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どくだみチンキを作ってみよう!~ドクダミ活用法~

(追記しました)ドクダミの葉を収獲する時期を追記しました 2023.5.5

なかなかアロマの話を書かないアロマセラピスト松田純子です。
というのも、1年で今しかできないこと。
ほらきた、いまです、今ですよ!といわんばかりの植物ごと(梅仕事など)が、次々にやってくる時期のため、
優先順位の高い順でご紹介しております。次回はアロマの話を。


さて、本日の主役は、ドクダミです。
みなさまドクダミには、どんな印象をお持ちですか?
ただの雑草という方も、変なニオイがする草という方も、草取りしても終わらない印象の方もいらっしゃるかと思いますが。
そうです。
どこにでもはびこる。相当に、強い、雑草です!


しかしその強さ、裏を返せば、
植物として生きる力が強い=薬効があるとも言えます。

それを、うまく言い表しているのが、ドクダミの別名。
その名も、十薬(ジュウヤク)です。
“10個の力をもつ薬草”という名を持っています。

ほら、ただの雑草と思えなくなってきたでしょ。


ドクダミは、病院に行くことがままならなかった昔から、民間薬として重宝されてきました。例えば、
・葉っぱを揉んで、傷にすりこんでみたり
・お茶にして飲んだり
・痔の時には、葉を揉んでおしりに挟んだまま寝たり。。。
最後はチョットあれですが、本当にすばらしい力がある薬草です。



そのドクダミ、いまが収穫時なのです
(福岡県の話なので、お住いの所で若干違うかもしれませんが)
そこで、今日は簡単なドクダミ活用法を2つご紹介いたします。


① お茶にしてみよう
作り方
・葉を刈り取り、逆さに吊るして陰干し
・枝がポキッと折れるぐらいまで乾かします
・収穫時期 花がまもなく咲きそうという時に摘みましょう(下写真)

飲み方
ドクダミ単品でいれると、独特な香りがしますが、
他の茶葉(黒豆茶や麦茶など)と一緒に煮出すと、香ばしくてとても飲みやすくなります。イメージは「十六茶」です!

肌がきれいになるお茶です
ドクダミ茶、肌がきれいになりたい人に向いているといわれています。
また昔から、妊娠中に飲むと、生まてくる赤ちゃんの肌もきれいになる
ともいわれていますよ。

摘むのが面倒な人は
お茶屋さんや道の駅などの野草茶コーナーに売ってあります!

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② ドクダミチンキを作ってみよう
  

作り方
・葉または花
 〇葉だけで作る場合:
 (葉を摘む時)花芽が膨らんでいるが、花がまだ咲いていない時
 〇花だけで作る場合:
 (花を摘む時期)咲いたばかりの花を摘む、できれば午前中がよりベスト
・40度程度のアルコール(ウォッカや焼酎など)に漬ける
 割合は、花が浸るぐらいの量
・約3ヶ月程度漬ける(1か月ぐらいから使えます)
・濾して保存すると、長期保存が可能です
(まずは1年で使い切れる量で作ってみるのがおすすめ)

使い方
〇入浴剤として
〇かゆみ用のローションに(2~4倍に水で薄める)
 ・虫刺されのかゆみ止めに
 ・あせものときに
 ・乾燥すると、肌がかゆくなる方にもおすすめ
  ※はじめは3倍ぐらいに薄めてみましょう
〇手作りコスメの基材に
 私は手作り化粧水に、少量加えて使ったりします

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写真手前↓ 漬けて1年経ったものです。
講座の見本用として、漬け込んだままにしているものです。
漬け込んで3か月位たったら、濾して保存する方がおすすめです。
そのままだとおりがでたりします。使用には問題ありません

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梅仕事は有名ですが、ドクダミ仕事もおすすめしたい!

梅雨前にしておくと、夏のお肌の味方になること間違いなしです。
ドクダミ活用法2種も、よかったらお試しくださいね。


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さいごに一つ。
ドクダミ あそこに生えてはいるけれど、犬が散歩するところだよなあ。
犬のおしっこが気になるなあと思った、あなた。
薬学博士の故村上先生に教えてもらったことでとても好きな言葉があります。「犬のおしっこよりも、農薬の方が怖いですよ。洗えば落ちるものと落ちないものと、フフフ。まあ、かかってなさそうなところを選んでね。」

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