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さっぽろ食材でケータリングと「地域と食」についてお話しました。

先日札幌に行ってきました。

北海道は、農業、漁業、酪農、全てに恵まれていて、中でも札幌は、毎朝道内各地からとれたての食材が集まる食材の宝庫。

札幌駅に着いて早速向かったのは、新鮮で美味しい食材にこだわった人気のお店「Moliere Cafe モリエールカフェ 」でのランチのひと皿。

そして、札幌の夜は、流行りの夜パフェ。人気のお店でした。

もちろん、お寿司も。札幌駅ビルの中のお寿司屋さん、美味しかった。

「食の街」札幌は、一度や二度じゃ到底味わいつくせません。本当に移住したい…と思いました。笑

|札幌の食材を用いてケータリング

その「移住」に関連して、先日札幌の食材を用いてケータリングをさせていただきましたので、その様子もお伝えしたいと思います。

移住雑誌「TURNS」主催のイベント「 食べる と 暮らし を考える」。

「地域を耕す料理家」として地域の食の魅力を語ってきました。地域は宝の山。この考えは都会に住んでいてもずっと変わりません。

|さっぽろの特選食材を用いてケータリング

ケータリングで作ったメニューはこちら。さっぽろ圏(札幌市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村の8市町村)の特産を使用しました。

紫いもやシャドークイーン、、小豆、ハスカップなど、自然に発色した食材が多かったので、「紫」をイメージにレイアウトしました。

ひと口おにぎりは、一瞬でなくなるほど大人気。
左から「北海道産甘納豆の赤飯」
左から2列目「牛肉と山わさびのおにぎり」
左から3列目「ほぐし鮭のおにぎり」

北海道の赤飯は甘いので、意外性がありいい話のネタになりました。やまわさびは、こちら。オリオン食品の山わさび。白醤油を使っているので色が澄んでいて綺麗。

ほぐし鮭といえば、こちら。ゆっくりじっくり熟成させて作っているため缶詰に入っています。食べると今までの鮭フレークのイメージが変わります。なんともしっとりふわっとした食感。

北海道といえばチーズです。町村農場小林牧場のチーズや、ファーマーズファクトリー放牧豚の無添加ウインナーを盛り合わせました。

私がはまっている農家のベーコンのミニロールサンド。シャドークイーンとキタアカリのポテトサラダ、トンデンファームのソーセージパイ。

ケータリングでサラダのトッピングに使えて映えるのがこちら「じゃがいろ」というじゃがいものおやつ。ノーザンルビーとキタムラサキを使用しています。

そして、今回イベントの一押しがこちら、大塚ファームの有機「ほし甘いも」。日本で初の有機干しいも。現在でも有機認証のものは国内でも数社でしか製造されていない希少なものです。

余りにも美味しすぎて、スイーツ用に「干し芋のトリュフ」も作りました。

北海道のソウルドリンク「カツゲン」とフレッシュ苺のゼリー。

ハスカップのパウンドケーキ。

|「食べる」と「暮らし」を考える

このイベントのテーマ「食べると暮らし」のとおり、地方に足を運ぶと、「食べる」ということに対して、都会より丁寧に向き合っているように感じます。ご一緒に登壇させていただいた「たべるとくらしの研究所」の安斎夫婦は、食べるということを足元から見つめなおし、小さな営みの中で心地よく過ごす場所づくりをされています。

さっぽろ圏は、北海道の恵まれた食材たちが集まる流通の拠点であり、日々美味しい食材と向き合いながら充実した時間が流れる豊かな街

次は、夏ごろに訪れてみたいです。

中央省庁に勤務。日本の食と農に思いを馳せる妄想料理家。休日はNINO FARMにて野菜作りをしたり、全国の産地に出向き美味しい食材の魅力を発信する。フードアナリスト、野菜ソムリエ / 愛媛県出身/砥部焼大使。