遊びを忘れた現代の子ども~スマホとYouTubeの害
久々にがみがみと怒ってしまいました。
帰宅後すぐに「将棋をやるね」といい、夫のお古のスマホをいじって将棋ウォーズという将棋アプリを使って対局を始めた息子。
将棋をしたいんじゃなくてスマホいじりたいんじゃないの?
ソフトバレーから帰ってきてオンラインの用事を終えた後、Youtubeを見始めた息子。
品のかけらもない、芸術性ゼロの聞くのも嫌なもの見てる。いらいら。
夕飯を準備してる時、「サムスって知ってる?」と聞かれ、「知らない」と答え、「サムスってなに?」と聞く私に、「わからないなら話にならない、もういい」と切り捨てた息子。こちらが不快を表明しても何も感じない様子。
くすぶり開始。
夕飯後、気を取り直してマンガを読んでいるところに声をかけ、いっしょに古典音読を始めたが、読めていないところのやり直しをさせようとしたら、食ってかかってきてテキストを投げた息子。
ドッカーン!
「ぼぼくんは偉そうなこと言ったってYoutubeとかスマホのゲームとマンガで時間をつぶしているだけじゃない!」
「何かに頼らないと何もできないの?自分からやりたいことってないの?」
現代の子供を取り巻く環境。私が子供の時にはスマホもYoutubeもなかったし、私の家は漫画も禁止でした。手に取れる環境だとこういうことになる。
古典音読のテキストには「梁塵秘抄」が入っています。
遊びをせんとや生まれけむ
戯れせんとや生まれけん
遊ぶ子どもの声聞けば
我が身さへこそ揺がるれ
遊びをしようと思って生まれてきたんでしょう?
戯れごとをしたいと思って生まれてきたんでしょう?
遊ぶ子どもの声を聞けば
自分までもが遊びたくなってしまう
何ともほほえましい光景が目に浮かびます。
以前息子はこれをそらんじて私をのぞき込みました。
スマホゲームやYoutube、マンガは「遊び」でも「戯れ」でもない、ただの「受け身の行為」です。
遊ぶことを忘れた現代の子。何ともホラーなお話です。
その後涙声で「大鏡」を読む練習をした息子。
明日の午前はフリーなので、息子をそういう受け身グッズから遠ざけなくてはと心に誓う母でした。
そして弁明をひとつ。
導線があってのドッカーンなので、音読道場でこんなことは決して起こりません。安心して音読体験会にお越しください♬
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