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老若男女をつなぐもの~パーティの夕べ

教育環境設定コンサルタントを名乗り、数十冊の本を執筆し、48年に渡り家庭教師を続けている松永暢史先生の本拠地、Vnet教育相談事務所はかつて西荻窪にありましたが、昨年吉祥寺に移転し、1周年となりました。

昨日はパーティでした。
先生の呼びかけで多くの関係者が集まりました。
生徒、社会人になった卒業生、生徒の親たち。
Vnetは一斉に授業を行う塾ではなく主に個人指導、子どもが置かれる教育環境設定が大事なので、親も多くかかわることになります。奥多摩での焚火の会では保護者も多く参加し、子どもたちが外に山登りに行っている間、囲炉裏を囲んで大人たちでおしゃべりしたり。

音読指導者仲間でもあるお友達のなおこさんと集まりしばしカフェでおしゃべりしてから会場に向かいました。
会場は人でごった返していました。未就学児から小中高生、卒業生である大学生や社会人、保護者達。置かれた軽食の中には手作りの差し入れがあったり。わたしはお菓子を持参しました。
何人か知っているお母さんがいたので一緒におしゃべりしました。
顔見知りの子どもも増えてきて、皆開口一番「ぼぼすけは?」、誘ったのに来なかった息子にもう少し粘ればよかったと思ったり、息子が居場所を作っていることに嬉しく感じたり。

しばらくすると、英語の先生による音楽会が始まりました。
ギターを抱えた先生、ウクレレを持った女子生徒2名の弾き語りです。
英語の歌詞が心地よく、小さな子が踊りだし、皆も手拍子しながらその可愛らしい舞にくぎ付けでした。

あぁいい雰囲気。
音楽会が終わった後も、一部の卒業生や生徒がギターを抱えて演奏していました。息子と同じくらいの子たちがひとりの大人に「ギターを教えてくれ」とせがんでいました。頼まれた大人も快諾、彼らと連絡先を交換して瞬く間にギター教室が成立しました。
奥多摩に行くといつも卒業生や先生の誰かしらがギターを弾いていたり、夜は数々の打楽器を子どもたちがたたいているようです。

人類始まって、衣食住の欠かせないこと以外の時間は音楽だったといいます。夜、焚火を囲んで楽器を演奏し歌って踊る。昼間も作業するにも歌があったり。人として生きることのコアに音楽がある。

どこかから流れる音楽に身をゆだね、自分の子に合うことを探し求めて「ここだ!」とVnetにたどり着いた大人たちがおしゃべりに花を咲かせる。親に連れてこられて「ここならいい!」と伝えた子どもたちはキャロムボードに興じたりギターを弾いたり、先生とおしゃべり。

松永先生も穏やかな表情で目を細め、周りを見渡していました。
9時前に先生にご挨拶して会場を後にしました。

昨日あの場は外から見ても光っていたのではないか。
そんな風に思える素敵なパーティでした。

よかった、ありがとう。

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