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サスペンドされた仲介人たち(イングランドサッカー協会)

あなたは"サスペンド"と聞くと何を思い浮かべるだろうか?

そう!亀田史郎、無期限のサスペンドだよね

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というわけで
今回はサッカーの母国イングランドでサスペンドされた仲介人について
4人」ほど挙げていこうと思う。

意外な行動がペナルティ対象になる事をあなたは目の当たりにする。

↑の資料を日本語に訳しながら作成

一部過剰な表現が飛び出しますのでご注意下さい。
また下に辿っていくごとに罪が重くなっていく形式となっています。

目次
1.Richard Des Voeux(IMS000815)

2.Saif Rubie(IMS001199)

3.Dennis Bingham(IMS002354)

4.Darren Lewis(IMS001972)

5.最後に

1.Richard Des Voeux(IMS000815)

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スポーツビジネス界を20年近く活動している弁護士で複数の言語もこなすエリートで数々の大きな移籍に関わった人物とされている。

↑の資料によると
2016年2月、イングランドサッカー協会(FA)にクラブ「Reading FC」から不正を受けていると通告を受け調査を開始した。それによるとDe Voex氏は13歳の少年に電話でアプローチをかけてきたとある。

イングランドでは選手と契約できる年齢が16歳以上となっており彼はFA規約に違反したという事。

結局、彼は13歳未満のアカデミー選手にアプローチをかけたとして
仲介人としての活動を112日間停止と罰金£1250を受けた。

因みに彼は数年後に別件でFAから通告を受け
仲介活動を10ヶ月間停止延長と罰金£2000を言い渡された。

2.Saif Rubie(IMS001199)

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アラブに事務所を構える代理人でイングランド等で仲介を行っている。
彼の事務所「Future Gen Sports」HP⇒「https://www.fgsl.biz/」によると

ドイツ代表「Antonio Rüdiger」は「Saifは私のエージェント(Sahr Senesie )に連絡し、イギリスのクラブからの興味を示し、彼の行動は非常に専門的で、彼が言ったことを正確に伝えました。」とチェルシー移籍に感謝の言葉を述べている。

元コートジボワール「Kolo Toure」は「Saifを使用することは、彼が私が好きなことと嫌いなことを正確に知っていて、私の要件を常に理解していて、すべてを適切に行っていたので、いつも喜びでした。」とコメントしている。

そんな2人に感謝しか残っていない中、Saifはいったいどんな罪を犯したというのだろうか?

Saifは元マンチェスターシティのウィンガーである「Adam Johnson」とイングランドの女子サッカーチームに関してツイッターで行った「不適切な」ツイートをしたとしてされている。

2018年7月、子供との性行為で6年の有罪判決を受けた元イングランド代表「Adam Johnson」に対してSaifは「誰が彼のような間違いを犯していないのですか?(笑いながら泣く絵文字)」を侮辱するような書き方を残した。

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saifの弁護士は冗談でツイートしていたと主張し
「実際にツイートで提示されていたのは正反対です。Saifはドバイでナイトクラブを所有し、年をとるようにしばしば未成年の女性と"ピーーーーー"をしていました。ジョンソン氏は裁判で正しく罰せられたと彼の見解であり、それをツイートで伝えようとしたものでした」

2番目のツイートは彼の友人でありイングランドでプレイしていた「 Leon Knight」に答えた投稿された内容である。フランス女子ワールドカップ準決勝にてイギリスがアメリカに敗れて数時間後に
「 DON'T WORRY LADS THEY'RE COMING HOME」と書かれサルの目を覆ったスタンプを4つ使い、汚れた皿でいっぱいの洗面台の写真をアップした。

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この2つの侮辱的なツイートでSaifはFA協会から£10000の罰金4ヶ月間の仲介人資格一時停止、そしてFA教育プログラムを6週間受講するペナルティを受けた。

またSaifはこれ以外にも問題を起こしており例をあげるとクライアントであった元リバプールユースであったスティーブン・ジェラードのいとこに関して根拠のない事をツイッター上で書き残したり有名人をdisっている。
仲介人として、いや社会人とどうなのか言動を疑ってしまうレベルである。

3.Dennis Bingham(IMS002354)

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写真にも載っているとおり
Dennisはイングランド「Chesterfield FC」のスカウトコンサルタントに就任した経歴をもつアイルランド人の実業家である。そんな彼は2016年にイタリアサッカー協会(FIGC)からの忠告を受けたFAに「3年間の仲介人活動停止」を受けた。

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元々彼は当時オマーンを拠点とする輸送会社「Royal Pearl International Llc」の所有者だった。
2014年12月に財政難に陥っていたイタリアクラブ「Ac Monza」の所有権の譲渡に署名し、新会長となった。だが彼はクラブに資本提供を行う動きはなく

2014年9月と10月の給与支払いを文書化しなかったり等放置する有様。
結局そのままクラブは破産する結果となった。


のちに2015年5月イタリア本土でサッカー賭博が発覚し逮捕者が次々と増えていく中で彼も関与したのではないかと地元記事にも掲載された。

https://www.ilcittadinomb.it/stories/Sport/calcioscommesse-lindagine-di-catanzaro-arriva-anche-a-monza_1121521_11/ 


色んな記事が流れてくる中で彼はイタリアを脱出し行方を眩ますのだった。

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のちに彼は2019年にFA規定E10(利益相反)を違反したとして
仲介人活動停止期間をさらに「6ヶ月追加」を受けたとされている。

4.Darren Lewis(IMS001972)

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Darrenについて現在どんな活動しているかは不明(似たような名前が何人か浮上したので今回は省略。たぶん今ジャーナリストしてる人だと思うのだが)。

2016年4月20日、彼は当時クライアント選手だった「Ashley Nadesan」との代理契約が偽造、または改ざんされたものだと判明しFAに報告を受けたとのこと。

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また協会によって決定された時間と場所で質問に答える為に出席するFA規則F2に要件に遵守しなかったと主張されている。

これは普通にドタキャンでは......................

結局、彼は全ての仲介活動が永久に停止され罰金£500が科せられた

5.最後に

仲介人制度が開始してから約5年の月日が流れた。その中で彼ら以外に人物も忠告を受けたり罰金を受けたりと世界中で問題が発生していると言われている。

数ヶ月前にFIFAと仲介人関係者を集めて今後の制度について協議され数年後には大きく変更があるかもしれない。

これから仲介人を目指す方は念入りに規則等を調べてたり、熟読することを推奨する。

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