何者かに見えてしまい自分が努力が足りないのでは?という妄執にかられるシーンがありとても辛く、これはエンジニアリングマネジメントをしててもよく思うんですよね・・・

組織によると思うんですが、マネジメントをするというのは暗黙的にリーダーシップ・ディレクション・マネジメントが内包されているケースがあり、この比率やこれによって生まれる業務は言語化されにくい・しにくい問題があり、「うまくマネジメントのできる人 = それって結局何?」という解が一生わからずにずっと悶々していました。色々なKPIを持ったり、チームの成長を感じるシーンもあるのに、成功体験として定義しきれないし、再現性について懸念があるということをよく考えていました。

なんの根拠もポジションもなく、好きだから言うんですがフレディマーキュリーでさえ自身が自身であることに苦悩し、認めるまでに大変な時間をかけたし、それがゴールではないことを歌っているので、一介のエンジニアたる我々が「自分らしさ」を悩むのは当然のことなんじゃあないかと。思うんですよね。ボヘミアンラプソディーが流行った理由もこの自分らしさを言語化することが難しくなってきた今の世の中を表しているのかなと思いました。

マネジメントにおいてもずっとゴール設定に悩んでいましたが、この悩んで苦悩してコーチングに縋る姿もある種の自分らしさと考えると、これはこれで認めてストレスを感じる必要はないのかなと少し気楽になれます。このコーチングを受けて内省してみて、「自分を受け入れられるからこそ、克服できる」という考え方もあると知りました。

リーディングやディレクションとのバランスというのも非常に重要だと思いますが、私においてはマネジメントという領域に対してのこのウェイトが弱かったのかなということで考え方を調整していくのが良さそうだと今は考えています。

コーチングを学ぶ

今回このような効果があったかは、即時的にはわからず、やはり今回のアクションの受けて対外的な結果をちゃんとみていこうと思いました。
自分が1on1をする上でも、何か相手に得意げなことを言って無理やり納得感を作ったり、マウントするようなことはなく、自発的に考えるきっかけを意図的に生み出せるように努力していこうと感じました。

安西さんありがとうございましたー!!皆様も是非ー


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