キャンディ・ダルファー@ブルーノート東京

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2019年11月19日(火)

ブルーノート東京で、キャンディ・ダルファー。

久しぶりに観て、やはりキャンディはショーの組み立て方が非常にうまいなと感じた。共演が予定されていた父親ハンス・ダルファーが体調不良で入院~手術したらしく残念ながら出演キャンセルとなってしまったが、そのことを観客に謝って「来年は必ず一緒にブルーノート東京に戻ってくるから」と約束したうえでハンスの大ヒット曲「MICKEY MOUTH」をフルで吹奏して盛り上げるあたり、さすが。こういうところが息の長さに繋がっているのだろう。

中盤ではバラード曲もいくつか。ボニー・レイット「I CAN'T MAKE YOU LOVE ME」は(『イマンシペイション』でそれをカヴァーした)プリンスへの追悼の意もあるんじゃないかと僕は勝手に捉えている。あと、サンタナ「EUROPE」なんてのもやって、そこではキャンディの長年のパートナーであるギターのウルコ・ベッドが哀愁たっぷりに弾いて喝采を浴びてたり。

で、「もっとファンクを!」というこちらの思いが募ってきたあたりで「PICK UP THE PIECES」投下。じらされた分だけ盛り上がるっていう。うまいね、どーも。因みにこのとき、ブルーノートの店員さんたちも後方で踊ってましたね。そういうの、いいと思う。

観たのは1stショーのほうだったが、それでも1時間半越え。アンコールなしとはいえ十分タップリやってくれて満足度高し。9月で50になったキャンディだけど、ステージ狭しと終始動いて吹いたり歌ったりと意気軒高。で、たまには野外フェスとかでも観てみたいもんだな、そしたら新鮮だし、十分盛り上がるんじゃないか、と思ったりも。


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