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【NHKの真っ赤な嘘】2018年10月24日 築地市場について伝えるニュース

10月20日にNHKで放映されて話題を呼んだドラマ「フェイクニュース」。
しかし、昨今の国内報道においてフェイクニュースを流しているのはNHK自身なのではないか。そこで本記事では、2018年10月24日の築地市場について報じたNHKニュースを検証していく。

ニュース内容

今回取り上げるNHKニュースの内容は以下である。

築地市場は「閉場」され、「立ち入りを禁止」しているにも関わらず、営業を続ける水産仲卸業者に対して、東京都が土地や建物の明け渡しを求める仮処分を申し立てたという東京都の主張をそのまま報じている。
だが、この報道内容には明らかな嘘や誤解を招く表現が8カ所もある。

NHKの真っ赤な嘘

このNHKの嘘を視覚化した結果が、上の内容である。
嘘や誤解を招く表現は赤字で示したところ、計8個もの嘘が発見された。
これらが嘘であると判断した根拠は枠内に示した4つの内容である。

まず、最も重要な点として築地市場は「閉場」していない
なぜならば、卸売市場法第14条に基づく「廃止の認可」がされていないからだ。

また、「豊洲市場の新設」が認可されたことをを根拠に「築地市場の廃止」も成立したと東京都は主張しているが、これは完全な誤りである。
現に千葉市中央卸売市場の移転に関して、東京高裁では1991年7月30日に以下のように判決されている。

高裁判決①(理由第五三3)
市場の移転に伴い市長の使用指定の対象施設が旧市場から新市場の市場施設に変更されたとしても、形式上は、旧市場の市場施設の使用許可の取消がなされたものとみる余地はない。

この認識の違いを整理すると以下のようになる。

東京都の主張:新市場(豊洲)の新設 =  旧市場(築地)の廃止
東京高裁判決:新市場の新設     ≠  旧市場の廃止

つまり、築地市場が「閉場」していないことは過去の判例から見ても明らかだ。
それにも関わらず、NHKは東京都が主張する嘘をそのまま垂れ流している。
NHKは「公共放送とは営利を目的とせず、国家の統制からも自立して、公共の福祉のために行う放送」であると自ら述べながら、もはや公共放送を名乗ること自体が嘘と言って差し支えない状況に陥っている。

✳︎築地市場の営業権など法的根拠については以下サイトを参照
http://www.geocities.jp/kumamoto84/Tsukiji/Tsukiji.html

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更新履歴

2018/10/24 19:02 公開

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