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「大人の趣味はお金をかける」という貧しさ

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レコードプレーヤーを買い直してから、2週間程になる。

本当に少しずつ、中古アナログのLPレコード買っている。100円500円といった低廉な趣味として。

あらゆるLPレコードの音源自体が全てデジタル化されることはないだろう。

だからLPレコード市場は枯渇することはない。むしろニッチな市場として存在し続けるであろう。

しかし、

私の現在のレコード再生音質が不満である。

とにかく、低音が出ない。

まあ仕方ない。5000円そこそこのレコードプレイヤーで多くを求めてはいけないのはわかる。

しかし、今プレステ3でマイスキーのドヴォルザークのCDを聴いているのだが、

アンプはNFJの中華デジアン、スピーカーは自作のバックロードホーンである。

これがいいのだ。これでいいのだ

チェロの低音は豊かだし、オケも良く鳴っている。

これ以上は少しずついじって遊べばいいな、と思う範囲内である。

しかし、今朝方聴いていたアナログレコード

トーンアームには1円玉を乗っけて針圧を重くしているが、ダメである。

低音が圧倒的に足りない!

1週間ほど試行錯誤をしているが、現状はCDレベルまでも行っていない

これはプレーヤーを買い換えればいいのか?

ならば価格はいくらなら自分が満足行くのか?

YOU買っちゃいなよ!

いやいやいやいやいや。

50万円のプレーヤーは買わないから!

その金あればアーティストへの応援資金に回したい。

じゃあ、いくらならば満足行くのだろうか…?

オーディオテクニカだけれど9千円。

5千円のプレーヤーのグレードアップからするとあまりにショボイ。

っつーか最初からこれ買っとけ!と自分に突っ込んでしまう。うーむ。

2万円。また中途半端な価格である。

私はこういうところで非常にケチである。

自分の趣味に吝嗇というのは、いわゆる「大人の趣味」というところからすると明らかに反しているだろう。

しかし、昨今の大人の趣味特集はやたらに高額な物欲を駆り立てるものが多く、いかにも「大人なんだから、贅沢しようよ」という誘惑である。

最近のオーディオなど、大人に趣味を誘導するに、やたら高額スピーカーがエントリー機種だったりする。本当に驚くよ。

最低10万円ないと本格的大人の趣味、オーディオのコンポじゃないね、みたいな圧力。

私はオーディオをはじめ、趣味は決して金銭的に高価でなくても良いと思う。

出すべきは金銭ではなく、創意工夫である。その試行錯誤が楽しいのだ。

そして、今 うーむ、うーむと試行錯誤をしまくっている。

とりあえず、レコードプレーヤーの音質向上対策

1.レコード針を金属の楕円針に換える

2.ディスクスタビライザーでレコードの固定度合いを高める

3.自作でターンテーブルマットをコルク自作してレコードを安定させる

百円均一で材料を買ったので、丸く切り取るだけ。

<参考画像>買うと2000円くらいする。


これで今週末に対策を講じる。

針換えるし、スタビライザー使うから、音質は変わると思う。

しかし

自分の想像通りという保証はない。

しかし、これこそ創意工夫をし尽くしてやること

趣味だから夢中で必死で考える

ここですぐに高額投資に走らないことがポイントである。

まとまった投資は人事を尽くしてからで良い。

趣味でも安直に金を出せば期待したモノが得られる、という考えは貧しい発想である。

特にオーディオはオカルトにも走りやすいから、かなり慎重にしないと泥沼になるから本当に注意が必要である。

吾足るを知るというのも必要な知恵だろう。


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