見出し画像

TPPと著作権⑧-改正法成立/実務上の問題と今後の見通し

1.改正法案の可決と成立

12月9日、TPP協定が賛成多数で可決・承認され、関連法も成立しました。

これにより、TPPに伴う改正著作権法も成立したことになり、これまで解説してきた各規定は著作権法の一部となります。

NHK News Webの報道によれば、自民・公明の他、日本維新の会なども賛成としたとのことでした。

「TPP協定は自民・公明両党と日本維新の会、それに、日本のこころを大切にする党などの賛成多数で可決、承認されました。合わせて関連法も可決、成立しました。」

これに対し、民進党の蓮舫代表は、次のようにコメントしたとのことです。

「食の安全など国民が不安に思っていることが解明されておらず、審議は尽くすべきだった。トランプ次期大統領を翻意させる確信もないのにこれだけ国会の時間を費やしたことが理解できない。すべてが強行、数の力、自分の思うがままというのはいまや安倍内閣のお家芸だ。責任ある政党としてしっかり審議し、拙速な採決には反対という姿勢は崩さない」

現在の民進党がこのような主張をしても虚しく響くだけで説得力に乏しいと言わざるを得ませんが、いずれにせよ著作権改正法は成立しました

それでは、今後の実務上の問題点と今後の見通しはどうなるのでしょうか。

続きをみるには

残り 1,132字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?