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2度目のリマソール……猫まみれ感パワーアップ!!

前回の記事で、キプロスのリゾート地・リマソールの猫天国ぶりについて書かせていただきました。

それから3年後の2016年6月、キプロスを再訪することになりました。

この年、当初ハワイに行くつもりだったのですが、ある理由で予算が足りなくなり、代替案を探しているところでした。

ハワイほど物価が高くなくリゾートっぽい場所で、どこかいい所はないだろうか?

そうしてランダムに航空券を検索していると、キプロス行きチケットを見つけたのです。

その内容は……

 カタール航空 羽田発ラルナカ行き
 往復総費用42,000円!!

これはおったまげました!
ヨーロッパ行きの航空券が、往復で4万台ですよ。
しかも燃油と諸税込で。

コロナ前は、時々このような破格のチケットが出てきたものでした。

キプロスならリゾート地として申し分ないし、物価もヨーロッパの中では比較的安い。

こうしてキプロス行きを即決。
航空券を購入しました。

このチケットは、私が生涯購入したヨーロッパ行き航空券の中で最安のものです。

今日は、2度目のキプロス・リマソールについてお話したいと思います。

リマソールは、空の玄関口ラルナカからバスで1時間半ほどの、キプロス島南西部に位置するリゾート地です。



6月のリマソール

6月は、キプロスでは夏本番です。

この時期のリマソールは、既に多くのリゾート客で賑わっていました。

そして、その猫天国ぶりは少しも変わっていませんでした。

リマソールのビーチでは、多くの人々が海水浴を楽しんでいた
やはり夏の海と空は美しい
市民の憩いの場・海辺のプロムナード
ビーチへ続く道で猫発見
ここはリゾートエリアから4㎞離れた旧市街
写真はリマソール城
リマソール城をバックに、塀に2匹の猫の姿が
塀に近づくと顔を出してきた
リマソール城の向かいにカフェがあるのだが、このカフェにはいつも猫がいる
カフェの床で昼寝しちゃってる猫も


猫屋敷のアパートメント再び

今回も、宿泊地は「クリサントス・ブティック・アパートメンツ」を選びました。

リゾート客向けのサービスアパートメントで、前回記事をご参照いただきたいのですが、敷地内にたくさんの猫がいる猫屋敷なのです。

朝食時に猫が自由に出入りしていた1階のレストランは、このときは改装中でした。

が、やはりエントランス前では、いきなり猫のお出迎えがありました。

そして相変わらず、多くの猫がアパートメントに出入りしていました。

表通りに面したアパートメントの室外機に、どーんと猫が乗っていた
この子はいつもエントランス前にいた
敷地の隅でご飯を食べていた猫
写真を撮ると顔をあげ、睨まれてしまった(笑)
アパートの1階の廊下で涼んでいた猫
猫はフロントでもどこでも、好きな場所に入ってくる
フロントのソファに腰掛けるマネージャーの隣りを陣取る猫

アパートメントの猫屋敷ぶりは、相変わらずのようです。

猫スポットの駐車場を再訪すると……

リマソールを再訪した私は、やはりあの場所を訪れたくなりました。

そう、アパートメントの近くの、猫がうじゃうじゃいる駐車場です(前回記事参照)

私は朝早く、アパートから海岸沿いに200mほど離れたその駐車場に足を運んでみました。

するとあの時と同じように、ぞろぞろと猫が出現しました。

ここが例の駐車場
朝だっただけに、よけいに猫出現率が高かった


猫が集まって来ると、私のテンションも上がってきます。

ああ、ここもちっとも変わっていない。

その時、1台の車が入って来て、中からガタイのいいお兄さんが降りてきました。

1匹の犬を連れています。

するとその場にいた猫たちが、いっせいにお兄さんの方へ駆け寄って行きました。

犬が一緒なのに気にも留めません。

颯爽と現れたお兄さん&犬
そこに集まっていく猫たち

私が様子を見ていると、お兄さんは集まって来た猫にごはんをあげ始めました。

猫たちにごはんをあげるお兄さん
すっかり猫に取り囲まれている
犬はおとなしく待っていた(笑)


駐車場中の猫が、お兄さんのもとに寄っていきます。

私はお兄さんに挨拶し、いつもここで猫に朝ごはんをあげているのですか?と尋ねると、時々給餌に来ていると言いました。

猫の写真を撮りまくっていたら、お兄さんから「カメラマンか?」
と訊かれた(笑)

給餌が終わると、やがてお兄さんは去って行きましたが、私はお兄さんのモテモテぶりがうらやましくなりました。

そう、ここの猫ちゃんたちは、もともと通りがかりの人にごはんを期待して出てくるはず。

ならば……

翌朝、私はキャットフードを持って駐車場を訪れた


これで前日のお兄さんのように、猫たちにモテモテになれるはずです。

早速、駐車場の猫たちが姿を現しました。

今日も続々集まってきた猫たち
現れた猫たちにキャットフードを与える


ところが何というか、猫たちのテンションが思ったほど高くないのです。

昨日のお兄さんに比べると、あまり猫にモテているという感じがしません。

ごはんを食べてる子がいる一方、白けている子も……

今日は、あまりおなかがすいてないのでしょうか。

一通りキャットフードを配って、駐車場を立ち去ろうとしたその瞬間、ゴミ箱に大量のキャットフードの空き缶が捨ててあるのが目に入りました。

つまり、先に来た誰かが、既に猫に朝ごはんをあげていたのです。

これじゃごはんもらっても喜ばないよね(笑)

今日はタイミングが悪かった。
モテモテ作戦失敗です(泣)

6月のキプロスはベビーラッシュ

猫は春先に出産シーズンを迎えるのでしょうか。

そのため、初夏にはよく子猫を見かけます。

キプロスも例外ではなく、6月に訪れたこの時は、多くの子猫の姿が見られました。

アパート前の駐車場で見かけた猫の親子
リマソールの海岸近くのコンドミニアムの軒先に黒猫の親子がいた
芝生で遊ぶ子猫たち
リマソール旧市街でバスを待っていた時のこと、近くの商店の軒先に子猫がいるのを発見した
子猫は全部で4匹?
ママはどこへ行った?
前回、秘密の猫の園?を案内してくれたアパートメントのマネージャーが、今回は2階の物置部屋へ案内してくれた
そこには、子育て中の猫がいた


6月のキプロスは、たくさんの天使で溢れています。

愛猫家は猫と逢えるだけでテンションが上がりますが、子猫ならなおさらですね(笑)

猫の子育てシーズンを狙って、猫スポットを訪ねてみるのもいいかもしれません。


……キプロスは愛猫家のみならず、すべての旅人に薦めたい場所です。

太陽と海の恵みに溢れていて、治安が良い・英語が通じる(公用語はギリシャ語と英語)・物価が比較的安いなど、旅行しやすい条件がそろっています。

ただ、冒頭でお話したような破格の航空券は、今はまず出ていません。

コロナ後は航空券の値もあがり、キプロス行きは往復で20万前後が相場です。

いつかまた航空券の値段が下がってきたら、またじっくり猫にまみれに行きたいところです。

※キプロスの猫の記事を書くにあたってキプロスの近況を調べたところ、2023年にキプロスで猫コロナが流行し、たくさんの猫が犠牲になったというニュースを目にしました。

深刻な状況に医師たちは、猫に人間用コロナ薬を投与することを決めたそうです。

その後の感染状況、薬がどの程度効いたのか、リマソールではどのくらいの被害があったのかなどは、情報がないのでわかりませんでした。

なお、猫コロナは人間には感染しません。

感染が収束し、猫にとって再び安泰な日々が訪れていることを強く祈ります。

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