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主夫とイラストレーター

「イラストレーター」の名刺を作って10年くらいになりました。
娘が産まれるのをきっかかけに、仕事をやめて主夫になりました。
妻が一人、長女と長男、コーギーとの、10年くらいのあれこれを書こうかと思います。

・主夫になること
・なぜ、イラストレーター
・じぶんたちで子育てがしたい
・でも、だからこそキャリア形成

主夫になること

結婚したのは、23歳(いまは36歳!)でした。妻は9つ上。ぼくは派遣社員で妻は公務員。そう世に言う格差婚です。さて、ここで問題です。

格差婚で多い離婚理由は?

さあ、もうお分かりですね。いまも昔も、「妻の収入の方が多い」が離婚理由のトップだそうです。それを知っていたので、結婚から2年後、娘が生まれたのをきっかけに、ぼくが外の仕事をやめ、主夫になることにしました。

もうこれで「収入格差」で争わずにすみます。

もう1つ「年齢差」はあまり気になりませんでしたが、当時妻は32歳だったので(いまにして見ると若いけど)、あまり待たせないようにすぐ結婚しました。付き合って半年くらいです。

逆に、ぼくが年上だったら結婚はしなかったと思います。結婚も子どもも考えていませんでした。わりと、大きな決断(人生のターニングポイントみたいなこと)は即決で、後悔もしないような気がします。

なぜ、イラストレーター

イラストレーターを選んだのは、簡単な理由です。10代のころからお仕事をポツポツ頂いていたので、自然な流れでした。利点は、

・子どもと自宅で仕事ができる
・ネット環境があれば遠くの仕事もとれる

「イラストレーター」の名刺といっしょに、ホームページのドメインもとって、仕事のブランディングは、はじめにほぼ済ませました。いまもそのまま使っています。

子育てとイラストレーターを両立させるのは至難の技、くらいは想像できていたので、はじめのうちはハーフハーフでいくつもりでした。

ただ、仕事の質をハーフにするわけには行かないので、仕事量には気をつけてきました。量はハーフでも、仕事の質はフルです。

じぶんたちで子育てがしたい

きほんは「子どもが優先」です。
じぶんたちで子育てしたかったから、主夫になりイラストレーターを選んだわけなので、当たり前ですが、「ぼくの仕事のしわ寄せが子どもにいった」のでは本末転倒です。

子どもを優先して、残った時間が自分の仕事に使える時間です。

ぼくの10年(25から35歳)と、子どもの10年(0から10歳)では、まるで比べものにならないと思いました。子育てするからには、この10年は見逃せないし、こんな楽しいそうなことをだれかにゆずる気もありませんでした。

そして、この10年は本当に素晴らしい日々でした。

でも、だからこそキャリア形成

でも、だれだって20代の10年はキャリア形成に大事な時期だと思います。
だからこそ、量はハーフでも質はフルにして仕事をしてきました。
この10年、そのことが着実に信頼とキャリア形成に役立ったと思います。なにごとも急がば回れ、です。

外との関係が子ども通じて「◯◯ちゃんのお父さん」、だけになるのは嫌でした。それもあって名刺を作りました。

たとえ仕事量がハーフでも、外とのつながりは持つことができます。人にはいろいろな側面(呼び名)があった方がいいとも思うのです。ちなみに仕事では旧姓を使っています。

いろいろな生きかたがあった方が楽しいと思います。
その10年くらいの思い出と、これからのことをイラストエッセイにしてお届けしようと思います。3日に一回くらいの更新を目指します!

・主夫になること
・なぜ、イラストレーター
・じぶんたちで子育てがしたい
・でも、だからこそキャリア形成



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