【厚顔無恥話法】2018年6月27日 党首討論 VS 枝野代表&岡田代表

2018年6月27日に行われた、安倍総理と野党党首の党首討論。
約1ヶ月前の党首討論では安倍総理が全く聞かれていない話を始める等の時間稼ぎに終始した点を踏まえて、立憲民主党・枝野代表は質問中に安倍政権の7つの問題点を指摘する演説を取り入れるなどの工夫を試みた。
だが、枝野代表との討論の終了時、安倍総理はこのような発言を行っている。

枝野さんの質問というかですね、演説で感じたんですが、先般、党首討論が終わった後、枝野さんはですね、「党首討論の歴史的な使命は終わった」と、そうおっしゃった。まさに今のやりとりを聞いていて、本当に、歴史的な使命が終わってしまったな、こんなように思った次第であります

当日夜のNHKニュース7においても、枝野代表が質問中に演説を行ったことで党首討論が機能しなかったと視聴者に思わせるような映像を放映している。

党首討論の歴史的な使命を終わらせたのは誰だったのか?


本記事では、その点を明らかにするため、安倍総理の答弁を直感的に視覚化していく。具体的には、信号機のように3色(赤はダメ、黄は注意、青はOK)で視覚化する。

✳︎前回(2018/5/30)党首討論の視覚化結果は以下リンクで公開中
https://note.mu/jun21101016/n/n2b866bd84a5f

枝野代表に対する答弁

例として、枝野代表の2問目の質問を端的に要約すると、以下のようになる。

消費増税の直前に国会議員の数を増やすことについて国民の理解を得られると考えているか?

これに対する安倍総理の答弁。

3色で視覚化した結果、冒頭から最後まで真っ黄色(=回答者でありながら、なぜか質問内容を解説)。国会議員の定数問題の背景や経緯を延々と説明しており、質問内容に対する回答は1文字も確認できなかった。

党首討論の歴史的な使命を終わらせたのは誰だったのか?

岡田代表に対する答弁

無所属の会・岡田克也代表は制限時間6分に対して、2分以上も超過した。
安倍総理と岡田代表の発言を時系列で整理しながら、時間超過の原因を確かめたい。

まず、制限時間6分をオーバーしたのは、3問目に対して安倍総理が答弁している最中である。
岡田代表からの3問目は「総理を守るために官僚が文書改ざんや虚偽答弁をしていることに総理は責任を感じないのか?」
これは5分30秒までに質問し終えているため、安倍総理には回答の時間が30秒残されていた。簡潔に答えれば、十分に回答可能な時間だ。

しかし、ここから安倍総理は2分半以上にわたり、長々と答弁する。さらに、途中で3回にわたって鉢呂委員長が時間を超過している旨を注意したが、安倍総理は無視して喋り続けたのである。

そして、安倍総理が答弁を終えた8分16秒、鉢呂委員長の「発言は終了いたしました」の宣言がなされ、マイクも切れた中、岡田代表は地声でこう発言する。

総理は良心の呵責感じませんか。あなたを守ろうとするから官僚は、虚偽の答弁って普通やりませんよ。それを敢えてやったのは、やっぱりあなたを守ろうという気持ちからでしょう。そういうことについて良心の呵責感じませんか、あなた。それだけ申し上げておきたいと思います

これに対して、安倍総理は「やっぱり岡田さん、ルール守んなきゃ」と声をかけ、あたかも自分はルールを守ったかのような発言で討論を終了させた。この行為は後に上西充子教授に「厚顔無恥話法」と命名される。

✳︎党首討論に興味を持った方は下記リンクから当日を動画でご確認ください。党首討論の歴史的な使命を終わらせたのは誰だったのか、ハッキリと分かるはずです。

https://www.youtube.com/watch?v=JcVEpA-5Sac
枝野代表:1分53秒〜19分51秒
岡田代表:46分40秒〜55分14秒

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国会答弁視覚化

信号無視話法を始めとする不誠実答弁を視覚化します。
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