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【本文無料】森の封印石型黒リザ

はじめに

こんにちは、ZnZnです

普段はロストギラティナVstarでジムバトル巡りをしています

CL横浜は残念ながら落選してしまいましたがシティ優勝でPJCSの権利がもらえるということで1年間ポケモンカードを頑張るモチベーションを頂いてありがたい限りな今日この頃

ギラティナ以外のデッキをを自分なりにチューンアップしたいと思っていたところに黒炎発売が重なりHPも高く単体スペックの高いリザードンを組んでみようと思いました

今回は現時点での黒リザの構築と構築経緯について自分の中での情報の整理の意味も踏まえて書いていこうと思います

前回は書いてる途中で飽きてしまって最後やっつけ仕事のような感じで適当に投稿してしまったので今回は最後まで書き切ることを目標につらつら書いていきます

特にめぼしい結果を出したわけでもないですが横浜に向けてこういう方針の構築もあるんだな〜くらいの気持ちで見ていってください

ジムバトル全勝程度なら全然できるのでジムバめぐりの息抜きがてら使ってみてください

本文は全文無料になります
一応投げ銭設定もつけてみたので参考になったと思ったら投げていただけるとありがたいです
爽健美茶代にさせていただきます

投げ銭していただいた方にはCL宮城からずっとギラティナを使い続けている筆者が最近ジムバトルで使っているギラティナのレシピ、対黒リザのプラン、今の環境の熱いと考えているデッキを紹介させていただきます
ギラティナに関する質問などありましたら順次追記という形で答えさせていただくのでよければどうぞ

また、友人でありいつも一緒に練習しているにんげんhttps://twitter.com/hiyopokeuti?s=20
が先日行われたかつた杯で黒リザを使用し個人7-1でチーム準優勝しました
彼の黒リザもアルセ軸をいい感じに形にしていて仕上がっているのでぜひ参考にしてください

構築はこちらになります

FvkFfV-hc84FU-51Vkk1

黒リザのサンプルレシピ

構築を組むにあたり流行っているアルセピジョット型のリザードンを使ってみるところから始めました

とりあえずきむらのポケ構の構築から感触を確かめ始めました。

SpyXUp-Jc36Jv-pUppUy

新環境といえばきむらのポケ講
いつもお世話になっております

色々触った感触として感じたこととしては雪道つらい!その一点に尽きます

リザのスペックの高さをひしひしと感じながらも進化さえ完了して仕舞えばロストマインも怖くないのがリザのいいところだと思いますがアルセウスVstarのスターバースに依っている関係上スターバースなしだと進化までいかなかったりピジョットが立たなかったりとだんだん厳しくなるな〜というのが感想でした

それに加えてアルセウス軸の抱える問題が見えてきました

それが1ターン目の要求が高いということ

先行1ターン目の理想盤面を考えるとヒトカゲ2、ミュウ1、ポッポ1〜2、アルセウス1
それに加えて次のターンアルセウスVstarに進化するためのハイパーボール+余剰ハンド2枚を残す、または博士やナンジャモといったサポートから展開することが望ましい流れとなります

ここで重要なのがハイパーボールが初動札になり得ない場合が多分にあるということです。
ハイパーボールを使う上でのハンド消費は3枚なのでハンドに2枚ハイパーボールがあったとしてもそのターンに打てるのはせいぜい1枚、
フル展開して理想の盤面を迎えるためにはVIPパスを引く以外に道はなさそうに思える

アルセウスは次のターンに進化するために確実に盤面に置いておく必要があります。
これが先行を取って回ると強いアルセウス軸の最大の弱点

またアルセウススタートするとふしぎなしっぽを使うのがかなり難しくなるのでVIPパスに触れる可能性がかなり低くなります

ここまでを踏まえて

初動の必須の要求を抑える
雪道があっても面を形成する
低い要求で殴り続ける

ことにとりあえず寄せてみることに

またとりあえずミラーを勝つことも念頭において他の環境デッキへのメタはできるだけ考えずに組んでみました

以下デッキ紹介です

森エンテイリザードン

fVF1Fk-hp4FrB-vkVkdk

基本の動き方

1ターン目にアルセウスVを置いて次のターンにアルセウスVstarをサーチしてくる→スターバースで進化先と飴を持ってくる

の一連の流れを森の封印石にさえ触れれば

エンテイを置く→リザードンorピジョットをサーチしてくる→スターアルケミーで飴を持ってくる

に置き換えているとイメージするとわかりやすいと思います

この際重要になるのはスターアルケミーのサーチが雪道下でも使えるということです
飴も進化先もある場合はサポートに触れたり、一連の盤面形成を始める前に博士の研究をサーチして始めるのも強く、1ターン前に尻尾やしゅんそくで拾った札を最大限活用しながら1番強い動きの再現に貢献してくれます

また森の封印石のサーチはペパー、タウンデパート、現物と3種類ありポケモンの道具というサーチしにくいリソースではありますが想像以上に触れます
特にタウンデパートが動きの再現に貢献しながら雪道を割れる札でありロストスイーパーや他のスタジアムより自分だけ動きの再現性に寄与してくれる雪道の割り札として機能してくれるためこのカードの効用は非常に高く個人的にもお気に入りの1枚です

ただしアルセリザ対面においてはエンテイをトリニティノヴァ230ダメージで取る要求を下げてしまうカードでもあるのでアルセリザ対面において最初に殴り始めるのはリザードンかピジョットが望ましいので注意しましょう

初動はミュウ1、ヒトカゲ2、ポッポ1〜2さえ置ければ及第点で穴抜けの紐→おとぼけスピットを2枚目のポッポで受けられたらベスト、時点で2枚目のヒトカゲ、余裕がある時に出しておいたエンテイで受けるのも場面によっては非常に強いです

ピィは終盤アタッカーを枯らされてしまった際に盤面の復帰を試みる際1番技が強いポケモンであるため採用、この枠はエンテイ2枚目と悩み中です

イキリンコはどうにもならないハンドをらネストボール1枚から救済してくれるカードの認識です、出すとベンチ枠が圧迫されるからきついが2進化デッキはどうしても要求札が複数枚あり厳しい時があるので保険用で1枚採用です(イキリンコがVじゃないからエンテイサイド落ちは相当頑張らなきゃいけない)

エンテイを採用する強み

初動の必須の要求が1枚分減ります
VIPパスに触れていて余裕がある時は初動から出して強いカードですが手札にドローサポートはあるもののエンテイを出しているとポッポやヒトカゲの展開が間に合わない場合エンテイを次のターンに後回しにできることが初動の要求の軽減になっています

エンテイを森の封印石の宿主(?)として選んだ理由がもう1つあり特性が非常に優秀であることが挙げられます

ふしぎなしっぽは初動においてVIPパスや不思議な飴、ハイパーボールなど盤面形成に必要な札に触れますがサポート、エネルギー、スタジアムには触れません
リザは初動で盤面を一気に固めてしまって山からエネルギーや飴、進化先といった中終盤必須ではないリソースを山から引き抜いてくれます
よって中終盤に使うしゅんそくの1枚ドローはふしぎなしっぽの1枚ドローより価値が高いことが多くマッハサーチの要求を軽減することにつながります

技要求が炎無色でひとまずふしぎなしっぽで6枚見てからジェットエネ前だしは不労所得ムーブの中でも非常に強力

ロストギラティナ対面においてHPも230と高くおとぼけスピット+ロストマインで余剰が出ないのも強く、一回の攻撃で1.5枚サイドを取るヤミラミの強さを最大限発揮させないことにつながります。また、スピットを当てられていない場合ギラティナを強烈に呼ぶためボスの指令を撃たずにマッハサーチのサーチ先をナンジャモや博士に当てられる点も強いです

リザードンはサイドを取られることで倒せるダメージラインが変わるため確定数を変えることに寄与してくれながら序盤サイドを取ることに貢献してくれる低コスト高パフォーマンスのアタッカー兼システムポケモンです

2枚使うことはありませんが2枚入れたいカードです

気をつけること

今の環境においてリザードンexのHP330を一回の攻撃で倒せるポケモンは非常に限られていて青天井系の技か確定気絶技くらいだと思われますが忘れていると足元を掬われるカードとしてミュウexの存在があげられます
こちらのサイドが残り1枚の状態でリザードンexが前にいるとミュウexの技、ゲノムハックでリザードンの煉獄支配をコピーされてしまい330ダメージを出されてしまいます
ミュウexが入るカードは多岐に渡り、サーナイト、ロスト系統、ルギア軸など様々なデッキタイプに入る可能性があります
相手に最終ターンを渡すタイミングで余裕があればこちらの残りサイドが1枚にならないようにケアできるとこの万が一が発生しないので安心です
輝くフーディンの特性で次のターンにサイドを1枚取って非エクを1体倒してサイド2枚取ることも可能なのでできるところは最大限ケアしていきましょう

採用カード紹介

リザードンex 3

1試合で最低2枚使うことが多いので3枚採用

リザード 1

1体目は飴で進化することが多いが2体目を月光手裏剣圏外にしておくためにHP100のリザードに進化しておくと飴が必要なくなるので2体目、3体目のリザードンに乗りやすいので非常に強い
バケッチャを入れるなどして雪道への耐性をサーチ可能なカードで手厚くしたい場合はレベルボールが入る場合が多いのでHP90のリザードを採用するのがいいと考えています

ヒトカゲ 3-1

基本はHP70で技まるやけのヒトカゲが優秀です。黒リザは単体スペックがイカれているのでヒトカゲ1体取られたところでなんら有利不利は動かないため序盤の雪道に対してまるやけスタートしても全然間に合う場合が多いです

一応HP70のヒトカゲはもう一体いてプロモ産でで炎2エネのヒトカゲがいるのですが終盤の2エネが要求として重いので現実的に技を打とうとするならマグマの滝壺などの採用は必要だと考えていますがブレインウェーブでHP330の黒リザをワンパンされた返しに非エクで殴り返せると次のターンボスの指令を要求できるのでナンジャモなどと合わせてサイドを1取る行動は想像以上に強力です、のこりHP40以上に残されることは多分にありますが要求上げにはなっているので十分な圧があります

HP60のヒトカゲは技が炎1エネ30ダメージでリザやピジョットをワンパンしてきたアルカナシャインのサーナイトをリベンジパンチと含めてターンが始まってから場に出して間に合う点を評価しての採用です、練習不足なサナを咎めましょう

ポッポ-ピジョット 2-2

リザードンexというカードが倒されてもサイドが2枚しか取られないHP330のアタッカーということでリザをワンパンできないデッキはリザードンへの攻撃回数がどれだけ稼げているかが重要になります
そのためピジョットをとっている暇のないターンは想像以上に多く存在しHP280と場持ちも悪くないラインなのでかなり強力な圧になります
雪道下では特性が発動しないのはネックですがこのデッキは毎ターンの手張りで次のアタッカーを準備する必要がない場面が多く最低限殴ることは可能な盤面なら十分に及第点は取れています
3枚採用されているボスの指令を打ちたいタイミングに打ち切れるのは対面してみると想像以上に強力でそれがこのデッキの強みの一つでもあります
一応ビーダルを1-1で採用するなどするとよりマッハサーチで満たせる要求の幅は広くなりますがVIPパスだったりサポートだったりがハンドにもたつくことが多いため建てるコストとドロー量が割に合わないことも多分にあるため今のところは採用しない方向で考えています

ミュウ 1

先行の強さを底上げしてくれるカード
ふしぎなしっぽを使うタイミングはそのタイミングで使えれば1番山上から見れている枚数が多いときに使いましょう
何も持っていない場合は尻尾→ナンジャモよりもナンジャモ→尻尾のほうが飴進化の要求を満たしやすいですが飴や進化先に繋がるカードを抱えている状態の場合は不思議な尻尾が先の方がいい時もあります
当たり前ですがボールを使うなどして一回シャッフルを挟むとナンジャモで下に沈んだ不要札に触る可能性が生まれるので適宜最適な順番でサーチしましょう

ジムバトルなどで隣の卓を見ていたりするとこの順番がバラバラで自分から再現性を下げに行っているプレイを散見します
1人回しの段階で場面ごとの最適なプレイ順を考える場数をある程度踏んでおくとスピード感を保ったままプレイの質が上げられるのでやり得です

エンテイV 1

しゅんそくに無限に助けられています
しっぽはサポに触れませんがしゅんそくはサポとポケモンの現物に触れるので煉獄支配で山のエネを抜いた後のしゅんそくの1ドローの質は序盤とは比較になりません
マッハサーチが「ハンドの足りないあと1枚を持って来る」特性であることを踏まえてハンドの枚数は正義です、感謝しながら1枚引きましょう

アルセウスとの大きな差異として1ターン前から場に置いておく必要がないことが挙げられます
ハンド干渉がないと思われる対面においてネストボールと森の封印石が「好きなカード1枚」に変わるのは非常に安心感があります。次のターンの初めのドローでエンテイの現物を引いたらネストボールをハイパーボールのコストにできるので見てから判断ができるのも地味強ポイントです

アルセウス軸のリザードン相手の時はベルトトリニティノヴァで簡単に飛ばされてしまうので最初のアタッカーはリザードンであることが好ましいです
あくまでエンテイがアタッカーとして強い場面は「エンテイが敵の攻撃を2回以上受けて倒される時」であることを踏まえて最初のアタッカーを決めましょう

マフォクシーV 1

森の封印石のつけ先がエンテイ1体だとサイド落ちした時にコンセプトとしての安定感がないと感じたのでVポケモンの枠の2枚目として採用
ドローサポート自体はそこまで極端に数を絞っているわけではないですがより安定を取りたい場合ネオラントVもおすすめです

下技が炎炎無色で前と好きなベンチポケモンに120ダメージずつ与えられるのは余裕がある時に決まると大体勝ちます
ジェットエネ対応なのも逃げで炎エネをなるべく消費したくないこのデッキとシナジーがあります
欠点としては逃げエネが2エネ必要なのでスタートしてしまうとふしぎなしっぽにつなげにくいこと、耐久が低く大体一回の攻撃で倒されてしまうこと、技を打ったあと手張りか入れ替え札を使わないと次のターン継続的に殴れない可能性が高いことが挙げられます
終盤に盤面にリザードが1体いるとリザードンに進化するだけで試合を決められるのでメインの道筋に組み込むには再現性が怪しいが余裕がある時に活用できるとアドバンテージが稼げる遊び枠として採用してるイメージです(ロスギラのロストスイーパーのようなイメージ※あくまでイメージ)
このカードは確定枠ではないので使用感が悪いと感じたらエンテイV2枚目などに適宜変更していいと思います

輝くフーディン

このカードをうまく使えるとミラー勝率がかなり高くなります
リザードンは細かい打点調整が苦手なのでそれを補ってあげると動きやサイドプランに幅が出せるため相性はいいです
逃げエネが2であることが大きなデメリットですがこのポケモンとエンテイは逃げエネが重いこと込みで考えてもお釣りが出るくらい強力であると考えているため個人的にはあまり気になりません
リベンジパンチで相手の盤面に残った40ダメージを移動させてこだわりベルトのように打点調整で使う、相手の体力を10〜20残してツツジケアをして次のターンにサイドを3〜4枚取る、アタッカーに2回の攻撃で倒すのに十分なダメージを与えながら相手のミュウなどに毎ターン20載せて好きなタイミングに倒すなど使い方はさまざま
このカードの使用感がかなりいいのでチャーレムVなども入れてみても面白いかもしれません

トレーナーズ

VIPパス-ネストボール-ハイパーボール 4-2-3

初動に並べたいカードが多く次のターンにハイパーボールで進化先を持ってきたい2進化デッキにとって手札消費1枚で2体展開できるVIPパスは必須枠です
この配分が適切かどうかは怪しいですがそんなに困っていないのでとりあえずこれ
アルセウスVstarが採用されていないためリザードンやピジョットを森の封印石やマッハサーチでサーチすることも多くハイパーボールは3枚でもあまり困っていません

ふしぎなあめ 4

エンテイのしゅんそくやトップドローで引いてきて1番強いカードなので4
2枚引けているとピジョットを経由してリザを建てるところまで行けるので手札に来ていると強いがそのターン進化できないとナンジャモで山下に行ってしまうためやはり最大枚数入れるのがいいというのが個人的所感中盤の博士で雑に飴とリザセットで引けたりして強い
モデル化が面倒なので4枚以上採用できたら、、、の話は一旦保留で

穴抜け-入れ替え 1-1

盤面にエネを残したいデッキにおいて入れ替え系統は非常に強力、というか必須

スイーパー 1
雪道の割り札
ペパーでこのカードをサーチしてそのまま使った場合ペパーを打った後ハンドが2枚分減ることになるので満たしたいハンドコストの要求を満たせているかは注意

すごい釣竿 1

やまびこホーンケアとハンドコストのために炎エネがトラッシュに落ち過ぎてしまった時の保険
煉獄支配でエネをつける際、釣竿を撃つことを要求されるのがあまり好きではないのでこのカード無しでも3体分のアタッカーの必要エネは満たせるような分量だがサイド落ちやらなんやかんやあるのであると心強い

サポート

ナンジャモ 3

リソースを山に残しながらナンジャモ→ふしぎなしっぽで要求を満たしに行ける
ボスを撃ちやすいデッキでもあるので相手のドロソになるポケモンなどをボスで倒して次のターンにナンジャモが雑に強い
序盤中盤に特にその強さが活きる良カード

博士の研究 1

ピジョットとリザードンが立ってハンドリソースが細くなった次のターンに撃てると以降の展開においてマッハサーチで補える最大ムーブが広くなるため採用
ピジョットが立った次のターンに1番打って強いのはこのカード
終盤のナンジャモの受けにもなるためできればハイパーボールのコストにしないでおきたいカード
確定サーチで要求を満たしていくデッキはハンド枚数が正義

ボスの指令 3

盤面が出来上がった後に撃っていく最強のサポート
初動にならないため多すぎても損で大体1試合2〜3回使うのでマッハサーチに感謝しながら3枚
サナ対面において330ダメージが出せるようになったアルカナシャインのサナが盤面にいる場合はボスで裏のサーナイトexを取る行動は負けに直結するのでその点は注意

ペパー 3

ペパーが入るデッキで強いデッキが存在したことがない上で今回は既存のアプローチとは異なった形で盤面形成に繋げたいと考えてペパーを採用しました

あくまで初動札であり盤面が形成された後はハイパーボールのコストにしてしまっても問題ないです
終盤で雪道さえ剥がせれば勝てる盤面になる展開が予想されるならロストスイーパーに触れる札として残しておいても損はないです
初動で持ってくるのは後攻1ターン目ならVIPパスと封印石、先行2ターン目以降は森の封印石とふしぎなあめ、またはハイパーボールをサーチしてくることが多いです(当たり前)
このデッキで一番嫌いなカードです

スタジアム

ショッピングモー-ボールタウン 2-1

ショッピングモールの個人的評価は非常に高いです

現代環境はポケモンの道具がグッズとは異なるカテゴリになってしまった影響でポケストップでポケモンの道具を回収できなかったりカイでサーチできなくなったなどポケモンの道具に触る手段が非常に限られています
よってショッピングモールのような動きを歪めずにポケモンの道具をサーチする手段があると森の封印石というサーチしにくいカードをメインの動きに現実的に組み込むことができ、尚且つペパーとナンジャモがハンドにあった際にナンジャモを選択できる機会が増えると考えて採用しています

またポケモンの道具がサーチしにくい関係でルール改定前に比べてポケモンの道具の採用も減少傾向にあるのでこのスタジアムを張ることのアドバンテージ量が相手と自分で相対的に自分側有利になることが多いと認識しています

現環境で貼りたいタイミングでポケモンの道具を貼れるデッキはミュウVmaxくらいなのではないでしょうか

ボールタウンはショッピングモールに比べて相手が利用した際のアドバンテージ量も多いですが終盤にHP60のヒトカゲを置きたい場面があるので終盤に自分のやりたい動きを通すのにも役立ってくれるので腐りにくい安定札であるため採用しています
ジェットエネルギーを不採用にする場合はこの枠はシンオウ神殿と選択になると思います

ポケモンの道具

森の封印石 2 リベンジパンチ 2

このデッキの森の封印石は軽量アルセウスVstarのような役割でアルセウス軸よりもハンドの有効牌が1〜2枚多い状態で序盤が推移(アルセウススタートすると尻尾ミュウに交代できない、エンテイのしゅんそく)しやすいと考えている(誤差)ので1枚サーチでも事足りることも多いです
このデッキのメリットはミュウVmaxのような序盤からボスが打ててサイド2のポケモンを撮ることが得意なデッキに対してVポケモンを場に出さないことでケア可能であることもいい点だと考えています
スターアルケミーを使った後は2枚目の森の封印石はハンドに来次第ミュウなどに貼ってしまいましょう

リベンジパンチは輝くフーディンのバリューを最大限高めるため、サーナイト相手に相手の残りHPが40以下の状態でリザードンやピジョットを倒すとサイドトレードで遅れを取らないため相手の要求を上げることができる点を踏まえて採用しています
こだわりベルトも採用したいですがエンテイには森の封印石が付いているので序盤から相手のVが進化する前に倒しに行くプランは取りづらいです
エンテイにリベンジパンチをつけた状態で序盤から殴りに行けるとベストでしたがなかなかそこまでは無理そうです
基本リザードンとピジョットにつけることになります

エネルギー

炎エネ8 ジェットエネ2

合計10枚エネルギーを採用しています
リザードンは基本エネが4枚でも戦えるくらい基本エネの採用が少なくても戦えるほどコストパフォーマンスがいいポケモンですが個人的に煉獄支配を使っていく前の要求に釣竿が含まれてしまうことはあまり好ましくないと考えているので釣竿を使わなくても煉獄支配が使えるように基本エネルギーは8枚ほどあると便利だと思っています
それに加えてアタッカーがほとんど2エネのポケモンで構成しているので2回の手張りでエンテイやリザードンで殴れることもテンポを渡さないためにできたらベストだと考えています
最悪雪道下でもリザードンに進化して手張りで育てていく選択肢があることを忘れないようにしましょう

ジェットエネはエンテイとピジョットが技の要求エネに無色が含まれ得ているので採用しています
ふしぎなしっぽを中盤に使えたり入れ替えのために2エネをコストにしなくていい場面が広がったりかなり器用なカードです
終盤の雑なボスの司令でリザードやヒトカゲなどが縛られて実質的なエクストラターンが取られてしまうことも多いため入れ替え札の枚数はかなり重要視しています


各環境デッキとの有利不利

対サーナイト

不利

タイプ上では有利をとっているもののボスの指令でサーナイトexを取れるターンは意外にも一回程度しかなく、相手はこちらのリザ、ピジョット、エンテイを一回の攻撃で倒してくる

ボスの指令を打てるターンが1回程度しかない、というのはアルカナシャインのサーナイトに9エネがついている時、ボスの指令でサーナイトを呼んでしまうと返しのターンに前のリザードンをそのまま倒されてしまう
崩れたスタジアムで盤面のサーナイトexを消されると次のターンサイドを2枚進めることができなくなってしまうので残りの取りたいサイド枚数が5-6、4-6、4-4、2-4、2-2、1-2、1-0と進み相手視点ミラージュステップを挟む余裕がないので苦しい勝負になります

こちらの残りサイドが2枚になったタイミングでベンチにリザードが置かれているとマフォクシーのマジカルファイヤーでそのまま勝ちますがその1ターン前にマナフィを置かれるだけでこのプランは通りません

しかしこちら側もできることが全くないわけではないです。
アルカナシャインのサナで殴られた際リベンジパンチで倒れてしまうHPラインで技を打ってしまってはサナ側もサイドレース的に間に合わないのでリザードンを倒すためにはリバーサルエネルギーが必須になり、月明かりの丘込みで6枚のエネルギーを加速して残りHP90残すことが必須になります
その前のターンのうちにリバーサルエネルギーを手張りできているとこの要求はそこまで高くないですが必要なカードが多くなるためかなりの圧になります
ただしピジョットを倒す際は8枚のエネルギーでいいためエネルギー要求が1枚軽くなります
相手としてもピジョットを倒すことが相手の勝ちを盤石にするためには有効な行動になるのでピジョットが狙われます
リベンジパンチのつけ先は現状リザ2体につけてエンテイはアタッカーとしては運用せずにリザードンで殴り続けれられるのがベストだと考えています

ミラー

五分〜微有利

この構築に輝くフーディンが入っていることが最大の差別化ポイントです
相手が残りサイド3の状態でダメカンが相手の盤面に乗っていればペインスプーン+ボスの司令バーニングダークで相手のピジョットをワンパンすることができます
また2パンの余剰分のダメカンを不思議な尻尾のミュウに載せ替えることで自分の残りサイド3の状態からペインスプーンでミュウを倒す→ボスでダメ感の乗ったリザードンを倒す、などのプレイで相手にサイド2を取れない状態を押し付けながら1ターンにサイドを3枚取るパワープレイをすることができます
序盤にサイドを取らないことで相手に一回の攻撃でサイド2枚を取られることを防ぎながら自分は器用なダメージ調整で6枚のサイド取りきりレースを出し抜くことを狙います
ポイントはできるだけ無傷のリザードンを立てる、自分から残りサイド1の状態で相手に番を返さないことです

対ギラティナ

微不利

アルセウスリザに比べて雪道に対しての耐性が多少マシになっているもののマッハサーチを終盤に止められてしまう、煉獄支配が序盤に使えないことがあるなどして厳しい対面です
特にこのデッキの強みであるリザードンの高耐久の押し付けがスターレクイエムで貫通されてしまうため最低でも2体リザードンを立てる必要があります

こちら側は相手のギラティナを1回の攻撃で倒せるようになる相手残りサイドのタイミングでボスの司令を合わせるのがベストです
相手残りサイドが4枚のタイミングでギラティナV、2枚のタイミングではギラティナVstarが一回の攻撃で倒せるようになるのでそのタイミングでボスの司令が打てると強力です
また相手はリザードンを倒せるのがギラティナVstarしかいないためギラティナで殴ることを強烈に誘います
そのため相手のギラティナが前に来ている場合はロストインパクトを打たれたタイミングで相手の盤面のエネが少なくなるタイミングがあります
そのタイミングでナンジャモを合わせられるとベストです
相手がサイドを取り始めていない際は博士の研究で手札補充をしながら後続のアタッカー育成に努めて次のターンのサポート、雪道の割札を予約しに行きましょう

フーディンがいるので10-20ダメージの細かい調整が効くためダメージパンチで相手の盤面に40ダメージ乗るなどして相手の盤面にダメカンが残ることで相手の意表をつくことも可能です
相手のサイドが6枚の状態でアビスシークしに来たギラティナ相手に煉獄支配で180ダメージ乗せた後、あえてダメカンが乗ったギラティナではなく無傷のギラティナVをボスで呼び出してダメカンを載せておくといいです
相手の月光手裏剣を見越してヒトカゲやミュウにリベンジパンチをつけるのも有効
基本的にリザードンはスターレクイエムやロストマインで気絶させられるのでリベンジパンチの効果が発動しないことが多いのでピジョットや非エクのポケモンにつけましょう
こちらのデッキは相手がサイドを取らないとギラティナをワンパンすることができないので1体倒した後の2体目のギラティナにサイドを4枚取られるとサイドレース的にも相手のロストの溜まり具合的にもよりビッグムーブをかまされるのでどちらが出てきても1回の攻撃で倒せる状態にして1体にエネルギーを溜められてやりたい放題されないようにしましょう
相手の雪道+手札干渉はこちらとしてもかなり効きます
終盤の山づくりに努めていきましょう

対ロストバレット

五分

盤面ができる前に月光手裏剣で盤面崩壊されてしまうと辛いですがそれ以外では盤面のHP水準を高くキープできるこちら側に分があると考えています
相手は基本的に後攻を取ってくると思うので穴抜けの紐からのおとぼけスピットはエンテイで受けられるとベストです
後攻1ターン目のドラゴンゲイルでエンテイが取られてしまうとサイドレース的にも追いつけるか怪しいラインになるので相手のベンチの数とロストの溜まり方を見て穴抜けの紐の前だし対象を考えましょう
やまびこホーンからのロストマインでサイドを2枚取られてしまうとリザードンを無視してサイドを取られ切ってしまう可能性があるためトラッシュにHP60のポケモンは残したくないです
そのため終盤のすごい釣竿は重要リソースになります
序盤に進化させるのをHP60のヒトカゲを優先して、そのリザードンを最後に押し付けられるなどするとロストマインへの耐性がかなりしっかりしています
対カイオーガ相手は執拗にナンジャもを打たせ続けて花選びで重要リソースをロストに送らせて終盤にパーツを揃えられないように心がけるとより勝ちやすいと思います
カイオーガのHPが130なのでペインスプーンマジカルファイヤーナンジャモが決まったら流石に勝てそう(小並)

対パオジアン

不利

月光手裏剣がきついのは言うまでもありませんが盤面ができてしまえばそれ以降は関係なくなってしまうのでマナフィを出す分のサーチ先をヒトカゲにするなどしてヒトカゲを3面建てることでケアしたいです
このデッキは雪道を置けるわけではないので相手の盤面にビーダルが立つと2-2-2されて負けてしまいがちです
他の対面に比べて今の構築では相手の動きに応じた回答が用意できていません
雪道を自信を持って貼れタイプの構築ではないとパオジアンはやはり厳しいものがあります

ミュウVmax

微有利

弱点マッチですが雪道ジャッジマンができるタイプのデッキであるためこの評価が妥当だと思います
ミュウVmaxはリザ対面が苦しい関係で今は下火になっているように見えますが環境内での対策が甘くなると大勝ちできるタイプのデッキですのでこれから増えていくと予想しています
先行なら裏に複数非エクがいる状態ではエンテイを倒すことは難しいため穴抜けの紐で前に出ない状態なら余裕があれば置いていいと思います
ロストスイーパーは気軽に飛んでくるため森の封印石を貼るタイミングはスターアルケミーを使うタイミングにしたいところです
こちらは3回攻撃すれば勝てるので手札が渋い場合はエンテイを出さずにヒトカゲのやまやきで雪道を剥がしながら機を伺ってゆっくりゲームを進めましょう

対アルセウスギラティナ

五分

CLなどの大型大会では必ず一回は当たるデッキタイプではありますので必ずケアしなければいけません
雪道ジャッジマンはいつの環境でも強いです
最終盤にギラティナVstarでリザードンexを一回の攻撃で倒すことはできないのでお互いに殴り合う展開ならリザードンに分がありますが序盤何ターン止まってしまうかでだいぶ変わってきます
またチェレンの気配りを一回挟まれてしまうと攻撃回数的にも怪しくなってきます
ただしペインスプーンを雪道をうまく剥がせたターンに使えると相手がサイドを3枚取ったところでペインスプーンバーニングダークでHP280のポケモンを一回の攻撃で倒せるターンが生まれるので相手の意表をつけます
こちらの目標としては終盤までに相手のギラティナを倒し相手が1回の攻撃でサイドを2枚取れない盤面を目指しましょう
それまでに相手の頂への行き道を枯らしておきたいので最初のアタッカーはピジョットexが最適だと考えています

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます
自分は説明があまり上手ではないため、かなり分量が多くなってしまったのですが誰が使っても一定のデッキパワーを出せるように一人回しで感じたことをできるだけ言語化することにつとめてみました
現環境においてリザードンは使用率も高くデッキパワーも高いサナパオギラに有利をとれないため大型大会向けのデッキとは言えないのが現状だと思います
しかしまだ研究されて日が浅い中でも耐久力と火力は目を見張る物があります
今回のデッキはボールの枚数やスタジアムの構成、エネルギーの枚数など改善できるところがたくさんあると思うのでいろいろ試してみてください!

投げ銭いただいた方にはコラムとしてギラティナ側がリザードンと対面していて気をつけるべきことやサイドプランについて、ギラティナミラーで気をつけていること、これからの注目デッキを軽く紹介しようと思います
そんなに分量は多くなくあくまでおまけなのでそこまで過度に期待しないでおいてもらえると助かります

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