タロットを始めるにあたり、解いておきたい「誤解」
こんにちは。
タロット/数秘術鑑定士、
潤心です。
今回は、タロット占い初期にありがちな、
「誤解」をついてです。
良いカード、悪いカードって、
ついつい、一喜一憂してしまうのですが、
良いカード、悪いカードって、
なんだろう?
みなさん、
タロットの良いカードって、
どのカードかと思いますか?
・太陽?
・世界?
・女帝?
・運命の輪?
・星?
え!、
あのカード以外なら良いカードなんじない?
そのカードってやはり
・死神
・塔
・悪魔かな。
つまり、悪いカードって位置づけだよね。
「タロットって、死ぬって言われるんでしょう?」
と聞かれたことがあります。
死神のカードの事なんですが…。
当時は私もタロット初心者でしたから、
驚きのあまり、
うまく説明は出来なかったのですが、
今ならね、
いやいや、あのね、
死神出て、死んでましたら、
日本列島、無人島なってまっせ!
と言ってます。
現在はタロット愛好者も増え、ここまで極端な誤解は存在しないかと思いますが、
死神や悪魔など恐怖心をかきたてるカードに絶望を示す人は多いと思います。
タロット占いがこの世にある限り、
この先も永く続く誤解でしょう。
しかし、
これらは本当に悪いカードになるんかな?
そもそも悪いカードってなんだろう。
死神で具体的に見ていこう。
まずは、そもそも、死神ってなに?
基本的に、死神は悪い存在として扱われる事が多いが、死神には『最高神に仕える農夫』という異名もあり、この場合、死神は、「死を迎える予定の人物が魂のみの姿で現世に彷徨い続け悪霊化するのを防ぐ為、冥府へと導いていくという役目を持っている」といわれてる。
ウィキペディアより
さらに、同じくウィキペディアより。
多くの文化では、その神話の中に死神を組み入れている。人間の「死」は「誕生」と共に人生にとって重要な位置を占めるものであり、性質上「悪の存在」的な認知をされているが、殆どの場合死神は宗教の中で最も重要な神の1つとされ、最高神もしくは次いで位の高い神となっている場合が多く、崇拝の対象にしている宗教もある。
この場合、単に死神崇拝といっても「絶対的な力を持つ神」の能力の一部に「生死を操る能力」があるなど、いわゆる邪教崇拝だけではない点に注意するべきである。穀物生成や輪廻転生に関連付けられる地域では死と再生の神々として捉えられることもある。
タロットにおいては、
死神は「停止」や「損失」などのキーワードもありますが、「変化・変容」には「生まれ変わる」必要があり、再スタートを促しており「死からの再生」や「やり直し」と捉えることが出来ます。
また、死神のカードを護符として使うことも稀にあるそうです。
(悪い縁、ものを断ち切るなど)
いやぁ、
「死」なんて、言っちゃてますから、
誤解されちゃうんですよね。
神なんですよね、神!
ネ申ですよ。
悪魔、塔もこれに同じで、堕落や破壊を告げるのではなく、戒めのカードなのです。
また、これらのカードを始め、思わしくない結果を告げられても、戒め・教訓として己に命じておけば、危機も最悪の事態も避けれます。
(転ばぬ先の杖ってこと)
占いは、
未来予想ではなく、将来の可能性のひとつに過ぎません。
このような偏見は、
実際のタロットリーディングにかなり影響してきます。
また、セッションで他人を占うことを目指すならば、外しておかなければいけないブロックです。
【たろりんぴっく】では、
前回のブログで書いたように、
意味を丸暗記するのではなく、
何が描かれているのか、何を伝えているのかを読み取るに視点をおき、的を得たリーディングにつなげるワークを行います。
タロットにもっと親しんでいただき、
偏見なく楽しんでいただけると思っています。
では、またの更新まで。
潤心
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