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M-1の審査員を審査してみた


はじめに

皆さん、自粛期間中いかがお過ごしでしょうか。
僕はYouTubeでかまいたちの動画ばかり見漁っています(笑)

M-1の漫才を見返していたときに、ふと「M-1の審査ってホントに公平なの?」と思い、以下のことを調べてみました。

・出場順位が結果に影響するか
・一つ前のコンビの影響を受けるか
・上沼恵美子の審査は破天荒か

結論

早速結論です!

・出場順位が結果に影響するか → そこそこ影響する
・一つ前のコンビの影響を受けるか → 全く影響してない
・上沼恵美子の審査は破天荒か → 意外にまとも

では、一つ一つ見ていきましょう。

ちなみに、分析対象は2015から2019までの1stラウンドのみです。
分析手法へのツッコミ、ご意見Welcomeです!!

出場順位が結果に影響するか?

以下の図では、出場した順番と1stラウンドの順位を示しています。
(2015-2019の順位の平均値と中央値)
一目瞭然ですが、出場が遅ければ遅いほど高い順位になっています!

また、相関係数が-0.38というある程度の相関がありました。

(統計的有意性が99%以上なので、偶然とは考えにくいです。)

ちなみに、ファイナルステージに進んだコンビは、平均すると6.8番目の出場でした。(出場順位が影響していなければ、5.5番目に近い数字になるはずです。)
ヒストグラムで見ても、確かに、後半に偏っているように見えます。

参考までに、出場順位と得点の関係も貼っておきます。同じ傾向が見えますね。

やはり、場が温まってからの方が会場も笑いやすいし、その会場の笑いが審査員にも影響しているのでしょうか。

一つ前のコンビの影響を受けるか?

こちらは影響が無かったのでサラッと行きます。
下の図は、得点と一つ前のコンビの得点の関係を示しています。
なお、年度によって点数がかなりバラついていたので、その年度内での相対的な点数換算しました。(標準化)

相関係数が0.23で、ほぼ関係ありませんでした。
大爆笑を取った前のコンビと比べられて低い評価を付けられることは無さそうですね。

上沼恵美子の審査は破天荒か?

毎年誰かをこっぴどく怒る上沼さんですが、点数も破天荒かどうか調べてみました。

下の表は、他の審査員と比べてダントツで低いor高い点をどれだけ付けているかを示しています。
意外にも、上沼さんはダントツで低い点をつけることはなく、むしろ、過去に2回ダントツで高い点をつけています。(2017年のミキと和牛)

一方で、オール巨人さんがたまにダントツで低い点をつけていますね。意外です。

最後に

上沼さんが意外にまともな審査員で安心しました(笑)

最後にまで読んでいただきありがとうございました!
あと、かまいたちとてもおすすめです!

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