見出し画像

相転移~午前も午後もカタカムナ

息子がオンライン通塾している塾「探究学舎」では地球シリーズが展開されていて、土曜日も地球惑星科学者の館野繁彦氏こと、しげちゃんによる授業を受けました。しげちゃんは授業冒頭で「みんな今週相転移できたかぁ~?」と呼びかけました。先週習った相転移(そうてんい)、鉱物などにギュッと圧力をかけると1段階密度が高くなり、色が変わったりします。その変化を「相転移」と呼ぶようです。

ふうむ、今週私は相転移できたかしら。と昨日しげちゃんの問いを聞きながら思いました。

日曜日の今日、午前は東京駅近くの会議室で、音読道場がありました。今日は指導者として男の子と一緒に基礎発声をし、カタカムナを読み、サイコロ暗算をしました。息子を見ていてもわかりますが、一定時間子供を何かに惹きつけることはなかなかチャレンジング。嫌いにさせたくない、この子と分かり合えるポイントを見つけたい、そしてお子さんをここに連れてきたお母さんの願いもわかる。3人の気持ちがぐるぐるマワリテメグった時間でした。それにしても、頭の中で一生懸命計算中の子供の顔、大好物です。動きは静止、視点も一点を見つめて考えている、なんて可愛いんだろう♡今日の彼にもまた来てもらいたい。もっともっと子供に寄り添い、彼らを主役にして指導を進めていきたいです。

午後は一緒に東京道場に入っていたしゅりさんと浦和に移動、14時から音読道場さいたま支部の体験会でした。こちらの参加者は1名、しゅりさんのお友達でした。とっても素敵な方で、役者さんにアクティングコーチをされているそう。また芸能の仕事を目指す子たちが通う高校で発声の指導もしているそうで、そこで現代っ子の日本語に危機感を感じていらしてくれました。最近の子たちの言葉は母音がおろそかになりがちで、アクセントがないはずの日本語なのに、強弱をつけ子音が強調されるような特徴があるそうです。「ざーっす」なんかもその一例。
そんな話を聞いて、われらがさいたま支部は奮い立ちました。私たちが伝えたい松永式カタカムナ音読法は母音の発声がとても大切ですから。

母音と子音の発音の仕方を伝えながら、一緒に発声をしました。うん、楽しい。それからカタカムナ。3人で声を合わせます。ユニゾンが響きます。大人の方なのでサイコロ暗算はやらず、先に進みました。私の一押し、古今和歌集を読みました。1音1音切って読んだり、すらすら読んだり、ののしるように読んでみたり。大の大人が腕を振り回しながら古典を熱読、堪能しました。こんな楽しみがあろうとは。

今日、午前午後と日本語音読指導者としての仕事をし、悩み楽しみました。
ぎりぎり今週、しげちゃんの問いに答えられます。

「相転移しました~!」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?