第21回目:送れば読まれることが当然だと思ってる?

どうも、潤歌です。
更新が遅くなってしまい申し訳ございません。

今回はオススメラジオの話をしようと思ってたのですが、巷で話題になっていた

「メールを送っても読まれない。送ってほしいって言ってたから送ってるのに読まれない。」(要約)

と番組ハッシュタグをつけて物申していた件について、ちょっと思うことがあったので改めて言葉にしたくて変更しました。

題材が題材なのでちょっと辛辣な意見もあるかもしれませんが、こういう考え方もあるんだなといち意見としてお読みいただけますと幸いです。




そもそもどのくらいの確率で読まれているのか?

番組によってかなり異なりますが、30分番組の平均は
ふつおた1~2通、コーナーは2~3通 計4~5通
ぐらいかなと思います。
もちろん大喜利などの短めメールを読むならもっと増えますし、トークが盛り上がれば1通も読まない場合もあります。

どのくらいの量が来ているかも番組によって異なりますが、かなり多い番組だとタウンページぐらい来ることもあります。
私はあくまでいちリスナーなので、正確な数は分かりませんが…。

これらの情報を合わせると、メール採用は狭き門だというのが分かります。


リスナー側の視点で考えれば、何十通何百通と送ってやっと1通読まれることもあって、むしろ読まれない方が日常茶飯事です。

当たり前のことですが、番組に届いているメールの分母が少なければ読まれる確率も高まり、分母が大きければ読まれる確率はグンと下がります。


何故読まれないのか?

理由は色々ありますが、こういうことがあげられるかなと思います。

  • 内容がつまらない(パーソナリティが話を広げづらい)

  • 番組の雰囲気に合っていない

  • 他の人とネタが被ってしまったから

  • メールの文章が長い

  • 募集していた趣旨とずれていたから

  • 尺の都合

あくまで一例ですが、解説していきましょう。


内容がつまらない(パーソナリティが話を広げづらい)

かなり否定的で直接的な言葉ですが、『パーソナリティが話を広げづらい』という意味合いで『つまらない』という言葉を使いました。

例えば「好きなおでんの具は?」の定番の質問があります。
これって、ほとんどの方が答えられると思うし、そこから話が広げられる可能性もあるんですね。
仮に「おでん嫌い」って方がいても1つ話が広がるわけです。
また聴いているほとんどの方が『おでん』を想像できるので、共感性も高いのです。

逆に、めちゃくちゃ極端な話になりますが、「○○さんって今、恋人っているんですか?」という質問があります。
これって基本的には掘り下げづらい話題かつタブーとされているわけですね。もちろん例外な場合もありますが…。
こういう質問を投げたら番組側はパーソナリティを守るために弾かざるを得ない=読まれないメールになるわけです。


番組の雰囲気に合っていない

先ほどのと少し似ているようでちょっと違います。

例えば、4人組の番組があったとします。
『4人の会話を楽しんでもらう』がコンセプトとしてあった場合、4人に質問をして話を広げてもらうようなメールが欲しいんですね。
なので、誰か1人をピックアップするようなメールはコンセプトから少し外れてしまうわけです。

このように、メールの内容が良くても番組の雰囲気と異なる場合は読まれないことがあります。


他の人とネタが被ってしまったから

これ、よく発生しています。

例えば「好きなおでんの具は?」という質問で『大根』と答える人が複数人いたとします。
このメールをすべて読んでしまったら、他のおでんの具についてのメールは読めなくなってしまいます。
なので、『大根』の中から代表して1通だけ読む形になります。

となると、読まれないメールが多くなるわけです。


メールの文章が長い

ラジオは尺が決まっていることが多いです。
その中でメールを沢山紹介したいとなると、長文のメッセージを読むのは少し難しくなります。
例えいいメールだとしても、文章が長いことで読まれないことがあります。

番組によっては、一部抜粋して読む場合や、むしろ長文OKの場合もあるので、この限りではないのですが可能性の1つとしてあげてみました。


募集していた趣旨とずれていたから

テーマやコーナーメールであるパターンですね。

例えば「好きなおでんの具」を募集しているのに、『スパゲッティが好き』ってメールが来たら一般的に考えると趣旨ずれてますよね?
もしこれが大喜利だとしたら採用されるかもしれませんが、テーマメールであれば弾かれることも多いように感じます。


尺の都合

完全に時間の関係で読めないパターンです。
読む予定のメールがあったのにOP喋りすぎてコーナーが1つなくなった…なんて話、ラジオを聴いているとよくありますよね。
こればっかりは時の運です…(苦笑)


逆に何故読まれるのか?

これも一例ですが、ちょっとあげてみましょうか。

  • 内容が面白い(パーソナリティが話を広げやすい)

  • 番組の雰囲気に合っている

  • 他に送っている人がいなかったから

  • 欲しかったリアクションだったから

とこんな感じでしょうか。
簡単に言うと、読まれないことの逆を考えればいいんです!


内容が面白い(パーソナリティが話を広げやすい)

これができたら苦労してないよ!!!って思う方も多いと思います。
私も思いながら書いています(笑)

『面白い』って言葉を使うから難しくなりますが、要はパーソナリティが話を展開しやすい話題を投げられるかどうかかなと思います。

例えば、「電車に乗ってたら小さい女の子が『お姉ちゃん可愛いね』と言ってくれました」というメールが読まれたとします。
このエピソードを想像して「可愛い!」という方もいるし、電車に乗ってた時や小さい子とのエピソードを展開してくれる方もいるし、何かしら広がりが生まれるわけです。

またこのエピソードって、大体の方がどんな場面か想像できると思うんですね。
こういった共感性があるのも『面白い』の一種になるかなと私は思います。

もちろんネタコーナーだったら単純な『面白さ』を求められることも多いですけどね。


番組の雰囲気に合っている

上のと似ていますが、これもまたちょっと違います。

例えば、先ほども例に挙げた『4人の会話を楽しんでもらう』がコンセプトの番組で「この時期に食べたくなる食べ物は?」というメールが読まれたとします。
4人もいれば同じものを答えるかもしれないし、予想しない角度で答えが飛んでくるかもしれない。
4人の会話がメールをきっかけに広がっていくので、番組のコンセプトや雰囲気に合っているってわけです。


他に送っている人がいなかったから

メールは様々な意見を読みたいものなので、あえて他の人が送っていなさそうなところを狙うと読まれることがあります。

例えば、「好きなおでんの具」の中で『黒はんぺん』と送った人が1人だけいたとします。確か静岡のおでんに入ってますよね?
地域性もあり、全国的に見れば珍しさもあるので、これだけでも話題が広がります。

もちろん攻めすぎたり、嘘を言うのはよくないことではありますが、オンリーワンを狙うことも読まれる1つの手段になるかなと思います。


欲しかったリアクションだったから

リアクションメールや各種感想のメールだと、制作側が欲しいと思うリアクションが少なからずあると思っています。

例えば、パーソナリティが投げかけたことに対してのメールや、コーナーの感想などがそうですね。


とまぁ、一部ですが紹介してみました!

読まれないものにも読まれるものにも何かしらあるんだなと何となくわかってもらえれば幸いです。


潤歌の考え方について

さて、ここまで書いたうえで私の考え方を書きたいと思います。

私のメール投稿スタイルは、『送りたいと思ったら送る』です。
もちろん番組によって「毎回1通は何かしら送るぞ!」や「思いついたから気まぐれに送るかー!」など、度合いは違いますが基本的にはこのスタイルです。
もちろん「読まれたい!」って気持ちはありますが、絶対に読まれるとは思っていません。

以前の記事にも書きましたが、

  • 難しい言葉を使わない

  • 出てきたワードを使う

  • 長くなりすぎない

を意識して、諦めずに送るようにしています。

先ほども書いたとおり、読まれることが当たり前ではないし、私も「読まれたらラッキー!」の気持ちでやっています。
トライ&エラーを繰り返すうちにどういうメールが読まれるのか分かってきて、読まれやすいメールを書けるようになってくる…と私は経験上思っています。
もちろんその人自身が持つ個性や得意分野があったうえで、その場の雰囲気に合うかどうかや時の運なども絡んでくるので、"絶対読まれる"保証はありません。

とはいえ、送る時から「私なんてどうせつまらんメールしか書けない…」のような『つまらない』という呪いを自分自身にかけてしまうのもやらない方がいいと思っています。
"言霊"ってありますから、本当につまらんメールしか書けなくなってしまうかもしれません。

また、いくら読まれないからと言っても、ハッシュタグをつけてそのことをつぶやくのも違うと私は思っています。
読まれないことをアピールしたって、メールが読まれるようになるわけではありません。
ハッシュタグは不特定多数の方が見ています。
自分はすっきりするかもしれませんが、周りから見たらいい気はしませんよね?
見た人はどう思うのか?そのあたりも考えてみてください。


今回のまとめ

いかがでしたでしょうか?

ちょっと後半まとまりがなくなってきましたが、今回の件に関しては

  • そもそも読まれることは当たり前でない

  • トライ&エラーを繰り返すこと

  • 諦めずに送り続けること

がポイントだと思っています。

読まれないことを嘆くよりも、「どうやって工夫すれば読まるのかな?」と考えた方が有効的です。

どうしても読まれたいのであれば、分母の少ない番組を見つけるっていうのも1つの手かと思います。
ただ、本当にそれでいいのか?は自分の心と相談してみてくださいね。


ということで、今回もお付き合いいただきましてありがとうございます!
少しでも参考になっていたら幸いです。
実際にメールを送ってみたよー!などありましたら、コメントやリプ、質問箱などで報告してもらえると励みになります!

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次回は…今度こそオススメのラジオ番組やります!
皆さんも何かおすすめあれば教えてくださいね!

書いてほしいことも随時募集しているので、お気軽にコメントやリプ、質問箱に送ってくださーい!

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