そもそもエモいって何!?――「中本のエモいこと探し 第1回」

※この記事は2018年7月31日にJブックスの公式サイトで公開されたものを転載した記事です。

こんにちはー!編集部中本です!

突然ですが、みなさんはエモいという言葉を使うことはあるでしょうか?僕は最近感動したとか、胸がジーンとした時とかに何かと使いがちです。「ヤバい」と同じぐらい使っちゃいます。

このブログでは僕がエモいと思うものをどんどん紹介していき、みなさんと「エモい」という感覚を一緒に体験できたらなと思うのですが、そもそもエモいってどこから来て、どういう感覚なの!?とブログを書いていくうえで疑問に思ってしまいました。


エモいという言葉を当たり前のように使いすぎているので、改めてその意味について考えることはあまりなかったのですが、これは今後このブログを書いていくうえで、見逃せない視点だと思います。

「エモい」と「消費行動」を結びつけた記述が掲載されている『超ソロ社会(荒川和久,PHP研究所)』という本のなかで、「エモい」という言葉については諸説定義があるとしたうえで、以下のように述べられています。

"もともとは、音楽のジャンルのひとつである「イーモウ(Emo)」からきている。メロディアスで哀愁的な音楽性と切ない心情を吐露するような歌詞が特徴的なロック・ミュージックを指すという。"

確かにネットでさっと検索してみても「エモ」というジャンルの音楽はすぐに出てきます。音楽が好きな人にとっては最近のエモいという言葉の使用について「何で今さら?」といった感じだったんですかね。「エモ」ジャンルの音楽がどういうものなのか、これも非常に興味深いので、今後紹介していきたいですね。

さらに『超ソロ社会』のなかでは"基本的には「心が動いた」「心に刺さった」という感動的な意味合いでもあるし、「なんか、うまく説明できないけど良い」という論理的なものを超越した情感でもある。"と記述されています。

「なんか、うまく説明できないけど良い」、まさにこれですよね(笑)漠然としているような気がしていて、絶妙に的を射ている感じがします。編集者としてうまく説明できないというのもどうかと思うのですが、エモ=エモーショナルということで論理的に説明できないものであって当たり前なのかもしれません。

さてさて、エモいという言葉がどこから来て、どんなことを指しているのかが、少しずつ見えてきました。次回からは僕が思う「エモい」ものを紹介していきますので、お付き合いいただければ幸いです。それでは!