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BONNIE PINK@ビルボードライブ横浜

2022年11月29日(火)

ビルボードライブ横浜で、BONNIE PINK (1stショー)。

待ってましたのBONNIE PINK。今年はフジのNIGHT TEMPOのゲストを含めフェス出演はあったが、自身のフルライブとなると3年ぶり。2019年のビルボードライブ以来だった。バンドは、鈴木正人(Ba.) 、八橋義幸(Gt.) 、奥野真哉 (Key.)、白根賢一 (Dr.)。

今回のビルボードライブツアーのタイトルは「Hello Again」で、つまり活動再開の意思を込めたものであり、セットリストにもそんな思いが反映されていた。

「LOVE IS BIBBLE」でダンサブルに華々しく幕をあけ、「Ocean」のあとには「ご無沙汰してしまったけど、こうやってまた皆さんの前で歌えるのは幸せです」とも。アコースティックで演奏された今年の新曲「宝さがし」は可愛らしい味わいがあった。

中盤には初期の3作がカラーヴァイナルで再発されたことに触れつつ、鍵盤を弾いて「No One Like You」、続けて「Melody」。どちらも2nd『Heaven's Kitchen』収録曲で、このあたりをライブで聴くのはいつ以来だか覚えてないくらい久しぶりだ(数十年ぶりかもしれない)。そして初期曲をもう一曲。BONNIEファンの間で非情に人気が高い名曲「金魚」(3rd『evil and flowers』収録)で、これは倉庫にとっておいたという当時の真っ白い衣装を着て歌った。

また、フェスで歌おうと思ってリハをしたもののそのときは時間の都合で歌えなかったというオリビア・ニュートン・ジョンのカヴァー「フィジカル」も初披露。そこからの「A Perfect Sky」では初見の観客も盛り上がっているようだった。

「来年はがつがつライブをやっていきたいと思っています」「あれもこれも喋ろうと思っていたけど、なんか胸がいっぱいになっちゃった」。3年ぶりのライブならではの感慨をそんなふうにも伝え、本編の最後は新曲「エレジー」。これが素晴らしかった。ここまでライブ映えする曲だとは思わなかった。この夜のライブで間違いなくこの曲がハイライトだったと言えるだろう。

アンコールは「鐘を鳴らして」。因みに2ndショーでは「Private Laughter」をやったようだ。

自分にとってBONNIEはデビューからずっと追いかけて度々取材してきたシンガーのひとりなので、またこうしてライブで会えて嬉しかった。「来年こそはアルバムも出しますので」と言っていたし、早くも2023年のライブも先頃発表されたので、来年の活躍を大いに期待している。

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