37年目

早いなぁ。37かぁ。
子供の頃想像してた37歳くらいとはだいぶ違うけど、ここ数年は、ただただ気楽に過ごせたと思う。

37と聞いて、何を思ったか、私の頭には素数だな…ということだった。決して理系でもなんでもないのに何でなのやら。
もしかしたら、数字をまたひとつ重ねたなぁくらいの意識だから、こんなものなのかもしれない。

思い返せば、30をすぎた頃あたりから、自分の生きにくさの正体が多少形になって見えてきて、最初は「へぇ?」くらいだった反応が、徐々に「ほう、なるほどね」とナチュラルに反応されるようになったのもあるのかと思う。あ、そうなんだ、的なそれ以上でもそれ以下でもない反応が嬉しかった。
だから、20代よりよっぽど30代の方が私にとっては楽しいし、充実して学びの多い日々になったと思う。

ちなみに…

今から10年前、つまり27の頃のことは、実はほぼ覚えていない。失業してキャリアもブランクのある時期だったし、何をしても今ひとつピンと来ない、しっくり来ない時期だったからかなと思う。あえていえば、姪がかわいいの盛りだったくらいかなぁと。あと、まだいわゆる一般的な社会人の人生レールに乗らないとダメなんだ、みたいなことに囚われていたのはあるかな。

それはおいといて。

実を言うと、この歳まで生きてるかと言われたら、多分、くらいにしか思っていない。どこまで生きられて、どんな風になってるかなんて誰にも分からないし、正直ロールモデル的な存在もいないから、そこにこだわらなくなったからかな?とは思うけども。それすら危うい。
それは、やはり54で突然死した父の存在が大きい訳だけども、去年初めて会社の健診で引っかかり、二次検査を経験したのも少なからずあると思う。まぁ、多分そこそこの確率でもう暫く生きてはいられそうかな?みたいな。30代を迎えてから一番考え方が変わったのかもしれない。

だからかもしれない。
今年の目標とか、テーマっていうのは特に設けないし、多分来年もこれからもしないと思う。
ただ日々は繋がっていて、昨日より今日、今日より明日を粛々とこなしていく。それだけなのだ。

最後に。
無事に産み育ててくれた母、何やかんやでいつも気にかけてくれる家族、適度に放任してくれる友人たちにありったけの感謝を。

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