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BtoB広報1年目のTwitter活用法

この記事は、「#PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2022」の12/18の記事です。

こんにちは!AIを使ったテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」で広報・コミュニティマネージャーをしている たがみ と申します。
今回、初めてPRLTのアドベントカレンダーに参加させて頂くことになりました。

私の入社時の状況と、何を書くか

私が株式会社MagicPodに入社したのが昨年11月なのですが、それまで弊社はエンジニアしかいない会社だったので、私がTwitterの運用に加わる前まではCEOが運用して一人で運用していました。

私自身、企業のSNS運用というのは初めてなのですが、手探りで勉強しながらもなんとか1年が経ったので、自分が普段どのように運用しているかまとめてみようと思います。

世の中には「フォロワーを増やす方法」や「BtoC向けのTwitterテクニック」といったノウハウや情報はたくさんあるのですが、私たちのようなBtoBかつスタートアップだと、そこまでSNSにリソースを割けないことも多いと思います。
そこで今回は、

・急に企業のTwitter運営をすることになった方
・ひとり広報
・スタートアップや中小企業のTwitter担当者
・BtoB広報の方

に向けて、「まずはこんなことから始めるのが良いんじゃないか」という記事を書いていこうと思います。

個人アカウントと企業アカウントの役割整理

まず決めたのは、アカウントの役割分担でした。
MagicPodの場合は、MagicPod公式アカウントの役割をMagicPodに関わる「正確な情報発信」に絞りました。並行して、私の広報個人アカウントを作成し、こちらの役割を「情報収集と拡散、コミュニケーション」としました。

会社のアカウント(@MagicPodJP) 
役割:MagicPodに関する正確な情報発信
すること:定期的にMagicPodの情報を発信する
しないこと:ほかの人へのフォローやリプライ、MagicPodに関係のないツイート
個人(広報・コミュニティマネージャー)アカウント(@TagamiJunko) 
役割:情報収集と拡散、コミュニケーション
すること:いろいろな人とつながり情報交換する、個人的なキャラクターの出る情報発信、積極的な交流
しないこと:MagicPodに関する情報は、会社アカウントのツイートをリツイートする

個人アカウントの方は、ユーザーさんはもちろん、「ソフトウェアテスト関係者」「広報」「コミュニティマネージャー」「人事」の方を中心にどんどんフォローしたりコミュニケーションをとっています。

アカウントの管理方法

弊社の場合、Twitteのアカウントはメインで私とCEO、イベントなどの盛り上げる必要があるときにはCSメンバーやセールスメンバーにも入ってもらっています。そのため、ツールとしてはTweetDeckを使用しています。

TweetDeckを利用すると、一つのアカウントを複数名で管理することができます。ツイートの時間予約もできるので便利です。

また、会社のアカウントで個人的なツイートをしてしまう…というという失敗を防ぐためにも、私は自分のスマホでは会社のTwitterアカウントにはログインしないようにしています。また、会社のアカウントからの発信は、リアルタイムツイートは控え、時間予約にしています。スマホで触れないのは多少の不便さはありますが、想定外のツイートをしてしまうリスクを考えたら、自分にはこの方法が合っていると感じます。

エゴサーチ

エゴサーチは重視しています。プロダクトに関するすべての意見が大切ですし、有難いことにMagicPodはユーザーさんが思いがけずブログでご紹介下さったりカンファレンスでご紹介くださっている機会が多くあります。
そのため、MagicPodでは「MagicPod」に関するツイートを自動的に会社のSlackに通知するようにしています。(優しいテックサポートメンバーが設定してくれました)
IFTTTを使っていて、指定するキーワードを見つけると自動でSlackのegosearchチャンネルに通知してくれるので、私以外のメンバーも常にそうした情報を目にして開発の参考や励みにしています。MagicPodに関する疑問をツイートされている方がいる場合は、なるべく私かCSメンバーから回答しています。(急に中の人からコメントがくるので驚かれることも多いですが、喜んでいただけることも多いと思っています。「問い合わせするほどではないけど解決したら嬉しい」情報にリーチできるので、おすすめです。)

こんな感じで常にMagicPod関連ツイートに触れています

情報収集

Twitterは情報収集にも大いに役立っています。TweetDeckを活用すると、1画面でいくつものキーワード検索をすることができます。
私の場合は「MagicPod」「テスト自動化」「ソフトウェアテスト」以外にも、競合企業に関するツイートもほぼ毎日チェックしています。また、アワードや登壇、スポンサーしたいイベントに関してもキーワードを入れておくことで、募集開始を見逃さないようにもできます。朝業務の開始時にざーっと目を通すようにしています。気になるワードに関する世間の反応やトレンドをインプットしてから仕事に入ることができるのでお勧めです。すべて無料です!

10個くらいのキーワードを入れていて、朝チェックしています

分析

分析にはあまり時間をかけていませんが、Twitter Analyticsを眺めています。

こちらも無料で各月のTweet数やインプレッション数、プロフィールを見た人の数などを見ることができます。年末なのでざっと比較してみたところ、私が運用する前後で、平均ツイート数が約1.4倍、平均インプレッションが1.7倍になっていました。
また、その月のTOPツイートも一目でわかるようになっています。ざーっと眺めながら、「インプレッションが高いのは画像付けたツイートばっかだな」とか「このツイートは意外と伸びないのね」なんて参考にしています。2022年のMagicPodのTOPツイートはこちらでした。

以前PRLTでもライトニングトークでご紹介させてもらった「ソフトウェアテスト関係者くらいしか使わない絵文字」のツイートでした!(あとちょっとで1000いいねなので、よかったら「いいね」してもらえたら嬉しいです!)過去の発表資料もおいておきます。

これからやっていくこと

今後については、引き続き会社のアカウントと個人アカウントをこのまま運用していきたいのに加え、グローバル向けのアカウントも新しく作ったので、今後はもそちらも一緒に運用&伸ばしていきたいと思います。日本のTwitter文化とグローバルでは違うと思うので、今から勉強です!来年は、グローバルでのSNSに関してまとめられるほど知見が溜まっていたらいいな。。
せっかくなので、最後は始めたばかりの会社のグローバルTwitterアカウント貼っておきます。(まだフォロワー7人!笑 ここからがんばってきます!!)

最後まで読んで下さりありがとうございました!初めてのアドベントカレンダーだったので、ほかの方の記事が公開されるたびに「自分のはショボすぎる内容ではないか!?」と不安になりましたが、なんでも挑戦してみることが大切!ということで思い切って公開しました。

明日の記事は アクセルラボ広報 濱口凪沙さん です!



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