「夫のちんぽが入らない」を読んで

<本を読んだ経緯>

タイトルが衝撃的な作品なので
ジャケ買いならぬ、タイトル買い

<本のサマリ>

初々しい初恋の物語から始まり、
でも、ちんぽが入らない
兄妹のような夫婦の物語かと、
思いきや、そこは、ただの序章

著者の自伝的小説であり、
序章以降は、
精神病とのリアルな戦いの日々が、
描かれている

教師という仕事がいかに大変であるかを実感できる

念願の教師のという激務の中で、
精神が破壊されていく様が、
克明に、執拗に、描かれている

精神が破壊され、
誰にも相談できず、
ネット上の掲示板に救いを求めた結果、
夫以外のちんぽが入ることを目の当たりにしてしまう

死を目前に、
現状から逃げるも、
それ以降もその時のトラウマが大きすぎて、
精神、肉体と共に、疲弊していく

<本の感想>

彼女がもう少しだけ早く、
現状から逃げる自分を許してあげていたら、

夫のちんぽが入っていたら、
(その先の、妊娠、出産、育児、、)

もっと違った人生だったのかもしれないな
と考えてしまう

こんな風にがんばってるひとたちが
今もきっとどこかに居て、
そういう人たちに、届いて欲しい作品

そんな風にがんばらなくてもいいんだよと

逃げていいんだよと

手遅れになる前に逃げて、自分を大切に

仕事が、
辛くなったり、
つまらなくなったり、
飽きたりしたら、
ある程度までやってから、
全部放り投げて、
やりたいことをやるんだけど、

それは、つまり、今、旅に出ている

※夫婦が子供を作ろうとした時の
不安になる妻への夫からの印象的な言葉
「あんたの産む子が悪い子に育つはずがない」

ママが愛情持って育てているはずだから、
娘もきっといい子に育っているはず

あなたの琴線に触れる文字を綴りたい。