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パブリックスピーキングの基本と極意①【スリーポイント・トーク】

パブリック・スピーキングの基本と極意 ①
【 スリーポイント・トーク 】

講演、講座のコンサル、選挙の演説などのブレーンなどもしてきました。まぁ、その道のプロの方のそばにもいた事もあるものですから。
一通り、県内各地の選挙も終わったので、ここで記しておきます。

《スリーポイント・トーク》
オーディエンス(話を聴く人達)が、話を集中して聴きやすくする為には、まずこの技術が基本で不可欠です。

やり方は簡単です。
例えば選挙の演説。

「私が当選したら、この街を変える為に行う、皆様への3つの約束を申し上げます!
まず1つ!……カクカクシカジカ」

と話す事です。

3つの事について話すよ、という前振りを最初に行う事です。
「一体いくつ聴かされるのだろう」と閉ざされがちな心の扉を、「あ、そのくらいなら最後まで聴いてやるか」という気にさせる下ごしらえです。

もちろん、2つでも1つでもいいです。3つ以内なら。
4つはギリギリ大丈夫。5つはシンドくなってきます。10はもはやハラスメントです。

スピーカーの方は熱意に溢れているから、10でも20でも話したくてたまりません。
何かの講座の講師の方も、その分野の事において知識が非常に豊富ですから、伝えたくて伝えたくてもう、どうしようもありません。

沢山話したい事が溢れている人は、オーディエンスに本気で届けたいなら、「何を話すか」よりも「何を削るか」なのです。

(※また、これは集中して聴かせるコツで、心を鷲掴みにして話に引き込ませるとは別の事です)

〜◆〜

もっと最悪なケースは、その話したい本題の前に自己紹介を長々と話す事。

以前、伝説のサービスマンの講演で、タイトルが「サービスレベルを上げて生産性を上げる!」という講演を聴きに行った事がありました。90分の講演でした。
ところが75分、自己紹介という名の自慢話。残り15分になって、本題の「生産性の上げ方」とやらを駆け足で講演していました。
きっとその時間配分が逆なら、本題の具体的な話が体に入ったのだろうけど、慌てて話す15分で体に入る物ですか。残念でした。

自分が何者なのか、みんな「わかってちゃん」だから話さないと気が済まないのか、不安なのでしょう。
ましてや有料で聴く講演なんて、本題のコアを聴きに行くのだから、自慢話などやめて欲しいものです。

何をしてきたか?より、何が出来るか?何をするか?ですね。

自己紹介など1分以内にしましょう。

そして仮に自己紹介は1分以内に終わらせたとしても、本題の話は3つ以内を守りましょう。

選挙演説で「私が当選したらこの街を変える方法をこれから話します!」と切り出され、50や100も聴かされたら地獄です。

※画像と内容は関係ありません。ですがこれで癒されてください😄

#パブリックスピーキング #講演 #講座 #演説 #プレゼンテーション #スピーチ

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