見出し画像

弓道女子の心を射抜く韓国時代劇勝手に3選

さっそく弓道女子気取ってすみません、じゅんぷうですこんにちは。

もう一度弓を引きたい。
ここ数年は韓国時代劇で弓のシーンを見ては思いを募らせてきました。古代から北方騎馬民族の影響を受けて弓を主な武器としている朝鮮半島。中国や日本に比べ弓の技術は圧倒的だったといいます。ドラマにもなっている高句麗の始祖「朱蒙」は弓をよく射る者という意味があるほど。

現代も韓国アーチェリーは世界最強ですし、K-POPアイドルたちのスポーツ大会とか見ててもアーチェリーはもれなく競技種目に入っていて、もっとも緊迫するといってもいいと思います。

弓道を再開、というかほぼ1からスタートした顛末を書いた、上の記事。最後に貼りつけた『日出処の天子』の厩戸王子が弓を引くシーン。このシーンのあと舎人競技が行われ百済出身の舎人と新羅出身の舎人の一騎打ちとなるのですが、新羅出身の舎人は蘇我と物部の戦いで物部守屋を射た剛の者という設定。王子がスーパーサイキックな能力者ということはさておき、朝鮮から仏教や建築技術など最新テクノロジーが入ってきただけでなく、みんな弓の使い手なんだって小学生のころから思ってきたのです。

というわけで韓国の時代劇=弓。
『朱蒙』『六龍が飛ぶ』などいろいろありますが、中でも弓矢がドラマチックなエッセンスになっていて心射抜かれる作品といえば!

①『奇皇后』

とにかく長いしストーリー展開の起伏もすごくて見るほうも気力体力すり減るドラマでしたが、主人公ヤン(演ハ・ジウォン)は弓の名手。このドラマにおいてヤンと弓とは悲劇と結びつくものでもあり、また運命と結びつけるものでもあります。初恋の人、高麗王ワン・ユ(演チュ・ジンモ)との弓の勝負、のちに嫁ぐことになる元の皇太子タファン(演チ・チャンウク)への弓の手ほどき…。何よりヤンが弓を引く姿が何度も出てきますがとにかくカッコいい。アクション得意なハ・ジウォンですから流石!片箭という短い矢もこのドラマで知りました。

②『恋慕』

女人であることを隠し世子(皇太子)として生きる運命を背負ってしまったタミ(演パク・ウンビン)。それもこれも弓によって双子の兄である世子イ・フィの命が絶たれたから。それから彼女が男として、世子として疑われぬよう必死で努力したうちのひとつが弓。そしてある日、イ・フィを妬み疑惑の目を向ける叔父が狩りの最中イ・フィに矢を放ち、結った髪がほどけてしまい大ピンチに!そこに現れるのが宮女タミだった時代の初恋相手ジウン(演ロウン)という、これまた弓に導かれるような物語。

イ・フィの祖母で王室の最年長者でもある大妃も弓使い。大妃自ら弓で戦う姿勢にもグッときます。

男装のパク・ウンビンと弓、凛々しくてまぶしい。

③『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』

初めてドラマ終了後にロスというものに陥った作品。イ・ジュンギ演じるワン・ソが好き過ぎて苦しかった…いや今でも苦しい。初視聴から6年ぐらいたちますが、いまだにファンメイドの動画を漁ったりしてしまいます。

『奇皇后』『恋慕』は男装のヒロインと弓でしたが、『麗』は違います。ヒロインのヘス(演IU)は武器を持たないし、ワン・ソの武器は剣。ですが弓がとんでもない悲劇とめくるめくロマンスをもたらします。いずれも弓を引いたのはワン・ソの兄であり高麗の3代皇帝となったワン・ヨ(演ホン・ジョンヒョン)。彼らの弟である第10王子ワン・ウン(演EXOのベッキョン)の悲劇を引き起こし、これによってワン・ソはこんなことを止めるため己が皇帝になると決意するのです。

そして極上のロマンスシーンの宝庫でもある本作。中でも見ていてぎゃー!!だったのは、やはり弓から始まります。ワン・ヨがお戯れに弓でヘスを狙い、それに気づいたワン・ソが間一髪ヘスを助けますが、矢はワン・ソの上腕を掠めます。毒矢だったのか高熱にうなされるワン・ソ。ようやく熱が下がり、目を覚ますと看病疲れで眠っているヘスがいて…。ヘスのためあえて距離をおいていたワン・ソが、ついに気持ちを押さえきれなくなるこの一連に何度もキュン死。

とにかく弓から、一本の矢からドラマは始まるのですよ。だからわたしもこれからドラマが始まるのかもしれない。そう妄想しながら練習行ってきます。

いただいたサポートは①心と体の栄養②妄想と仮想を現実化③さらなる発信のために使わせていただきます❣