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癒しの教育空間~神講師の神業

吉祥寺にあるV-net教育相談事務所の内装はダークカラーを基調としており、よくある塾のように白い無機質な会議用机やいかにもの金属パイプやプラスチックの椅子がありません。ウッディなテーブルと椅子、ひょうたん型の高性能スピーカーからはクラシック音楽が流れ、暖炉を模したストーブ(熱くならずに炎を映し出すこともできる)、毎度進化していく大型水槽、ベランダにはうっそうとした植物、そうそう壁を見回すと時計はなく、数々の絵画。

今日は音読サイコロ暗算道場のイベントでした。
神講師大澤先生の神業を見ました。

4月に西荻窪から今の場所に移転し、少しずつ進化してきました。子どもたちは毎週入ってくると水槽に砂が入った!水草が入った!などと驚き、暖炉もどきのスイッチをカチャカチャして、ベランダに出てみたり。
子どもを飽きさせない仕掛けが施されているブイネットですが、それは大人にとっても同じです。8月は音読道場が休みだったので今日久し振りに行ったらビル前に看板が。

ある先生の奥さまが製作したそう✨

階段を上がり始めたら目線の先にしゃれたポスターが。ポスターの周りはDIYが施されています。階段という幅が狭い空間にマッチしていて思わず写真を。

DIYは松永先生によるもの

入って水槽を見るとネオンテトラが以前よりも我が物顔で気持ちよさそうに泳いでいます。そしてその上には松永先生のブログにも乗っていた虹の色彩の絵画。

音読イベントは撮影部隊入り、大澤先生が参加した子らの反応を注意深く見ながら進めていきます。時々親御さんに大澤先生が勉強してこられたモンテッソーリ教育の側面から子どもの特性について説明があり、それゆえこうアプローチするといいと実演してくれたり、わたしたち指導者にとっても大変ありがたいレクチャーでした。

実際大澤先生の子どもを見る目はとてもやさしく、時には厳しいお兄さんになります。今日は5歳の男の子が参加していて、まだまだ「イヤだ」の盛り、「こうしよう」というと「イヤだ」となります。もう一人の小3男子も負けじと「イヤだ」となります。先生は強制することなくその「イヤだ」を受け入れ、「じゃあこうしよう」、「イヤだ」、「じゃあおれがやる」、「ダメ」とやり取り、結局大澤先生が始め指示した通りになりました。
まるでカロムボード、またはビリヤードのよう。一見全く関係ないところに球を打ち込み、パンパンと跳ね返って狙ったボールが落ちる。

大澤先生は集中が切れてむずがる男子のお母さんに、「こう抱えてあげてください」とジェスチャーで伝えたり、なんだかんだコトが収まっていきます。

辺りの空気を穏やかにし、でもふたりの男子にその年齢にしてはかなり高度なサイコロ暗算をさせている。

今日も大澤先生の神業を目の当たりにしました。

そしてビル前の看板に書かれていた「癒しの教育空間」の文言。
子どもたちが来るのが楽しみな場所。時計のない場所。
でも古典音読で物事の了解能力が上がり、サイコロで計算が鬼速くなっちゃう場所。

こんな素敵な場所と関われて幸せ、そしてふさわしくなりたいと思いました。


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