5月1日札幌メーデー人数試算_第1版_

【人数試算】2018年5月1日メーデー北海道 中島公園自由広場

デモや街宣の参加人数を正確に数えることは非常に困難であり、主催者発表の数字、警察発表の数字、メディア発表の数字に大きな隔たりがある場合もあります。
そこで、Jacob's Method(1960年代にカリフォルニア大学Herbert Jacobs教授が考案した群集の人数を数える手法。詳細はリンク先参照)を参考にし、「参加者がいる面積」×「混雑度に応じた単位面積当たり人数」で5月1日 メーデー北海道(中島公園 自由広場)の参加人数を試算しました。
結果、3360人という結論に達し、主催者発表3000人は実態に近いと考えられます。

参加者がいたエリアの計算過程

筆者や参加者が撮影した当日の画像を元に、自由広場の60m×40mのエリアに周囲の人に迷惑はかかるが通り抜けは可能な混雑で聴衆がいたと判断。
60m×40m=2400㎡

1㎡当たり人数の理論値

株式会社ベクトル総研が定義する群集密度ごとの値を採用。周囲の人に迷惑はかかるが通り抜けは可能な場合の理論値は1.4 人/㎡
Jacob's Methodが定義する群集密度ごとの値は大柄なアメリカ人を基準としており、小柄な日本人の人数試算に用いると試算人数が少なくなる可能性が強いため、不採用とした。

留意点

・長方形のエリアから離れていた聴衆は算出の対象外(Jacob's Methodの性質上、面積を計算できないエリアにいた人数は反映できないため)

参考写真

集会(11時頃、自由広場)
(1枚目:後方から撮影、2枚目:右側面から撮影)

デモパレード(11時過ぎから6グループに分かれて、中島公園を出発)


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