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BONNIE PINK@品川インターシティホール

2023年7月16日(日)

品川インターシティホールで、BONNIE PINK「LIVE 2023“Infinity“」。

実に8年振りのツアーということもあって早々にSOLD OUTとなった東京公演(大阪・名古屋もSOLD OUT)。昨年11月にビルボードライブ横浜で3年ぶりの単独ライブがあったが、単独とはいえ、あれは約1時間半の短めセット。約2時間の長尺ライブとなると本当に久しぶりだ。

なので、長尺用のスタミナ配分を忘れてしまい(と彼女もMCで言っていた)、途中で少し息を切らしていたところもあったが、それもまた完全復活にあたってのリアルな一場面であり、そういうライブに立ち会えたのも貴重だったと思えることだった。

彼女を支えるのは今回も、鈴木正人(Ba.) 、八橋義幸(Gt.) 、奥野真哉 (Key.)、白根賢一 (Dr.)の4人。みんなBONNIEとは長い付き合いのメンバーなので、息が合い、安定感ありまくり。

ツアーはまた9月に続くのでセットリストの詳細は避けておくが、「おお、これやるのか?!」という意外な曲あり、初披露の新曲あり、「これを聴きたかったんだ!」という名曲あり。わけても自分的には多彩な新曲群がどれも過去の代表曲に負けないくらい強く響いてきたことが嬉しかった。それはつまりBONNIEが進化の只中にあることの証左であるゆえ。9月リリースの11年ぶりのニューアルバム、超期待できる! ⁡

終盤には待ってましたの名曲が演奏され(特に本編最後の曲のひとつ前のあの曲!)、この日が来るのを首を長くして待っていた観客ひとりひとりの内なる熱気がそのあたりで渦になったような感覚があった。それ、長尺ライブだからこそ起こること。

前半はややかたさもあったが、大阪、名古屋と公演を重ねる度に観客の盛り上がりもどんどん大きくなっていったようだし、新作リリース後のライブのクオリティはこんなもんじゃないだろう。彼女もMCで言っていたが、コロナがあけていろいろ日常が戻ってきたタイミングでの歌手活動復活というのは、結果としてほんとよかったこと。さあ、本当にここからだ!    と、強くそう感じられたことが何より嬉しいライブだった。



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