2023年9月10日(日)

渋谷・Spotify O-WESTで、「よせばいいのに～　モダンチョキチョキズ vs 餃子大王　東京編」。

モダチョキ復活!

2021年9月25日に神戸チキンジョージで「モダンチョキチョキズ1夜限りの?!復活祭」というライブが行なわれ、おおっ、モダチョキが一夜だけ復活したのか?!  東京でもやってほしかったな、と思い…。そして2022年8月7日に今度は梅田クラブクアトロで「モダチョキ復活祭の逆襲」が開催され、おおっ、一夜だけでは終わらなかったか、東京でもやってほしかったな、と思い…。そして今年9月1日になんと27年振りとなる新曲「きんかん」が配信リリースされ…。遂に本格再始動。ようやく東京での復活公演が行われたのだった。

メンバーの出入りの激しいバンドで、矢倉邦晃やヌルピョンは今はいないが、真城めぐみや、ゲストで宍戸留美も今回は参加。メンバーたちは再始動後の現状態を「令和モダチョキ」と呼んでいるようだ。

15時開演と、日曜とはいえずいぶん早い開演時間だったが、何せ90年代半ば頃にはライブをやらなくなって、97年から活動停止していたバンド。およそ四半世紀ぶりの東京でのライブとあって会場は超満杯で、初めのうちは中に入ってちゃんと観ることができなかった客もいたらしい。

まずは餃子大王。観るのは初めて。けっこう長めにやって場を温めた。

そして、待ってましたの令和モダチョキ。自分がモダチョキのライブを観るのはいつ以来か記憶がないが、とにかく数十年ぶりだ。

濱田マリちゃん(あえて「ちゃん」付けさせていただきます)のクルクル変わる表情、キレッキレの動きとダンス、キュートな歌声に、目と耳が喜びまくった。もう釘付け。彼女はまさに水を得た魚といった感じで生き生き歌っていて、観ていて幸せな気持ちになった。めちゃめちゃ可愛いくて、面白くて、かっこよくて、本当に魅力的。女優として第一線で活躍を続けただけあって、華があるし、オーラが違う。やっぱり稀代のエンターテイナーやなぁと改めて思った。

リズム隊の鉄壁の演奏、ファンク表現での妙味が光るホーン隊と、バンドとしても相当高レベル。ほかのバンドなら、いろいろもっと整理すればいいのに…と思ったりするようなところも、モダチョキの場合はその整理されてなさというか、ごった煮加減、混沌加減が面白いところだよなと思わせられる。

いやそれにしても、繰り返しになるが、パフォーマーとしての濱田マリちゃんのレベル違いの素晴らしさよ。歌って踊る彼女を2023年に観ることができたという喜びでいっぱいになった一日だった。また観たい。

(写真は、1曲撮影タイムがあって「SNSであれして」とのことだったので、そうさせていただきました)