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ラベンダーとナイチンゲール/アロマテラピーの神髄ってこういうことかもと思ったお話し

こんにちは

花粉症についての話しがそのままになっていますが、それはまた別の機会にしまして、今日はラベンダーをきっかけに、アロマテラピーってそういうことなのかもと思った話をしてみたいと思います。

ちなみに、この写真は15年ぐらい前の北海道の富良野のラベンダー畑に行った時のものです。時は7月上旬。
観光バスでラベンダー畑に向かったのですが、ガイドさんがあの辺りですと指をさされた方面をみたら、山のある部分だけが紫色に染まってて。わあああ あそこかと思って、ときめいたことを思い出していました。

というわけで、ラベンダーの話しですが、今日はラベンダーの効果効能のような話しではなく、ナイチンゲールにまつわるラベンダーの話です。
実はこの話を聞いたときに、かなり衝撃をうけまして、もうわたしアロマテラピーしなくてもいいかも正直思いました。

ま、でも辞めてないですけども、ならばなぜアロマをするのかとか、アロマテラピーってなんなんだろうと、もう一度考えるきっけになったそんなお話です。

前置きが長い。
さて、みなさんよくご存知のナイチンゲール、看護師としてクリミア戦争に従軍し、そのときにアロマテラピーを使ったということが文献に残っているそうです。そのときに、どんな風に使ったかというと、
ラベンダーの精油を傷ついた兵士たちの眉毛につけたと書かれているそうです。

みなさま、よかったら、ここで少し想像してみてほしいのです。

もし、あなたが戦場で負傷し、ベットに寝ている兵士だとしたら。
誰かがそのベッドにそばに立ち、そっと眉毛に触れてくれた。
その後にほんのりと香りが漂って、その香りがあなたを包んだら。


どうでしょうか。

安心しただろうなとか、涙がでたりするかもと思ってしまいますが。
癒されただろうなと。

で、もうひとつ、なぜナイチンゲールはそんな使い方をしたのだろうと考えてみると、
ひとつは、眉毛は鼻に近いから香りやすい、他には、おでこや頬に直接皮塗るよりも毛がある分、皮膚への負担が少ないこともあるな、あとは眉毛にちょんちょんってつけるには、かかる時間もわずかなので、やりやすかっただろうなと。

平等に、安全に、材料はこれだけ、その中で苦肉の策で編み出したというよりも、どちらかというと勝手に手が動いてそう使ったのではないかなと思うと、アロマテラピーって、そういうことなんじゃないかなと思ったんですよね。

どの精油が、どういう効能だからとか、こういう使いかでないといけないとか、そういうことでなくて。

いまは、いろいろ精油が手に入り選べることはとても、幸せなことなのだけど、それがゆえに、小さなところばかり、こだわって、こういう大きいところを見てないのかもと。
似たようなことで言うと、同じアロマテラピーをやっているにもかかわらず、協会が違うと精油の使い方や希釈濃度が違うから、これはいいとか違うとかも同じで。

もちろん、その植物が持っている力を生かすには、○○のときには、○○の香りというのもあるけれど、このナイチンゲールのラベンダーの話しは、もっと大元のところの、植物の香りをあなたはどう使いますかという神髄を言ってるような気がして。

もっと大きくもとらえてみてって、言われているような気がしました。
こういうことをお腹の奥底にでも思いながら、一つ一つの植物たちのこと知ると、もっと植物と仲良くなれたり、アロマやハーブも使えるようになるのかなと。

きっとこのブログを読んでくださる方は、アロマとか植物が好きな方が読んでくださってると思うので、わたしはとても揺さぶられたんですが、みなさまはどんな風に感じられますか。


ではでは、
また次回に

ラベンダーが蒸留されているところ

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