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深呼吸してアイウエオ

今日は東京駅で音読道場体験会があり、見学に行ってきました。
3日続けて音読関連の予定、毎朝早くて寝不足気味です(^^; それでも気持ちが充実、今朝も洗濯物を干しながら母音の発声練習。私は喉が弱いようで、大きな声で話したりするとすぐ喉が痛くなってしまいます。これを克服しないと指導者としてやっていくのに不安があると思い、いろんな声を出してたら、ワントーン声を低くすると楽なことに気付きました(^^; あら、こんなに簡単なことだった、これに気付けなかったことに日ごろの練習が足りてないかなと反省。。。

東京駅会場は京橋に近く、窓から見える向かいのビルは植物があしらわれ、緑の景観、まさに都会のオアシス。
数組の親子を迎え、まず主催の前田先生から母音発声の指導。松永先生の右腕である前田先生は子供たちをいじったり突っ込んだりして(言葉でですよ)、あっという間にアイウエオを夢中になって言わせてしまいました。鮮烈。

その後、子供たちは日本語音読指導者たちから子音発声を学びました。
かーきーくーけーこー、さーしーすーせーそー、あーかーさーたーなーなど部屋中に声声声。同期の方々の熱心な指導に胸が熱くなりました。
子音発声のあとはサイコロ暗算の体験。子供たちはサイコロを見たら触りたくてうずうずしています。そして各自に合わせて掛け算組と足し算組に分かれ、ころころと転がしたいくつかのサイコロの目をすべて足す、掛ける子供たち。サイコロを見つめ一生懸命考えている。見守る指導者、そしてうずうずとアドバイスしたげな親御さん。多くの子が嫌がる暗算。楽しくサイコロ転がしてしまったばかりにその計算を頑張る子どもたち。サイコロの魔力を目の当たりにしました。
そばにいたお母さんはお子さんが積極的に発声やサイコロ暗算に取り組んでいる様子を見てうれしそうでした。そして慎重に「また来たい?」とお子さんに尋ねていました。お母さんは前向き、お子さんを見ていて感触がよいのもわかったはず。でも押し付けたくない、自分の心を読んで答えさせたくないお母さんの想いが伝わってきました。お子さんは「また来たい」と返事、お母さんはとてもうれしそうにそして興奮気味に「これからも通わせてもらうことになると思います」とおっしゃっていました。今自分が対息子ではない教育現場にいることを自覚、そしてこんな瞬間を共有できたことを幸せだと思いました。

参加者が退室した後、今日のことを皆で振り返り、前田先生から今後の構想をうかがいました。この東京駅付近という便利な場所での音読道場を発展させることは当然のこと、そして前田先生はこのビルは窓からの風景が緑が多く好ましい、そして近辺に川が多いからいずれ作文を書くほどに音読が進んだ生徒が作文に煮詰まったときに探索に連れて行けると語られました。この東京のど真ん中で「便利」なだけでなく、子供にとって絶対によい自然を意識する。そして先生は目をキラキラさせて、見学に来た個人塾をしている男性に、月一で行っている焚火の話をしていました。

前田先生があっという間に子供たちの心を焚きつけたのは、音読指導のみならず焚火の経験もあってのことなのかも。

この週末、指導者としてデビューした同期生を見て、私の心にも勇気が湧いてきました。次の土曜は私も西荻久保のV-netで教えます。緊張よりわくわくのほうが大きくなりました。私も素敵な時間を持てるよう頑張ろう!

来週の勤務が心配で見学三昧の週末でした。もう大丈夫。豊かな時間を見させてもらいました。さあ切り替え!次は私の番。深呼吸して低めの声でアイウエオ、心ゆくまで練習しよう。

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