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お誕生日にミュージカル『ブロードウェイと銃弾』見てきました

 真っ昼間生まれは変わり者と言われ続けて育ちました、じゅんぷうです。

 3度目の緊急事態宣言とその延長に翻弄されて、最初の2日は中止になったミュージカル。もろもろせわしないタイミングでしたが、無事に幕が開いたしチケット取っちゃってた自分のお誕生日はお休みできたので行ってきました。Hey! Say! JUMP有岡くん推しの娘に洗脳され続けた母、JUMPメンバー髙木雄也主演作をひとりで観賞。

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ウッディ・アレン脚本/福田雄一演出『ブロードウェイと銃弾』

 1920年代、禁酒法時代のニューヨークが舞台のコメディミュージカル。

なかなか芽が出ない劇作家のデビッド(髙木雄也)。ようやく自分の作品がブロードウェイで上演されることになりますが、プロデューサーのジュリアン(加治将樹)が見つけてきたスポンサーはギャングのニック(橋本さとし)。しかも出資する代わりに演技経験のない自分の愛人オリーブ(平野綾)を出演させろとゴリ押しし、部下のチーチ(城田優)を監視役として送り込む。ひとくせある出演者たちに右往左往させられながらも「妥協はしない」と自分の作品の上演に情熱を燃やすデビッド。ところが、リハーサルの様子を見ているうち脚本に口を挟むようになったチーチの才能を認めざるを得なくなり…

 1994年にウッディ・アレン監督/脚本で映画化された作品をウッディ・アレン自らミュージカル化して2014年にブロードウェイで上演。日本では2018年の初演作も福田雄一が演出し、W主演の城田優やほかのキャストも一部をのぞいてほぼ変わらず。主人公のひとりデビッド役に、ミュージカル初挑戦の髙木くんが抜擢されたわけです。クレジットを見ても制作サイドにジャニーズ事務所の名前はなく、髙木くんほんとにガチで飛び込んだんだなあと思います。JUMPの新曲も出たところだし、緊急事態で延びてただごとではない幕開けでしたね。

 お話は、だんだんとデビッドよりもチーチのほうが作品の完成度に妥協できなくなっていくという、この二人の逆転の展開が面白いです。芸術のために何をどこまで犠牲にするのか。

 映画も見てるけど、堅物のデビッドを髙木くんが演るとピュア感ましまし。歌は上手いの知ってるけど声帯はミュージカルに耐えられるかなと心配でした。高音はばっちり聴かせてくれました。城田優は2階席から見ても長身が映えて素敵。歌唱も立ち回りも安心感ありました。

 あまりにも男女間のあけすけなセリフが多いですが、福田雄一エッセンスのおかげで始終くすくす笑い。なんといってもダンスシーン、とくにタップが圧巻! デビッドも華麗なターン! 舞台に関わるすべての方々に心から拍手です!!

(帰宅して家族にお誕生日を祝ってもらうとき、この1年の韓ドラ生活のおかげで「センイルチュッカハムニダ~」のほうがしっくりくる自分)



 

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