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無心に糸かけ~2024年の色とかたち

去年から何か一つのことに集中することに快感を覚えています。
映画を観るとか本を読むとか視覚主体の受動型とはまた違う、農作業や手作業のような手を動かしながら自分と向き合えるもの。

昨日は1月10日、糸の日ということでコスモサークルのワークショップがありました。鏡マリさん主催。わたしはコスモサークルが大好きですが、何よりマリさんのお人柄が好きで今回も無条件に参加しました。

コスモサークルは糸かけ曼荼羅という名で知られています。糸かけ曼荼羅は板の上に円周になるようくぎを打ち付けそのくぎに糸をかけていきますが、コスモサークルは円形の厚紙の周囲に施した切込みに糸をかけます。コスモサークルのほうが気軽にできる印象です。

コスモサークルばかりに注意がいっていましたが、前半は色かるたでした。128色の無地のカードをテーブルにばらばらに置き、マリさんが「お正月といえば何色ですか」などと尋ねると各々が自分のイメージでカードを取っていきます。選ばれるカードは人それぞれ、1枚取る人もいれば2枚3枚と取る人もいます。順番で自分がどうしてその色を選んだか説明します。みなさんその色に乗っている自分の思いを伝え、聞いているのもとても面白い。そんな中、自分が思いのほか何事にも色をイメージしていないことに気づきました。

色かるた

最後の質問は「今年はどんな色ですか」、うーんと迷って濃い藍色と薄い水色を選びました。カタカムナ音読しているときに浮かぶ宇宙の中に音が散らばるイメージ、最近であった量子力学も宇宙のイメージだからです。薄い水色は空の色。朝起きてベランダから朝日が出る方向を撮影するようになってから数か月たちますが、空を見上げることが増え、世の中に美しい色がたくさんあるけれど、一番美しいのは空の色だなと思うようになりました。いろんな空の色があるけれど淡い色合いがきれいだなと思うのでそんな色を。
去年は精力的に活動し、色々な人とつながることができました。地元さいたまでのネットワークに入れてもらえた実感があります。今年は空にポツンと星のように輝きたい。「あの人がやっていることは信頼できる」「彼女が薦めるなら間違いない」、と言ってもらえるような魅力ある人になりたいなと思っての2つの空の色。

宇宙と空のイメージ。両方そらだけどw

色かるたで盛り上がったあとはコスモサークル。
今年の数字は8なので、通常のパターンに八芒星を加えたデザインで糸をかけました。
八芒星をかける前に3色の糸でかけていきます。考えに考え、実際に糸を台紙に当てながら色を選んでスタート。台紙の上に表れる幾何学模様に心がハッとします。だんだん形になっていき、色が重なっていくと本当にきれい。「ああきれい」といいながら糸かけ。ひとかけひとかけに宇宙レベルの感動。最後は太い金色で八芒星。

作るのも眺めるのも楽しい

わたしは絵心がなく、絵を描くことは好きでもありません。器用でもないし、自分に美しいものが作れるなんて考えたこともありませんでしたが、コスモサークルはそれをたやすく覆してくれました。悪い組み合わせなんてない、簡単に美しい模様を見せてくれる。

出来上がったコスモサークル、安定したかたち。
何か一つだけ、じゃないバランスをもってそれぞれをきれいに広げたわたしを作る1年にしたいと思いました。


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