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62歳まさ美さんを見て思う女の働き方

80歳ぐらいでシェアスナックをやっていたい。
こんにちは、じゅんぷうです。

最近よく見ているYouTube。
「ニッキとかっちゃんねる」については
またの機会に書きたいと思いますが、
趣味や推しの動画の合間に
つい目で追ってしまうのが
「60代厳しい老後を生き抜くまさ美」です。

シニアのYouTuberさん、
それもタイトルに「60代」「70代」と
謳ってらっしゃる方は多いのですが
年金暮らしか否か
パートナーがいるかいないか

によって動画の方向性はまるで違います。
ファッションや趣味の発信で
ほっこりさせてくれるか
シビアな暮らしぶりを見せつけられるか…

で、わたしが見ているまさ美さん
62歳・未亡人・年金なしというスペック
日々、まさ美さんが自分の夕食の調理をしながら、
近況と心情がテロップで流れるというスタイル。

言葉遣いもとてもていねいだし、
お顔は映らないけれど
姿勢も所作もシュッとされていて
調理も手際よしです。

だんなさんとは20年前に死別されていて
年金受給は65歳から。
昨年末に勤務先を辞め
(このいきさつも動画があるのかな)、
新しいパート先を見つけて面接を受け
働き始めた、その研修期間を現在視聴中。

面接にたどり着くまでも
なかなか大変だったようです。

食品容器の検品作業という工場でのお仕事で
勤務は8時~17時。
通勤は車で片道40分。
一緒に新人として入った50代の女性は
初日の午前中の研修で辞めてしまった…
研修担当の30代の先輩が苦手…

動画の登場人物名はすべて仮名、
地域もわからないし仕事内容も変えて
特定できないようにしているとのこと。
もし仮にフィクションだとしても
まさ美さんの動画に共感する人は多いと思います。

まさ美さんの出勤初日の緊張感や
どう立ち回るべきだったのかという葛藤、
続けていけるのだろうかという不安。

彼女がとても真面目な性格というのは
動画を見始めてすぐにわかりましたが、
きっと女性視聴者たちがもれなく感じるのが
他人事じゃない
ってことだと思います。

どんなに人生設計したって、
何があるかわからない。
まさ美さんの動画は
シビアではありますが
自分の状況や感情に向き合って分析し
前向きなメッセージで終わるので
悲壮感はありません。

何より、すごくおしゃれにきれいに
というコンセプトではないのに
ごはんがどれも美味しそう

こんなにバランスよく調理できて
文章もきちんとして
バランスを保った動画を作れる人だから
どんな職場でも
バランスよく生きていけるはずと思いますが
地域や年齢によって難しいのが実情なんでしょうね。

近所でランチできるお店や社員食堂はなさそうで
お昼休憩は事務所でほかの方々と一緒にか、
自分の車の中でとるんだそう。
そう聞いて、わたしは愛読書であるマンガ
伊藤理佐「おいピータン!!」
あるエピソードを思い出しました。

山が見えるどこかの地方の会社で働く
20代半ば~後半くらいの男性。
お昼はいつも事務所の中で
社員何人かとお弁当を食べています。

そこへ入社してきたカンザキさんは
30代シングルマザーで
「食べたあと眠りたいんで…」
とお昼はマイカー弁当。

男性社員は、いつも一緒にお弁当を食べる
距離感バグってる若い女子社員に疲れていたので
カンザキさんの「遠さ」にあこがれるというお話。

「おいピータン!!」17巻より。

読んだとき、カンザキさんに自己投影しました。

どこの地方かわからないけど
マイカーで何十分もかけて通勤して
昨夜の残りおかずとふりかけご飯
卵焼きだけは朝焼いたりして
出勤途中にコンビニで
フルーツとかデザート買って
車の中で存分に好きな音楽かけて
ひとときの自分だけの時間。

そんな自分も存在していたかもしれないし
これからかもしれない。
そう思ってこれからもまさ美さんの動画見ます。


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