2022年11月18日(金)

渋谷O-EASTで、ビッグ・シーフ。

まずはとにかくエイドリアン・レンカーの声(質と出力)が圧倒的に素晴らしい。彼女の弾くギターも凄まじい。才気煥発。

それを前提としながら、しかしやっぱりビック・シーフは彼女を含む4人として凄いのだ、バンドとして素晴らしいのだということを強く感じたライブだった。

おとなしそうな人たちが楽器/音を介して密度の濃い会話をそこでしている、そんなふうでもあった。スタジオでもステージでも4人の想像力がひとつになって音楽が生まれていることがよくわかる、そういうステージだった。ほかのメンバーに対する思いやりとか敬意とか、そういうものまでも伝わってきたからだ。

作品のあり方とはまただいぶ違うので、単純にライブバンドとしての力に驚かされたというのもある。とにかく久しぶりに「バンド力」の凄いライブを観たという感じ。ビック・シーフを観たら、特に若い子は絶対バンドをやりたくなるだろうなと思った。

上は2019年に行なったエイドリアンへのインタビュー。今になってみると「～だわ」「～なの」といった女性言葉多めの書き方が自分で気になる。反省。