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『安』

今年の私の漢字

安心・安穏・安楽・安音・安全・安定を思って。

goo辞書より

年末、10日間くらい風邪が長引いた。段々と酷くなり立つことも座るのもしんどい。買い置きしてあった抗原検査するも陰性。
フラフラで次女ちゃんのトイレ介助で次女ちゃんを落としそうになり転んで自分がアザだらけになった。
友達が年末の買い出しに車を出してくれると言ってくれたけれど、家でもそんな状態で買い物で歩くことはできないので丁重にお断りして、お正月はやらないことにした。

なぜかずっと危ない状態だった次女ちゃんが12/30頃からメキメキと元気になった。
思い返せば前日、鼻に餌が詰まって固まっていると気付きキレイに取ったら鼻で息ができるようになり、顔を上げたまま口呼吸で目も開けたまま眠れずにいたのが、口呼吸ではなくなり頭も下がり、枕に頭を乗せ目を閉じてゆっくり寝ていた。
起きると「ごはん食べる!」と近寄ってくる。
手だけで家中を歩いている。
それまで私のベッドで一緒に寝ていたが、動き回るのでやめて三女ちゃんとコタツの下で寝かせることにした。
コタツ布団は床に敷いてある。

嬉しかった。とってもとっても嬉しかった。

自分でお水も飲みに行くし、パテとちゅ〜るとお薬もパクパク食べる。トイレの前まで行き「トイレお願いします!」と見ている。

今朝も元気だった。早起きのオトンが「さっきお水飲んだよ」とニコニコしている。
それからも元気に動いていた。

夕方、急に動かなくなった。
お水をあげたらほんの少し飲むと力がなくなり、器の中の水に顔を突っ込んだ。鼻の水を抜く。もちろんちゅ〜るは舐めることもできず、ゆっくり寝ているのではなく、グッタリ力なく寝ている。
寝ているのか、倒れているのか分からない。
温かい毛布を掛けていたので外して体を見る。お腹はバクバクしていない。
心音を聞く。今までのように「ドクドクドクドクヒューヒュー」は聞こえず、静かにゆっくり「トクットクッ」と聞こえた。

私はどうしたら良いのだろう?
こういうことは何度もあった。
でも奇跡的に回復していた。
今回も明日になれば回復するだろうか?
お水もちゅ〜るも無理だ。誤嚥になる。でも人間だって何日か食べたり飲んだりできなくなることもある。と自分に言い聞かせる。

私は今朝、やっと起きれるようになったのでオトンに買い物を頼み、ずっと食べてみたかった『牛すきカップヌードル』を買ってきてもらった。BIGだった。父娘で朝ご飯に食べる。「美味しいね!カップヌードルにしては高いと思っていたけど、それ以上に美味しい!」ふたりとも完食した。
次女ちゃんも元気で嬉しくて、手が止まっていた絵の続きを描き始める。
ぐんぐん進む。描き続ける。

次女ちゃんの様子がおかしいけれど、オトンは心配しつついつも通りに19時就寝。
涙、涙、涙、涙、涙。
今、私が次女ちゃんにしてあげられることは何もない。
一番喜ぶであろうことは、今私にしかできない「絵の続きを楽しく描くこと」だと思った。
寝ている次女ちゃんの横のコタツテーブルで描く。
頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ私。
楽しく描くんだ。楽しくなってきた。集中する。ぐんぐん進む。涙は止まった。
次女ちゃん少ししっぽを振って応援してくれている。

休憩。次女ちゃん良くも悪くも変化はない。
また涙が出る。ひとりで向き合うのってさ、どうしたらいいか分からないよね。自分に話しかける。

でも、ひとりで動物という家族と向き合っている人も沢山いるんだ。
私は頑張る。

『安』

明日の朝になったら「昨日はなんだったんだ?」とまた回復しているかもしれないよ。

『安楽』

介護で言えば、安心して楽な状態。それが今は一番良いのだろう。

コトバンクより

そろそろ休憩を終えて楽しく描こう。



読んでくださりありがとうございます! 嬉しくて飛び上がります♪ 私の心の中の言葉や絵を見て何か感じてくださればいいなと願いつつ。