藤沼伸一「藤祭2019~還暦」@吉祥寺・ROCK JOINT GB

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2019年11月8日(金)

吉祥寺・ROCK JOINT GBで、藤沼伸一の還暦祝いイベント「藤祭2019~還暦~」。

初っ端から泉谷と藤沼のデュオ。藤沼に対して「ばかやろー、還暦なんか迎えてんじゃねえ」と、乱暴に愛ある言葉を吐く泉谷大将。変わらない優しさ。「流血のならわし」で始まり、「ネオエアー」、「スキル」、(メッセージ付きの)「春夏秋冬」、恒例「野生のバラッド」まで。

続いて、藤沼伸一 / 奴舞 / 大島治彦による3ピースバンド、舞士。そしてアコギのトリオ、中尾君と外丸君と藤沼君のステージを経て、トリは待ってましたのTHE ROCK BAND。そう、僕はこれを観にきたのだ!

亜無亜危異の4人がTHE ROCK BAND名義でのライブをするのは一体何年ぶりになるのか。わからないが、アナーキーが亜無亜危異として不完全復活を果たしてから、いつかTHE ROCK BAND期の曲を中心にしたライブをやってほしいとずっと思っていた。その時がふいに訪れたのだ。

タテノリの亜無亜危異とは全く異なる、粘り気のあるヨコユレグルーブ。それはもう凄まじかった。あんな強靭なグルーブ出せるバンド、いまの日本で唯一だ。ルースターズ「フール・フォー・ユー」、頭脳警察「夜明けまで離さない」といったカヴァーもまるでTHE ROCK BANDのオリジナルみたいだった。それも藤沼のギターあってのこと。そして本編最後の「四月の海賊たち」で僕、昇天。やはり日本で屈指のロック・ギタリスト!

それにしても不完全復活を果たしてからの亜無亜危異は実に充実した活動をしている。なんたって楽しそうだ。いまが一番いい状態なんじゃないかとも思う。来年はデビュー40周年で、1stアルバムと2ndアルバムを全曲プレイするライブもリキッドルームで開催するそうだし。それも楽しみだ。が。できればまたTHE ROCK BANDとしてのライブもやってほしい。そのときがそう遠くないことを願ってます。

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