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絶対と相対について

絶対と相対ですが、よく聞く言葉ですね。皆さんはちゃんと意味の違いが分かっていますか。

絶対
基準が一つだけ、全部その基準に従う

相対
基準が複数あり、場合によりけりで、ところどころで変わる
ちょっと砕けて言うと、一定の領域内の比較で決定される感じ。

例えば、韓国は絶対敬語と言われています。それに対して、日本は相対敬語です。韓国では絶対敬語なので、どんな場合でも目上の人間を呼び捨てにすることはありません。お客さんの前でも、目上の人であれば〇〇社長は~と言います。

一方、日本の会社では、外のお客から社長の所在を聞かれると、〇〇は~と呼び捨てしてもいいのです。ですが、社内の中の関係だと、社長のことを呼び捨てにすることはできないのです。

相対敬語は、「外のお客さん」と「うちの会社」を比べて、外のお客の方が偉いとするんですね。ですから、「外のお客さん」よりも、「うちの会社」が低くなりますから、その「社長」も、「外のお客さん」よりは立場が低くなり、呼び捨てになるのです。従業員は、会社の構成員としてあり、外のお客さんからは、「一体」と見なされます。そのため、従業員という下の立場であっても、お客さんに対しては、社長は呼び捨てされることになります。

相対敬語はかなりわかりにくく、新入社員泣かせですね。

絶対的と相対的、と使われることが多いですが、相対的というのはなかなかわかりにくいのです。

時間はどこだって1秒は1秒だ。と思われていました。絶対的なものだと考えられていたのですね。ところが、アインシュタインの相対性理論では、そうではないことがわかりましたね。そのことからも、相対という文字が使われているのです。



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