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ファッションを死なせない。服を選ぶより先に、どう生きるか。コロナ共存時代、真に求められること。

コロナと共に、アパレル界は次々倒産に追い込まれている、そんな中、今後についての思いと見解。私はファッションを死なせない、という覚悟。

◆服を選ぶより先に、どう生きるか?

もう、雑誌やブランドに振り回されたり
誰かに用意された答えに疑問も持たず
真似したり表面的な似合うで満足する時代は終わったと思っています。

「自分で」きちんと
着る服を選びきる時代に入りました。
とても本質意的な時代がやってきたのです。それは、何を着るかよりも先にどう生きるか。

◆真に提供側とユーザーが繋がるということ。

これからは、大きなものの圧力や流れについていく必要もなく、、
また大衆の価値は落ちていくでしょう。
大衆はそれぞれの価値観や生き方によって解体され
そのニーズにこたえられる人、企業が生き遺り、新たに求められるはずです。

心を捉え、ほんとうに必要とされるコンテンツ、サービス、もの、こと。
みんながやっているから自分も とか
服で言えば みんながこんな感じだからそれを着る とかそういう次元では、今を逞しく、しなやかに生きることはできません。

真の自分で在ることと社会的繋がりのバランス、素の自己表現と社会的立場やソーシャル(背景)の両方に適う服を、自分で考え構築できること。それをかなえるサービスや商品を持っている人、企業としか、ユーザーは繋がり意味を感じない世界になります。

アパレルが死んでいったのはコロナのせいだけではない。
あらゆる服に携わる人間たちがもっと早く、気づいていたのに具体的な策を練らず またユーザーを大切にしなかった代償が今、現代なのです。

◆生き方と内面のリンク。外見の特徴は最後でも遅くない。

私はコロナ以前から、パーソナルスタイリングサービスを行うにあたり、クライアントの表面的な外見以上に、生き方や内面を重視してきました。冒頭の写真のようにテレビでタレントさんをビフォーアフターする際でさえ、服を着せる前にカウンセリングを行い、どんな人で在るか?を対話の中から惹きだし、服に変えてきました。画像は対話の様子。なのでお会いしたことがないタレントさんでも、一体この方の本質は何かに向き合い、その説明をさせて頂いています。例えばこれは ヒルナンデスにて友近さんをスタイリングしたときのもの。実際にはお会いしたことはないタレントさんでしたが、結果的に、ご本人に着てみたいスタイリングとして3人の中から選んでいただきました。(スタイリスト2名、ジャニーズの中間さんと参戦)この際も、友近さんの内面を現すスタイリングであることをテレビで説明し、「友近さんはこういう方なのではないか?」という話には、ご本人真摯に耳を傾けて下さっていました。H&Mがスタイリング会場だったので、全身H&Mにてコーデ。

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◆服装教育の必要性。

また、サービスを提供するだけではなく【教育】には大きな比重を置いてきたのは、スタイリストの頼るだけではなく、自分で構築、選べるようになることを目指していたからです。自身でそれが可能になったとしても、プロは更にその先にいるという図を考えてきたし(そう在るためには日々が大事)サービス、学校、商品共に、顧客と繋がる真の価値を追求してたのです。

今後スタイリストも【服を選べる人】という位置づけではなく、服を通じて、ライフスタイル全般や生き方そのものがクライアントのヒントや指標、勇気付けや希望になるという必要性。そして絶対にフェイクでないこと。

そんな時代が始まったいま、
人間である以上、【衣】はなくてはならないものでありながら、着ていく場所すら失いつつある現代、自分で必要なものをきちんと選べる人間になるために「何を着るか、の前に、どう生きるか?どう在るのか?」に向き合うことが必要不可欠。またプロは、すべての人が 今ファッション熱が下がっているとしても、ファッションを死なせないと本気で思う心と行動がどれほど伴うのか?自分自身にも業界にも問いたいと思う。

画像は、NHK教育番組にて、高校生に服装を指南の図。やはり彼女が高校生であっても、自分の内面と生き方について考えてもらった。

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服を死なせない=人を死なせない。私はそのために真に必要なコンテンツを提供していこうと思う。




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