「Exhibitionism - ザ・ローリング・ストーンズ展 」@TOC五反田メッセ

ストーンズ展。初日と昨日、2度観に行った。

まず初日の日記から。

2019年3月15日(金)

ストーンズバカとしてはやっぱ初日に行っときたいなぁと思って、どうにかこうにか原稿やっつけ、行ってきました、「Exhibitionism - ザ・ローリング・ストーンズ展 」。もう大興奮。いくらでもいれる。美術展というより大人が夢中になれる遊園地。つまり鑑賞するより体感型。ボウイ展との大きな違いはそのへんかな。タブレット上のミキサーを好きにいじって聴けるアレが面白くて40分くらい楽しんだ。ギター好きはキースとロニーのギター・バランス考察とかできるし、ベース好きはベース音あげて楽しみゃいいし、人によっていろんな楽しみ方できそうだけど、僕のおすすめは楽器音全部さげてバックヴォーカルだけ上げて聴くっていう。あんなにちゃんとみんな歌ってるのね、って、そりゃそうなんだけど。で、思うのは、やっぱね、だらしない体型のジジイには絶対なるまいぞってこと。とりあえず夜にライブがあったので今日は3時間ちょいいて会場出たけど、来週あたりにまた行けるといいな。

続いて昨日の日記。

2019年3月22日(金)

ストーンズ展、2度目。1度目はうわあうわあと興奮してたらあっという間に3時間ちょっと経ってた感じだったが、2回目となると入口から出口までの体験を通して見えてくる物語性とかにも感心させられたり。きったない部屋の共同生活に始まって最後は3Dライブ映像のあの規模にまで到達するっていうね。あの大勢の観客のなか、呆然としている男性や笑顔で涙流してる女性が映って、2回目だった昨日もあそこでまたグッときてしまった。あれこそがストーンズ体験なんだよな。

昨日は連休の中日だったからか親子で見に来てる人もけっこういて、ベロT・ベロキャップのお父さんと同じカッコの小学生がニコニコ嬉しそうに見てたりとかね。夢あるなぁって思いましたね。

因みに「タブレット上のミキサーを好きにいじって聴けるアレ」はやはり人気のようで、昨日はかなり人が並んでた。やっと順番がきても、人が待ってるとなると、落ち着いて長々といじってられなくて。あればっかりはすいてる日のほうがいいすね。

バンドのファンのひとりとして、この展示会の内容自体も日本で実現できたこともホントに素晴らしいと僕は思います。が、ただ宣伝の仕方だったり、外の作りの詰めの甘さだったりは惜しいと言うしかなく。そのへんは隅々まで美意識に貫かれてたボウイ展との差にモヤモヤしないわけにいかなかったりも。

例えば、出てからの和みスペース。有賀さんの素晴らしくかっこいいライブ写真の横の高橋一生ポスターとか、あれ、どうにかならんもんか。せっかくの昂揚感があれでガクッとなる。レイアウトの詰めの甘さよ。それと繰り返し映像で流れる土屋アンナの歌とかも。あそこも普通にストーンズ映像流しててくれりゃいいのにね。出口の外のこととはいえ、そういうのって観に行った人のあとあとの印象付けに大きく関わることなので。勿体ない。


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